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日本はなぜIT技術者が育たないのか?

某安かろう悪かろうで、日本のIT産業を破壊した張本人が偉そうに言ってたので。

まず日本でプログラマやSEと言われる人達が、欧米並みに育たないのは、ひとえに「使い捨て」だからだ。
薄給契約社員ばかりだからだ。

ではなぜ薄給の非正規ばかりなのか?
それは日本のIT企業が、どこも「下請け」ばかりだからだ。

世界的なITの大企業である、MicrosoftやAppleやGoogleと比べてみれば分かると思う。

これらの世界的大企業と、日本のIT企業の一番の違いは、「自社開発製品」を売ってるかどうかだ。

日本のIT企業は、大手でさえ他の企業のシステム開発などの受注生産みたいな事しかやってない。
自社で何かソフトウェアやシステムを開発して、それを他の法人や個人に売るという事をしていないのだ。
だから継続して高い報酬で、PGやSEを雇い続けられないのだ。
だって受注生産だからね。
法人のシステムなんて、一度作って収めてしまえば、運用管理や不具合の修正や、小規模なアップデートはあるだろうが、新規開発の時ほどの人員は必要ない。
だからみな非正規の従業員を使ったり、下請けの更に下請けみたいな企業に仕事を放り投げる。
継続して、高い利益を得られる仕事をしてないのだよ。
自社開発製品を売ってないから、営業が納期や費用もギリギリ、場合によっては赤字な仕事でも無理やり取ってこざるをえない。
だから開発陣に十分な報酬も払えないし、継続して雇い続ける事ができない。

これが日本のIT企業の現実だ。
実際に、そういう業界で働いていたからこそ分かる。

日本のIT大企業のひとつである富士通なんて、たびたび他の業界の大企業のシステム開発に携わってはいるが、自社開発製品として売り出してるのは、SystemWarlkerというジョブのスケジュール実行ツールぐらいだ。
これは個人で使用する人はまず居ない。
法人ではそれなりに需要のあるツールではあるが、この手のソフトを作ってるのは富士通だけじゃないので、やはりこれだけで食っていくのは厳しい。

日本でIT技術者が育つには、まず日本のIT企業の経営者が、法人システムの受注構築みたいな自転車操業を止めるしかない。
開発コストが掛かろうとも、世界で勝負できる自社製品パッケージを作るしかないのだ。

世界を見てみろと。
OSはMicrosoftのWindowsかLinux(RedHatなど)という海外製品しか選択肢が無い。
データベースもSQL Server(Microsoft)かOracleだ。
WebアプリもWebSphere(IBM)と、法人向けシステムに使われるものに、日本企業製のものはひとつもない。
自動車など他の産業では、世界シェアトップをとっているものも多いのに。
個人向けソフトにしたってそうだ。
フォトショップやイラストレータはAdobeという海外のメーカー。
Officeはマイクロソフトだ。
この分野では、かつて一太郎というワープロソフトが健闘はしていたが、いまやその名はほぼ聞かない。
そりゃそうだ、一太郎は「日本語」ワープロソフトだったからねw

加えてハードウェアの分野でも、どんどん自社開発をしなくなった。
海外企業の互換製品を、ほそぼそと作っているのが現状なのだよ。
今のPCの基本となっている仕様を、かつてIBM互換機とかPC/ATと言ったことからも分かるように、日本の富士通やNECやシャープなどの独自規格は世界で負けたのだ。
おまけに音源チップやグラフィックチップ、CPUなどはそもそも作ってすらいない。
FM音源の頃はYAMAHAがそもそもの開発元なので、すべてYAMAHA製チップだったけどw

いまはコンピュータの部品の中で、日本製があるのは、電源に入ってるコンデンサとか、HDDのモーターとか、そういった部品の中の部品があるだけだ。
メモリもHDDもCDドライブも、みーんな海外製。

ただでさえ世界で苦戦してたところに、ソフトバンクなんて糞企業が、「安かろう悪かろう」攻勢をかけまくった。
その結果、薄給非正規の技術者ばかりならざるをえなかった。
そんな業界に優秀な人材が来るわけないし、続くわけないし、育つわけない。

世界に唯一通用していたコンピュータゲーム業界ですら、下らないスマホのガチャゲーしか作らない。
eスポーツなんて言ってるが、そのeスポーツの対象になるような、PCネットワークゲームを、もはや日本のゲーム企業には作る力すらないw

すべてが失敗してる業界。
それが今の日本のIT業界であり、企業だ。

英語が苦手とか、グローバルがどうとか、そんな問題じゃねーんだよ。
自社開発しない、自社製品がない、ことごとく世界で敗北して作るのを止めた事が原因なのよ。

OSでも開発言語でも、WebサーバでもDBソフトでも、お絵かきソフトでも動画編集ソフトでも、3D作成ツールでも、なんでもいい。
自社開発した、MADE IN JAPANの製品で、世界シェアを取らないかぎり、下請け自転車操業の三流企業からは抜け出せないよ?という話。

社長って何だろう?

ゴーンの時も書いたけど、社長って何ぞや?って話。

まず何度も述べてるが、人間というのは「群れ」じゃないと生きていけない、非常に貧弱な動物である。
ただ全ての生物に言える事だが、ひとつとして完璧に同じ考え、同じ動作、同じ体格のものは居ないので、いくら集団になったところで、それだけではすぐにバラバラに散らばってしまう。
そこで登場したのが、「リーダー」とか「ボス」とか言われる存在だ。

野生動物だと大抵は一番力の強い「オス」が、それになる。
「リーダー」は群れのメンバーに言うことを聞かせられたり、餌も一番おいしいもの、あるいは一番多く食べれたりする「特権」が存在する。
愚かな人間のリーダー達は、この「特権」を勘違いしている。

これらの「特権」は、いざという時はリーダー一人が敵に立ち向かって、群れのメンバー全員を守るという、重い責務の代償である。
群れで一番強い奴が敵わない相手なら、群れの他のメンバーが挑んでも無駄なわけだし、また腹が減っては戦はできぬと言うように、常に万全の状態でなければ、勝てる敵にも負けてしまうかもしれない。
リーダーの敗北は、すなわち群れの壊滅を意味するわけだし。

