2ntブログ

今までのプログラムとAIの違い

厳密には今騒がれてるAIは「なんちゃってAI」なわけだが、それまでのコンピュータのプログラムと、今のAIと呼ばれるプログラムの何が違うのかを述べる。

例えば「オムレツを作る」という作業があったとする。
今までのプログラムでは材料を用意して、それをどう調理すればオムレツになるか、その作り方を事細かに、人間があらかじめプログラムしなければならなかった。
調味料の分量だとか、火加減だとか、フライパンの動かし方だとか。

AIの場合は、材料用意して、「これでオムレツ作れ」って命令するだけでよい。
作り方はAIが自分で学習してくれるから。

今までのプログラムは、オムレツの作り方まで丁寧に教えてあるので、最初からオムレツが作れる。
AIの場合は学習しなければならないので、作れるようになるまで時間が掛かる。

これだけ見れば、AIに何も利が無いように見える。
しかしAIの場合、作れるようになってからが、既存の言われた事しかできないプログラムとの差が出てくる。
作れるようになってからも、AIというのは更に短時間でおいしく作れる方法を模索する。
その結果、いままでの料理本や料理家が思いもつかなかったような方法で、今までにないぐらい効率的に、今までにないぐらいおいしいオムレツを作れるようになるのだ。

これこそがAIの真の価値なのである。

ただし今のAIは、まだまだ真のAIとは言えない。
真のAIは、自分で「オムレツが作りたい」と考え、自分で材料を用意して作り方を調べて作るみたいな、完全に人間と同じような「意思」があるものを言うと私は思うからだ。

未だに「ドラえもん」が作れないのは、ロボット工学の技術が人間と同等の動きをできるレベルに達してないとか、動力源の問題とか、それだけではないのだ。
完全な「人工知能」が、まだ作れてないからなのも大きいのだ。

言われた事しかできない人間は三流などと言われるが、今までのプログラムというのがまさにこれ。
言われた事を上手くできる人間は二流らしいが、これが今のAI。
言われなくても出来る人間が一流なのだそうだが、これが真のAIなのだ。
そう考えると、今のAIは「なんちゃって」の「二流」である事が分かると思うw

コメントの投稿

非公開コメント

No title

ただその考えだと今のままでは一流のAIは例え技術があっても作れませんね。AI反逆説ではありませんが、意思を持つAIが人間を敵視してしまうとほぼお手上げです。
たとえロボット三原則のようなもので縛っても、必ず抜け道を見つけるでしょう。それが意思を持つということだからです。

メリットも多いでしょうが、ありきたりな三文小説のような末路もあり得るなら、本来は作るべきではありませんね。
カウンタ
プロフィール

ウホッ!いい男

Author:ウホッ!いい男
異世界転生を待ち続ける中高年のおっさん

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR