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アメリカの先進性と日本

ここ最近、「日本すげー、日本人天才」みたいな自画自賛が流行っている。
しかしながら、私は日本人というものが世界の中でも特段優れた民族でもなんでもないと思っている。

さっきNHKで昔のアメリカの発展のドキュメンタリーみたいなのをやっていた。
まだ日本が明治時代に欧米に追いつけ追い越せで必死になっていた時代に、既に高層ビルが立ち並び、白黒ではあるが「動画」を記録する技術まで持っていたアメリカ、それ自体も驚きだが、もっとも驚いたのは「週休2日制」がアメリカでは既に第二次大戦前に当たり前になっていたという事実だ。

「週休2日制」は日本でも今では当たり前だが、そうなったのは戦後何十年も経ち、高度経済成長も終わりを告げた「平成」以降である。
アメリカから遅れるとこと何十年だろうか。

日本が戦後に驚異的な復興をとげ、メイド・イン・ジャパンが高品質の代名詞となった裏には、こういう事情があったのだ。
つまり「週休1日」で「サービス残業」も当たり前だった日本と、「週休2日制」が当たり前だった米国。
賃金が日本の方が安いのに加えて労働時間が恐らくアメリカの2倍近くはあったはずだ。
もしかしたらそれ以上かもしれないが、単純に考えて1/2の給料で2倍の時間働く日本の企業とアメリカの企業で競争したら、日本が勝つのは当たり前というわけだ。
日本人がアメリカ人に比べて優秀なわけではないと言うことだ。
むしろそんな日本企業と、先にスタートして進んでいたというアドバンテージはあるにしろ、ずっと競争し続け、今も生き残っているアメリカの企業やアメリカ人の方がすごい、優秀だと言えるだろう。

ちなみにアメリカは日本が在日に牛耳られていると噂されるのと同じように、ユダヤ人に牛耳られているとよく言われる。
その歴史も見て取ることができた。
アメリカに世界で最も多く住んでいると言っても過言ではないユダヤ人は、もともとロシアに居たそうだ。
ロシア革命の混乱で、迫害されたためにアメリカに移民として大量に逃れていき、その中から今の世界的企業の創業者が出たとのこと。
なんかユダヤ人かわいそうみたいな述べ方だが、私はそう感じなかった。
なぜなら、ロシア革命は貧しい多くの人が自分たちから搾取していた少数の権力者・金持ち達を打ち倒したものである。
もしユダヤ人もロシア革命を起こした側と同じく貧しい人が多ければ、迫害されないわけだ。
しかしながら、迫害から逃れてアメリカへ渡ったユダヤ人移民の中から、マックス・ファクターという世界的な化粧品メーカーの創業者になるファクター氏というのが居たそうだが、彼はもともとロシアで宮廷付の化粧師、今でいうと「どんだけーw」で有名なikkoみたいな芸能人の衣装やヘアメイクなどをするスタイリストだったらしい。
つまり革命を起こした側のような貧しいものでなく、比較的豊かな人間だということだ。
第二次大戦中はドイツでも迫害されたが、第一次大戦の敗戦で多額の賠償を背負わされてドイツ人のほとんどが貧しい暮らしを強いられていた時に、豊かな生活ができた一部にユダヤ人が多かったのがヒットラーの方針に民衆が賛同した、あるいはユダヤ人迫害を批判しなかった理由であろう。

またアメリカに渡ったユダヤ人移民は、自動車や石油をはじめとして、既に多くの成功者・大企業があったアメリカで、成功するのにスキマ産業を狙ったとのことだ。
先の化粧品メーカーになった人もそうだが、映画会社がそうらしい。
しかもこの映画産業も、映写機を発明したエジソンに特許料を払わないで済むように、エジソンの目の届かない西部にわざわざ移住して会社を興したそうだw
それで出来上がったのがハリウッドなんだとw
まるで日本における朝鮮人を見ているようだw
というかユダヤ人って朝鮮人そっくりだわ。
ルールは守らないうえに人の役に立たない商売しかせず、貧しい多くの人から搾取する事に何の痛みも感じず、それでいて批判されると差別だ迫害だと世界に吹聴し、一方的に被害者面する。
全員がそうだとは言わないが、少なくとも今回の番組を見た限りでは、あるいは世界史をいろいろ調べて知った事を総合すると、こういう印象を持たざる終えない。

まぁそれはおいといて、日本がまだ明治維新で武装こそ欧米並みになったかもしれないが、多くの人は貧しい農民だった国が、農民どころか「週休2日制」で人生を謳歌しちゃうレベルまで豊かで進んでいたアメリカに、戦争ふっかけて勝てるわきゃないし、戦後に日本が欧米においつき、追い越し、資源は無い、国土は狭いという悪条件ながら先進国になれたのも、勤勉だとかそういうものもあるだろうが、それが主な原因ではなく、単に人の半分の給料で人の2倍働いたからだ。
だから日本人はすごくもなんともないので、いい加減自画自賛はみっともないからやめようぜって話。
アニメ・漫画に関しては確かに欧米より大幅に進んでいるが、そもそもそれらは生活必需産業ではない。
在日どもがやってるパチンコと同じで、世界の誰も生活必需ではないから(儲からないだろう)、人の役に立つものじゃないからと真剣にやってこなかったものに、エネルギーを注ぎまくったための当然の結果なのだ。

唯一、これら世界の褒められたもんじゃない民族と違うのは、「性善説」側に立つ民族であるという事だけであろう。
ポーランドの孤児をもっと金も力もある国が沢山あったのに、わざわざ貧乏な二等国の戦前に大量に救ったり、第二次大戦中に盟友であるドイツの方針に逆らってユダヤ人を迫害せず、逆に保護したり、駆逐艦「雷」が日本との海戦で大敗して海を漂流していたイギリス人海兵を救助したりとかも全てそうだ。
世界の多くの民族は、自分の得にならない事はしないし、ましてや敵を無条件に助けたりしない。
それは人間も地球上で過酷な生存競争をさせられている生命の一部である事を考えれば、当然のことだ。
生存競争は他種の生命はもちろん同種の生命であっても、それらを蹴落としててめーの遺伝子だけを後世に残す事が最大の目的であり勝利だからだ。
よって自分の得ににならないばかりか、損になりそうな事はしないのは、「生命」としてはごく自然で当たり前の事である。
今の資本主義経済も、この自然界の生存競争と同じ原理で動いている。
そんな中で自分の得にならない、損になるかもしれない事でもやれる民族性だけは、誇ってもいいとは思う。
でもそれだけです。

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