だからそうならないように、できるだけ群れのメンバー全員で、リーダーをサポートしているのだよ。
それがリーダーの言うことに従う、リーダーにはたらふく食べて強い状態で居てもらうという事であり、これがリーダーの「特権」の正体だ。

さて、人間社会の「会社」というのも、「群れ」の一種である。
国も家族もそうだけど。
「会社」という群れのリーダーは、一般的には「社長」とか「CEO」とか言われる人たち。
彼らは多くの社員に自分の指示に従わせる権限や、会社で一番高い給与を貰える権利を持っている。
しかしこれらは、いざという時に、自分一人が犠牲になってでも社員全員の「生活を守る」という重い責任の代償である事を、理解している人は皆無に等しい。

人類社会は、族長・村長・酋長・王様など、絶対的権力を持った独裁政治が行われていた歴史の方が、圧倒的に長い。
にもかかわらず、今ではそれらは「悪い制度」として忌避されている。
なぜか?
これら「リーダー」が、自分に課せられた責務を忘れ、果たそうとせず、「特権」ばかりを主張し始めたからだよ。
いざという時に、守ってくれないばかりか、逆に自分らの生命や財産を奪うような連中、誰が「リーダー」として認めるかね?
誰が「特権」なんか認めるかね?

そしてこれは国や民族だけでなく、「会社」でも同じこと。
いざという時に社員を守らないばかりか、社員を奴隷のように扱うようなやつを、誰が「社長」として認めるかってことだ。
「群れ」を維持運営していくために、必要な決まり事である社則を破ったとかならともかく、会社がピンチだからお前らクビwwwみたいな事を平気でできるやつは、有能な「リーダー」でも何でもない、それこそ単なる独裁者、暴君である。
会社がピンチなら、まず社長が腹を切るべきなんだよ。
社長がてめーの全財産を会社に寄付して、自らがホームレスになるぐらいの事をして、それでもこのままだと倒産しちゃうから、お前ら何人か辞めてくれないか?ならまだ話は分かるw

吉本の社長が叩かれてる理由が、まさにここなんだよ。
会社のメンツというか、てめーの保身のために所属芸人を犠牲にするような、社長にあるまじき行為を、「特権」を使ってやったから。
契約解除自体は、別に良いと思う。
会社を通さずに、勝手に反社会勢力から金貰って仕事したんだから。
だがその不始末についての、説明は社長がすべきだった。
本人達が謝罪会見を開きたいと言うのを、「クビにすんぞ」なんて脅して止めるべきではなかった。

こういう時に、吉本という会社組織を守るため、まっさきに一人で表に立って対応するのが、社長のあるべき姿であり、それゆえに社員や芸人を自分の指示に従わせる、組織で一番高い給与を貰う「特権」が与えられているのだ。

それが本当に、人類は分かってない。
会社の指示どおりに働き、なんの規則違反も犯してないのに、大量リストラ。
そうしておいて、それを指示したリーダーは何やってんのかと思えば、浮いた金で豪遊w
そんな人間を「有能なリーダー」とか言って、もてはやす。

あほかとw

吉本の社長は、「お前らが個人的に会見開くならクビにする」じゃなくて、「俺が一人で全責任を負って会見するから、お前らは静かにしてろ」ならまだ違ったはずだ。
会社の、社長の意向に従わせるという「特権」を使うなら、クビにすべきでないし、社長が先頭に立って闇営業芸人を守るべきだった。
自分一人が世間からの雑言罵倒を浴びてでも、芸人たちにそれが行かないようにすべきだった。
それでこそ、「特権」を与えられるにふさわしいリーダーと言えるのだ。
そういう社長なら、芸人も社員も一生ついて行きますになるだろうし、「辞めよっかなwww」なんて言う奴は出てこない。

吉本の社長は、社長失格。
不正やそういう危機的状況が出てないから分からないだけで、同じように勘違い野郎の失格社長は日本にはもっと沢山いるけどねw

人類の独裁権力者達が、長い年月をかけて行った洗脳が、まだ解けてないんだよね、リーダーじゃない多くの人間も。

秀吉の策略だったとはいえ、自らが腹を切る事で多くの部下を救った清水宗治という戦国時代、「毛利家」の武将が居るが、あれがリーダーのあるべき姿。
主君のために自らの命を捨てる事は美しい、武士道だ騎士道だってのは、間違いなんだよ本来。
そんなことを部下にさせる主君は、主君失格、無能もの。

いつになったら、人類はこの間違いに気づくのか?w

ラグナロック・マスターズ(ラグマス)の通信は、なぜこうもポンコツなのか?

ラグマスは、そもそもがスマホ用のゲームである。

スマホというのは、通信は「無線」である。

昔ながらの「有線」の通信というのは、トンネルなどでガチガチに固められた道を車が進むような方式であり、余程の事が無い限り、「データ」という荷物を積んだ車という名の「パケット」が、どこかへ行ってしまう事はない。

だが「無線」通信というのは、リアルの道路と同じように、ただ車線が引かれてるだけで、ガードレールすらない道路を車が走ってる状態である。
従って、ちょっとした事故で、すぐ車は車線外へ行ってしまって「データ」という名の荷物は失われる。

よってスマホゲームというのは、通信の正確性をガチガチに固めてしまうと、ゲームが進行しなくなる恐れがあるのだ。
だから走ってくる車が、しょっちゅうどっかへ飛んで行っちゃう事を前提に、ゆるゆるな規則の通信を前提として作る。
だからラグマスは、しょっちゅうスキルが発動したように画面上では見えても、実際は発動してないという現象が多々起こるのだ。

つまり、スマホゲームに向いてないんだよ、MMORPGというのは。
多少通信が不安定でも、ゲームの進行に影響が無いような、リアルタイム通信の頻度が低いカードゲームみたいなのじゃないと、まともに動かせないのだ。

そんな事はわかりきっているのに、わざわざMMORPGにしたんだから、もうちょっと何とかしろやガンホー。
お前ら、何十年ネットゲーム作ってんだよ、運営してんだよ。

これは次世代通信と騒がれてる5Gになっても変わらない。
ネットゲームに必要なのは、大量のデータを高速に送れる技術ではなく、少量のデータを速く「確実」にやり取りできる技術だからである。
スピードより安定性が求められるものだからである。

だから真のゲーマーは、未だに有線通信であるPCに拘るのだ。
だからいくら高速な無線通信が世の中の主流になろうとも、既存の有線光通信などの需要は無くならないのだ。
NTTが5Gに拘らない、開発に本気にならなかった理由もここにある。
ゲームだけでなく、企業の通信は「無線」にできないからだ。
安定した「有線」の通信を維持管理する事こそが、それらの大元を握るNTTの最優先課題であり、最大の存在意義だからだ。

無線通信という、個人ユーザーの私的な通信にしか使われないサービスで得られる売り上げや利益より、サーバ間の通信、企業が使うシステムの安定性やセキュリティ重視の「有線」通信の方が、はるかに儲かるからだよw

話がそれたが、不安定な無線通信はMMORPGといったタイプのゲームには向かない事は、最初から分かり切ってるのに何の工夫もしない、補う技術も無い無能は、素直にカード紙芝居か、ソロプレイ前提の落ちものパズルゲームだけ作ってろって事だ。

闇営業 吉本の静観 N国党の議席獲得はすべてつながっている

これらの事件が、すべて裏で誰かが、あるいは大きな組織が関わった陰謀であるとか、そういう意味での「つながっている」ではない。

まず反社会勢力への闇営業問題。
有名人やお金持ちを利用するために、反社会勢力が近づいてくるのは当たり前。
違法行為もなんのそのな危険な連中なうえに、それが「集団」という「組織」で近づいてくるわけで、そんなもん「個人」で抵抗できるわけがない。
「集団」で「個人」を攻めるのは、悪人の常套手段であり、これは政治の世界でも反日左翼がよく使っている手でもあるw

「集団」に対抗できるのは「集団」でしかないわけで、それが事務所なり会社なりテレビ局なりなわけだ。
ところが現代の芸能界は、テレビ主導で作られたわけで、そのテレビ局というのは新聞社が母体になっている。
新聞社や、あるいは雑誌社なんかもそうだが、こいつらは清廉潔白ぶってはいるが、反社会勢力とつながりがある。
もちろん、一緒に悪い事してるとかいう意味ではなく、「コネ」がなければやばい「情報」は手に入らないからだ。
顔を隠して元犯罪集団のリーダーへのインタビューだとか、反社会集団の関係者の証言だとか、そんなもんがとってこれるのが、つながりがあるなによりの証拠。

よってもともと反社会集団とズブズブな組織が主導して食った今のテレビ局・芸能界が、それらを排除できるわけがないのだよ。
そもそも今回の件は、氷山の一角にすぎないと私は思っている。

さてそういうものが、情報化社会により一般人でも気づける世の中になり、隠し通せてる、取材のためのやむをえない付き合いだと認めてもらえるなどと思ってるのは、当のマスゴミ関係業界だけなのに、あいつらは気づいてなかった。
だから奴らの予想に反して、この事件への一般人の厳しい意見が多く出たのだ。

それにあせった業界は、しっぽ切りして乗り切ろうとした。
吉本の「静観」というが、まさにそれ。
お仲間であるテレビ・マスゴミ業界は、正義や公正中立をうたってはいるが、実際はてめーらに都合の悪い事は報じないクズの集まりである。
よって、その業界の大手である吉本の責任追及なんぞ、するわけがないのが分かってたし、吉本自身の闇なんぞスクープする雑誌社も居ない事を、吉本はわかってたのだ。
人のうわさもなんとやらで、このまま黙っていれば、すくなくともテレビ・マスゴミは何も言わなくなり、それにともなって一般人の記憶からも消えると思っていた。
それを待つ事が、すなわち「静観」であり、それが可能な業界だったということ。

そして最後のひとつ。
N国党が議席を取った件。

こういうテレビ・マスゴミ業界の腐った体質に反感も持つ人間が、業界が思っている以上に多いという事。
参議院という、解散がなく、6年もの長きにわたり、国政に携われる議員を輩出できるほどに、反発が強まっているということ。

つまり反社会勢力の闇営業は、起こるべくして起こった事であり、それに対する吉本の対応がテレビ・マスゴミ業界の典型的な姿であり、そしてN国党の議席獲得は、それに対する国民の反発という、どれも当然の結果という事だ。

これでこれら3つの話題が、「風が吹けば桶屋が儲かる」的に、すべてつながっているという事が理解できたと思うw

庶民がやってるのはRPGだが、政治家がやってるのはSLG

ずいぶん前に、ネタで「なぜRPGのボスは、主人公達が低レベルのうちに攻めに行かないのか?」という質問があり、それに対して「勇者達がやってるのはRPGだが、魔王がやってるのはタワーディフェンスだから」という回答があった。

これは現実世界の政治にも言える。
Q.「なぜ政治家は、どいつもこいつも大衆に支持されるような事をしないのか?」
A.「民衆がやってるのはRPGだが、政治家がやってるのはSLGだから」

どういう事かというと、われわれ一般大衆は、どんな職業にしろ、基本的にRPGなのだ。
毎日の仕事で経験値を稼いで、主任→係長→課長→部長・・・
とレベルアップするRPGをプレイしているのだ。

だが政治家は違う。
彼らがやってるのはRPGじゃない。
信長の野望とか三国志とか、あるいはシムシティーみたいな「シミュレーションゲーム」なのだ。
やってるゲームが違うのだから、話が合うわけがないのだw

池上彰の選挙とは何ぞやみたいな番組で、「あなたはどういう基準で投票する人や政党を選びますか?」と、出演タレントに聞いた時に、ほとんどの人が教科書通りの「政策を見て」とか「人柄を見て」みたいな答え方をしてたが、ただ一人、千原せいじだけ「消去法」と答えていた。
笑いを取りに行った発言だと思われるだろうが、実はこれが一番正しいw

やってるゲームが違うのだから、こーした方がいい、あーして欲しいという「要望」が合致するわけがない。
誰を選んでも一般庶民のやってるRPGには、何のプラス効果もないどころか、マイナスしか出なくて当たり前。
プラス効果が出たら、むしろそれは奇跡と言っても良い。

であれば、「一番害が少ない」人や政党を選ぶしかないわけで、その方法が「消去法」というわけだ。

選挙は国を良くするために投票しに行くんじゃないんだよ。
悪くならないように、ブレーキを掛けにいく行為なのw
野党支持者も与党支持者も、この点では基本的に同じなんだよw

投票に行かないってことは、このブレーキを掛ける行為に参加しないって事。
それでいて、「おい、全然ブレーキがきいてねーじゃねーか」って、あほか。
お前らがブレーキ踏まないのに、効くわけねーだろ。

投票に行かないやつは、政治に文句言う資格がないとは、こういう事なのだよ。
車の後ろの席で、「おいスピード出しすぎだろ」とか「おい、なんでそっちの道へ行くんだよ」って言ってるようなもん。
だったらてめーが運転しろやと。

最後に、選挙は国を良くするためではなく、悪くしないために消去法で選んだ候補者や政党に投票する行為 という事を肝に銘じて、それでも行かないなら文句言うなと。

ラグマスで改めて思うMMOの経済問題

MMO系のゲームの経済がすぐに崩壊してしまう一番の原因は、「装備品が壊れない」事にある。

現実世界の経済と同じように、売買が無い=金が動かなければ、経済は成長しないし停滞してしまうのだ。
それでも現実世界では、ゲームの世界のように「永久に使える」モノなんて存在しない。
何時かは壊れるので、どんな商品にも需要が完全に無くなる事はない。
また食料みたいな消耗品、一度使ったら(食ったら)終わりなものの存在もある。

だが「今の」MMOの世界にはそういうのが無い。
一度使ったら終わりなのは、ポーション類ぐらい。

「今の」MMOには無いが、「かつて」のMMOには装備品には耐久度が設定されており、永遠に使えるものではなかった。
ウルティマ・オンラインは、このおかげでユーザーがゲームに飽きるまで、常に需要と供給が活発にあり、生産職が活きたわけだ。

今のMMO系ゲームを作ってる奴らは、「いずれ壊れるかもしれない装備なんて、課金アイテムとして売れるわけがない」という思い込みのもと、装備に耐久度を無くしてしまった。
だから生産が「おまけ」にしかならない。
だから永遠に課金ガチャがまわらない。
課金ガチャがまわらないから、まわさせようとして、以前より高性能な装備品を作る。
その繰り返しが、強さの「インフレ」を招き、新規の参入を阻害し、古参を萎えさせ、引退を促進して、プレイヤー人口がサービス継続不可能なまでに減少(過疎化)するのだ。

MMOとは「仮想現実」とも言われる。
つまり「永遠」なんていう「非現実」があれば、現実のような永続的に活動する世界になんてなり得ないのだよ。
その「非現実」の最たるものが、装備品が壊れない事なのだよ。

ずーっと前から言い続けているが、装備品が壊れる仕様だと課金ガチャがまわらないというのは、間違った思い込みである。
最初からこのゲームは全てのアイテムに耐久度があって、全てはいずれ壊れ消滅するので、常にお金を稼いでモノを買わないと生活できませんよってスタイルになっていれば、課金だってまわるのだよ。
もちろん永遠に使える超レア装備が出るガチャと、同じ金額設定や確率ならばまわらないだろう。

当たり装備が永久に使えない仕様でも、ガチャが1回100円とかなら、まわす奴は居る。
永久に使える超レアが出るが、1回1000円かかるガチャだとまわなさい層だって、100円ならまわしてみようかなになる。
まわす層が増え、また維持するには常に買い続けなければならないわけだから、金払ってでも最強になりたい人に行きわたったら、まわらなくなるガチャより、はるかに継続的で高額な売り上げを叩き出せるはずだ。

生産だって活きてくる。
売れないのに作る奴は居ないが、売れるなら作り続けるだろう。
ガチャ産の超レアには及ばないまでも、作った人のスキルレベルや運などで、それに迫る性能の装備が出来るなら、生産はもっと活発になる。
UOなんかは、それに加えて出来の良い装備には、製作者の名前が自動で入るシステムがあった。
MMOやってる奴には、自己顕示欲の強い奴が多い。
だからそれを利用して、ランキングとか作って課金を煽るシステムがあるわけだw
よって高品質の生産装備に、製作者の名前が入るシステムになっていれば、作り続ける奴はいくらでも出てくる。
需要も供給も途絶えない、活発な生産とユーザー間交流のある、活気のある世界が作れるのだよ。
そしてそれこそが、ゲームの寿命を大幅に伸ばす事になる。
人の居ないゲームほど詰まらないものはないからねw
人の居ないゲームとは、すなわち活気が無いゲームでもある。

既成概念に捕らわれ続け、寿命の短いコピーゲームを作り続けて衰退させるのか、かつての名作が示してくれたMMOのあるべき姿を見直して、寿命が長く活気のあるゲームを沢山出して、業界を成長させるのか。
ネトゲ企業はよーく考えた方がいい。



最近のマスゴミ、特にTBSはひどい

韓国ホワイト国除外→規制だ禁輸だ、韓国はこんなに怒ってます、韓国の言い分はこうです、日本の言い分?知らんがなw

ゴーンの時に、散々海外から日本の司法は保釈しなくて後進的、人権無視と叩かれまくってます→ここ最近、保釈中の人が逃走する事件が相次いでいます(何やってんだよ警察www)。
いや、お前らがもっと保釈しろ言ったんじゃねーかw
戦前から何も変わってないw
戦争を散々賛美して煽っておいて、戦後は私たちは間違ってましたの一言の謝罪も国民になく、むしろ軍部に脅されてた被害者です、戦争はよくないですよー、戦前の日本はこんなに悪い国だったんですよーで、自分らがやった事はスルーw

以前歌舞伎町のカラオケ店で拳銃での殺人事件が発生したが、凶悪な事件にも関わらず、被害者が韓国籍の暴力団員らしいと分かった途端、続報報道控えるw
そしてさっき、その犯人が逮捕されたらしいが、保釈中の身分だったw
なおこの手の事件で被害者の名前が出る事はあっても、加害者の名前が出ない事は珍しくないが、なぜか被害者は元暴力団員としか報じずw
韓国籍ということに忖度したもようw

おい、いい加減にせーよw

それと国家公務員、政治家も含めて、マスゴミに忖度して政策や運用を変えると、結局は国民がそれによって多大な被害をこうむり、言い出しっぺのマスゴミは知らんぷりで当然のように国を叩くという繰り返しを、いい加減止めろや。
国や国家機関が忖度すべきは、選挙の結果という、何のフィルターも掛かってない、操作もされてない国民の意思だけなんだよ。
ほーらマスゴミさん、あんたらのお望み通りに変えてやった結果がこれですよwww
ってやりたいのかも知れんが、それで被害を受けるのは、罪もない善良な日本人なんだよw
しかもそんな事したって、マスゴミは反省しないし痛くも痒くもないし、むしろ更に叩ける材料が出来て喜ぶだけだって分かれや。

いちいちマスゴミが勝手に作って勝手に騒いでる「世論w」とやらを気にしてんじゃねーよ。
そんなもんに忖度して、運用変えるんじゃねーよ。
「世論w」が法律をも捻じ曲げる韓国じゃねーんだからよ。
法治国家だろうが。
韓国の事、馬鹿にできんぞ。

マスゴミがうざいなら、とっとと規制しろよ。
言論の自由だの報道の自由だのの、「自由」ってのは、何をしても良い自由じゃねーだろ。
嘘をついても、情報操作しても良い自由じゃねーだろ。
もっと自由だ人権だ差別だ平等だって言葉の、本当の意味を勉強しろや。
本当の意味、正しい意味を知らないから、そういう単語出されるとホイホイ言うこと聞かざるをえないんだろうが。
橋下を見習えよ。
呼んで勉強会でもしろよ、下らないパーティーとかしてる暇があるならw

Windows10 SuperFetch(SysMain)は本当に使わない方が良いのか?

多くのWindows10の高速化設定を案内しているサイトで、SuperFetchは停止した方が良いと言われている。
というか、SuperFetchを使った方が良いと言っているサイトが見当たらないぐらい、悪評高いのがWindows10のSuperFetchだ。

しかし本当にそうだろうか?

実はSuperFetchには、メモリ4GBしかないとか、SSD使ってないとかのショボイPCでも、高速化に役立つ機能がある。
それは「ReadyBoost」だ。
この「ReadyBoost」は、USBメモリをファイルキャッシュの拡張に使う事で、システムの高速化をはかろうという仕様だ。
これを使う場合、SuperFetchの機能の一部なので、止めていると使えない。

SuperFecthがゴミなのは、余計な処理をしまくるからだ。
ならば最低限の処理しかさせないようにしてやればいい。

Windows7時代のSuperFetchの設定資料だが、レジストリで動作を制限する方法がある。
そのレジストリ項目はWindows10でも残っており、試してみたところ恐らく機能していると思われるので、紹介しておく。

1.Windowsキー(キーボード左下の旗マークのキー)+Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、
regedit
と入力して「開く」でレジストリエディターを起動する。
起動の際に、システムに変更を加える事ができるプログラムを起動しようとしているが、えーのんか?と聞かれるが、そのまま「はい」で。
レストリエディタ起動

2.コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\PrefetchParametersを開く
(下図の青い反転している現在地の欄に、上記をコピペして貼り付ければ一発で開ける)

SuperFetch設定

右側の欄に出ている、
EnablePrefetcher
EnableSuperfetch
の値を両方とも「2」「0」にする。
ちなみにこの項目の数値の意味は、
0=無効
1=アプリケーションのみ有効(ブラウザとかゲームとかExcelとかだけ先読みして速く起動するようにする)
2=システムのみ有効(Windowsのシステム関係のファイルだけ先読みして速く起動できるようにする)
3=両方とも有効(デフォルト値)
である。

これでReadyBoostやメモリ圧縮などの、低スペックマシンで役に立つ機能を使いつつ、その他の部分でパフォーマンスを低下させないように出来る。Superfech(Sysmain)によって重くなる主な原因であるシステムやアプリケーションの動作状況の監視と記録をしないように出来る。


さて「ReadyBoost」はUSBメモリが無ければ使えない。
他のPCの周辺機器と違い、USBメモリはコンビニでも手に入るし、値段も数千円、安いのだと1000円未満でもある。
よって私のようなヒキニートでも、簡単に買いにいけるし、またなんとか買える値段でもある。
もしUSBメモリを所持してないなら、是非とも買うのをお勧めする。

既に所持している、あるいは新規に購入したUSBメモリをPCに刺したら、まずフォーマットをし直す。
USBメモリはexFATという形式のフォーマットが一番高速で読み書きが出来ると言われているが、多くのUSBメモリは互換性などを重視してFAT32でフォーマットされてる事が多い。

フォーマットはエクスプローラを開いて、USBメモリドライブの所で右クリック、出てきたメニューのフォーマットを選択すればよい。
フォーマット方法の欄がデフォルトだとたぶん「FAT32」になっているので、「exFAT」に変更して、実行。
クイックフォーマットであれば、ほぼ一瞬で終わる。

次に再度USBメモリドライブを右クリックして「プロパティ」を開き、「ReadtBoost」タブをクリック。

USBドライブ

USBメモリを他の用途で使うつもりが無ければ、「このデバイスをReadyBoost専用にする」。
これが一番、高速になる。
もしUSBメモリをバックアップや、あるいは緊急時の復旧DISK(Windows10はインストールDISKとしてUSBメモリも使える)などで使っているなら、「このデバイスを使用する」で、その下の項目で任意の容量に設定すれば良い。
専用として使う場合より、ReadyBoost機能のパフォーマンスは落ちるが、それでも使ってない時よりは効果が出る。

★ReadyBoostの効果とは?
ReadyBoostはファイルキャッシュを拡張すると説明されているが、早い話がよく使うファイルをUSBメモリにコピーしておいて、必要になった時に、HDDとUSBメモリの両方から同時に読み込む事で、HDD1台から読み込むよりも速く読み込めるようにしようって仕組みである。
SSDなど単体ですんげー読み込みの速いドライブを使っている場合はほぼ効果はないが、SATA(現在の内蔵HDDの接続規格の主流で、かなり速い)接続のHDDでも、ReadyBoostを使ってUSBメモリと分散読み込みをした方が、遥かに速くなる。
USBメモリはHDDより読み書き速度が遅いので、単純に2倍とはいかないが、それでも体感できるレベルでアプリケーションの起動や動作が速くなる。

★メモリ圧縮
これはWindows7の時代には無かった新しい機能。
今までのWindowsはメモリが足りなくなる事が予想される(空きメモリが少なくなる)と、メモリ内であまり使われていない部分のプログラムやデータを、一時的にHDDに退避させる仕組みを採っていた。
これが「仮想メモリ」である。

しかし、HDDというのはメモリに比べると速度がめちゃくちゃ遅いので、退避する場合も、あるいは必要となって再度メモリへ戻す場合も、時間が掛かるのでWindowsの処理速度の大幅な低下を招いた。

そこでHDDへ退避するのではなく、メモリ上で圧縮して空き容量を増やそうという新たな仕組みが考え出されたのだ。
仮想メモリへ退避する場合に比べて、できる空き容量は減ってしまうが(メモリ内に圧縮データが残るので)、HDDへ読み書きするより、メモリ上で圧縮や解凍を行うスピードの方が遥かに速いので、Windowsのパフォーマンス低下を大幅に抑えられるという事だ。

メモリ8GBとか16GBとか積んでるPCなら、これを使った方がWindowsの動作は高速化すると言われている。
私のショボPCはメモリ4GBしかないが、SuperFetchをシステムのみに限定するよう設定しているので、圧縮部分は数十MB程度にしかならないが、それがかえって余分な処理をせず高速化につながっている。
同じようなショボイPCの人はお試しあれ。

今までのプログラムとAIの違い

厳密には今騒がれてるAIは「なんちゃってAI」なわけだが、それまでのコンピュータのプログラムと、今のAIと呼ばれるプログラムの何が違うのかを述べる。

例えば「オムレツを作る」という作業があったとする。
今までのプログラムでは材料を用意して、それをどう調理すればオムレツになるか、その作り方を事細かに、人間があらかじめプログラムしなければならなかった。
調味料の分量だとか、火加減だとか、フライパンの動かし方だとか。

AIの場合は、材料用意して、「これでオムレツ作れ」って命令するだけでよい。
作り方はAIが自分で学習してくれるから。

今までのプログラムは、オムレツの作り方まで丁寧に教えてあるので、最初からオムレツが作れる。
AIの場合は学習しなければならないので、作れるようになるまで時間が掛かる。

これだけ見れば、AIに何も利が無いように見える。
しかしAIの場合、作れるようになってからが、既存の言われた事しかできないプログラムとの差が出てくる。
作れるようになってからも、AIというのは更に短時間でおいしく作れる方法を模索する。
その結果、いままでの料理本や料理家が思いもつかなかったような方法で、今までにないぐらい効率的に、今までにないぐらいおいしいオムレツを作れるようになるのだ。

これこそがAIの真の価値なのである。

ただし今のAIは、まだまだ真のAIとは言えない。
真のAIは、自分で「オムレツが作りたい」と考え、自分で材料を用意して作り方を調べて作るみたいな、完全に人間と同じような「意思」があるものを言うと私は思うからだ。

未だに「ドラえもん」が作れないのは、ロボット工学の技術が人間と同等の動きをできるレベルに達してないとか、動力源の問題とか、それだけではないのだ。
完全な「人工知能」が、まだ作れてないからなのも大きいのだ。

言われた事しかできない人間は三流などと言われるが、今までのプログラムというのがまさにこれ。
言われた事を上手くできる人間は二流らしいが、これが今のAI。
言われなくても出来る人間が一流なのだそうだが、これが真のAIなのだ。
そう考えると、今のAIは「なんちゃって」の「二流」である事が分かると思うw

ラグナロック・マスターズ(ラグマス) ハイプリーストの自動戦闘スロット構成など

ラグマスの自動戦闘スロットは、7個まで用意されている。
しかし最初から開放されているのは、たった2つであり、しかもそのうちひとつは「通常攻撃」で使わなければならない。
マジシャン系を除き、全ての職の通常攻撃は、冒険スキルという共通スキルの「通常攻撃」を使って行っている。
つまり、ただ武器で敵を殴るだけの動作すらも、「スキル」扱いなのだ。

よってノービス時代は、実質自動戦闘で任意に設定できるスキルは、たった1つだけとなる。
これでもノービス時代は問題ないが、2次職・3次職になって強力で有用なスキルが増えてくると、とてもじゃないが足りない。

特に豊富なバフスキルを持つプリースト系は職業柄、不死・悪魔・闇属性の敵には強いが、それ以外の属性の敵に対しては、ぶっちゃけ非戦闘職であるはずの商人系よりも弱い。
なぜなら、豊富なバフで自己ドーピングをして戦闘する事が前提のバランスになっているからだ。
よって、戦闘中はこれらのバフを切らさない事が、効率良く安全に敵を倒すには欠かせない。

しかしながら、無課金ソロ初心者でも開放できる自動戦闘スロットは最初から使える2つ+1の合計3スロットだけである。
そして1つは殴り用で使われてしまうので、実質2つのスキルしか自動戦闘には入れられない。
それ以外は、いちいち画面見ながら手動で発動するしかなく、放置プレイの意味が全くない。

ではどんなスキルを入れるべきか?
あくまで私見であるが、私は「イムポシティオマヌス」と「グロリア」を推奨する。
この2つは効果時間こそ短いものの、通常物理攻撃を大幅に強化してくれる。
グロリアのほうは、単にLUKを上げてくれるだけだが、LUKの影響は本家ROに比べて大きく、これがあると無しではクリティカル発動率、あるいは逆に敵から受けるクリティカル攻撃の防御率もぜんぜん違ってくる。

プリースト系の最重要バフスキルである「ブレス」は効果時間が5分(これでも短いと思うが)なので、これは手動で掛けるようにする。
また同じく効果時間が5分ある「エンジェラス」も、安全に自動戦闘するには有効なので、ブレスと同じタイミングで手動で掛け直し続ける。

あとは画面に張り付けるなら、不死・悪魔・闇系の敵、あるいは「エギラ」のような無属性耐性持ちの敵と戦う時には、「アスペルシオ」を、攻撃が痛い敵や、アクティブな敵が多くて囲まれてタコ殴りにされる危険の多い狩場では、「アスムプティオ」などを追加で手動で掛け直し続けると完璧である。

なおMVPやMiniボス系との戦闘の時は、自動スキルは「ヒール」や「クリア」にして、バフと攻撃スキルは手動で発動させた方が楽になる。

以下おまけ

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Windows I/OポートとIRQ(割り込み)

コンピュータの心臓部であり、プログラウに書かれた命令を実行するのはCPUである。

このCPUが直接操作できるのは、「物理メモリ」と呼ばれる、マザーボードに刺さってる4GBとか16GBとかの搭載メモリなどと言われる「デバイス」だけである。

音源チップ・グラフィックのチップ、キーボードやマウスに至るまで、すべてCPUは「直接」操作できない。
ではどうやって、これら「物理メモリ」以外の「デバイス」とデータのやり取りや命令を送ったりをしているのか?

これを「I/Oポート」を使って行うのだ。
「I/Oポート」というのは、直訳すると「入出力窓口」みたいな感じだろうか。

「物理メモリ」以外のデバイスというのは、いわば社外の別会社みたいなものだ。
「物理メモリ」は社内の他部署みたいなもので、同じ建物内に居るので、窓口なんぞ不要で直に会って資料を渡す事もできるし、話もできる。
しかしそれ以外の「デバイス」というのは、基本的に別の場所にある別の建物内の別会社なので、「I/Oポート」という窓口経由でしか、荷物の受け渡しもできないし、話もできないのだ。

「I/Oポート」にも、メモリのように「番地」が付けられた複数の経路がある。
「I/Oポート」ひとつでやり取りできるデータというのは、1バイトである。
マウスやキーボードのように、やり取りするデータがごく少量であったり、小さい値である場合は良いが、音源チップやグラフィックのチップのように、大量の大きな数値のデータをやり取りする場合、窓口がひとつで1バイトづつやり取りしてたら、とてもじゃないが処理が遅くて使えない。
なので大量の大きなデータをやり取りしなければならないデバイスは、たいていは複数の「I/Oポート」を使っている。
デバイスマネージャで、デバイスのプロパティにある「リソース」タブを見た時に、「I/Oポート」は「〇〇~△△」みたいに、範囲で表示されているのがあるのは、そのためだ。

しかし実際はこれでも音源やグラフィックチップなどのように、ものすごい大量のデータを素早くやり取りする必要のあるデバイスでは、処理が間に合わないのだ。
だから音源やグラフィックチップは、PCに搭載されている「物理メモリ」とは別に、独自の「内蔵メモリ」というものを持っている。
ビデオカードなんかには、型番名や性能に「〇GB」というカードに搭載しているメモリが書いてあるのからも、分かると思う。

さてこの内蔵メモリはどう使われるのか?

音源やビデオカードは、PCIeという規格でマザーボード(基盤)と接続されている。
これは、古いデバイスとの接続規格のである「I/Oポート」よりも、太く高速な線で繋がれるのだ。
細い1車線の道路を、複数用意して繋ぐのではなく、10車線ぐらいの太くて広い道路でCPUと繋がれるような感じだ。

なので今のPCは、「I/Oポート」経由で、音声やグラフィックデータのやり取りはしない。
すべてこれらのデバイスが内蔵しているメモリを、さも物理メモリであるかのように扱って、直接データのやり取りが行えるようにしている。
これが、一部のデバイスのリソース欄にある「メモリ」という値だ。
メモリ範囲

私のPCは物理メモリは4GBしか積んでない。
なので4GBより上のメモリを指す「アドレス」は、本来であれば使われない。
この使われていない、存在しない物理メモリアドレスを、ビデオカードの内蔵メモリのアドレスとして割り当てるのだ。
こうすることで、CPUは「I/Oポート」を通さずに、物理メモリと同じように直接データを書き込んだり読み取ったりできるようになる。

上の写真の例で言えば、メモリアドレスの「FA000000~FAFFFFFF」番地というのは、4GBの物理メモリでは使われてない、存在しないはずのアドレスである。
そこへビデオカード内蔵メモリを割り当てていますという意味なのだ。

マシン語レベルの話になるが、「I/Oポート」に何かのデータを送る、あるいは読み取る命令よりも、メモリにデータを送ったり読み込んだりする命令の方が、処理に掛かる時間は短いというのもある。

高解像度・フルカラーで、しかも3D動画みたいなのが主流になった現在では、これでも処理が間に合わない事が増えた。
なのでビデオカード側には、今まではCPUが行ってきた3Dのグラフィックデータの計算や、動画データの処理を、グラフィックチップがCPUに代わって行う機能がある。
つまりCPUが行っていた仕事の一部を、別の会社に業務委託するような感じになっている。

グラフィックデータの元みたいなのだけ、ビデオカードのメモリに送って、「I/Oポート」経由で「このデータを〇〇しといて」みたいな命令をグラフィックチップに送る。
今のPCは、こうすることで過去のWindowsではファミコン並みの小さな解像度の動画ですら、スムーズに再生するのがやっとだったのを、高解像度のHDで再生する事が可能になっているのだ。
フル3Dのゲームが動かせるようになっているのだ。

ちなみに、単純にデジタルデータの形になっている音声データを、スピーカーなどで人間の耳に聞こえる形にするため、電圧の変化をつけた電流であるアナログ信号に変える仕事しかしてない音源チップには、「I/Oポート」は無い。
命令を送る必要が無いからだ。
「HD AUDIO」は、リソースとしては「メモリ」と「IRQ(割り込み)」しか使ってない。

「I/Oポート」と「メモリ」というリソース欄の値の意味は、だいたいこんなところだが、もうひとつある「IRQ(割り込み)」とは何だろうか?

例えば、マウスを動かした、キーボードでどんな文字の入力がされたかは、マウス・キーボードという「デバイス」側からCPUへ「I/Oポート」を通して伝えられる。
しかしCPUがその時に、そのデータを受け取れる体制にあるとは限らない。
何か別のプログラム処理を実行中であれば、せっかくキーボードから送られてきた入力データは「破棄」されてしまう。
そうなると、例えば「あいうえお」という文章を打ち込んでも、「い えお」みたいなCPUが暇な時に受け取れたものだけしか表示されなくなってしまう。
これでは困る。
そこで登場するのが「IRQ」だ。
「IRQ」は「I/Oポート」や「メモリ」のように、データをやり取りするためのリソースではない。
CPUへの緊急呼び出しみたいなものだ。
CPUは「割り込み信号」を受信すると、即座にいま実行中のプログラム処理を一時停止して、その信号を送ってきたデバイスの処理を行う仕組みになっている。
これによって、マウスやキーボードなどの入力をリアルタイムで取りこぼしなく受け取って処理できるようになるのだ。
またCPU側にもメリットがあって、何か入力があればマウスやキーボードの方から呼び出して知らせてくれるので、いちいちプログラムにマウスやキーボードの入力を読みに行く処理を入れなくて済むというのもある。
その分、他のもっと重要な計算処理に専念できるので、相対的にPCの処理スピード全体がアップするのだ。

「IRQ」というのは、いわば玄関についてるチャイムのようなものなのだ。
自宅に居る時に、10分置きとかで、玄関に来客がないかどうか確認しに行く人なんて居ない。
なぜなら、来客があればチャイムが鳴るからだ。
チャイムが「ピンポーン」と鳴って、はじめて「はーい」と返事してドアを開けたりインターホンに出て会話したりする。
このドアやインターホンが「I/Oポート」なのだ。
まぁドアの方は、「I/Oポート」というより「メモリ」の方が近いかもしれない。
なぜならインターホン越しでは、会話はできるが荷物は受け取れないからだ。

これが「デバイス」の「リソース」欄にある「I/Oポート範囲」「IRQ」「メモリ範囲」というものの正体ですという話。

Windows 競合デバイスを無効化して安定・高速化

WindowsXPあたりからだったと思うが、昔のようにデバイスのリソースを手動で変更できなくなった。
デバイスというのは、何かの機能を実現するためのマザーボード上にハンダ付けされているICなどのチップの他、メモリやCPUやビデオカードなど、コンピュータの基本的な機能の部品もそうだし、HDDやCDドライブなどもそう。
外付けのキーボード・マウスやプリンターやその他の周辺機器もすべて「デバイス」である。

これらのデバイスには、メモリ・I/Oポート・割り込み(IRQ)というものが設定されている。
(一部にはメモリやIRQを必要としないものもあるが)

これが無かったり、正確な値でないと、コンピュータはそれらのデバイスを動かす事ができない。
また他のデバイスと「競合」(同じ値を使ってしまっていること)していると、これもまた動作に不具合が生じる。

それらのデバイスを物理的に取り外せたり、BIOSで無効化できれば良いが、そうでない場合も多い。

例えば私のPCの環境だと、Geforce GTX750i というビデオカードに音声出力機能が内蔵されてしまっている。
これと、もともとマザーボードに直付けされているRealtekのHD AUDIOという音源チップが競合する事があり、これのせいでWindows7時代には、起動画面は出るものの、いざWindowsが起動したら画面が真っ暗で操作不能という事態に陥った事があった。

なのでWindows7では、わざわざNvidiaのビデオカードのHD AUDIOドライバを無効化して、問題を回避しなければならなかった。
Windows10では、画面が真っ暗になるほどの問題は出ていないが、2つ以上のアプリケーションを同時起動して使っている場合に、音飛びが酷くなるという、Windows7とはまた違った不具合が生じていた。
今もこれは治っていない。

Windows7時代に体験した不具合・・・というか不都合から、私はWindows10でも可能な限り、使ってないデバイスは「無効化」している。
デバイスマネージャで、使ってないデバイスを無効化する事ができる。
削除してしまうと、次回起動時に不明なデバイスとして検出されてしまうので、必ず「無効化」で。

デバイスマネージャ

このように、「無効化」したデバイスには「↓」マークが付く。
私の環境のデバイスマネージャの一覧だが、見てわかるように「HD AUDIO」が2つあるので、このうちNvidiaの方を無効化している。
HD AUDIOは通常は、「サウンド・ビデオコントローラ」の方にもドライバーとして出るが、大元である「システムデバイス」側を無効化する事で、検出を防ぎ、「サウンド・ビデオコントローラ」側のドライバーは削除が可能となる。
名前が同じものを、どちらがRealtekのチップで、どちらがNvidiaのビデオカード内蔵のものかの判別は、どちらかのデバイスのプロパティを開いて、「詳細」→「ハードウェアID」で出てきた値で判別できる。

プロパティ
PCI\VEN_10DEというのが、Nvidiaという製造元を表す。
ちなみにRealtekの場合は、このベンダー番号は8086である。
さらに付け加えると、DEVの後ろの数値はモデル名を表している。

またHyper-Vは使わず、Core i3が持っているVT-xというCPUレベルでの仮想化機能しか使っていないので、動作に支障はないが、無効化してある。
カウンタ
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Author:ウホッ!いい男
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