2ntブログ

「蒼き狼と白き牝鹿 チンギスハーンⅣ」とかいう名作

光栄の歴史シミュレーションシリーズといえば、「信長の野望」「三国志」が有名ですが、もうひとつ「蒼き狼と白き牝鹿」というチンギスハーンを主人公とした、中国や日本という限定された土地ではなく世界を舞台としたものがあります。
この最新版(といっても1998年発売ですが・・・)がシリーズ4作目となるこの通称「チン4」です。
信長や三国志が既に10を超える作品があり、2000年以降もコンスタントに最新作が出ているのに対して、残念ながらこのチンギスハーンシリーズはもう作るのを止めてしまったかと思われるぐらい長い事出ていません。
しかしこの「チン4」は前回紹介した「信長の野望 革新」以上に完成された箱庭シミュレーションなんです。
残念ながらリアルタイムでなくターン制なのと、グラフィックが2DなのでRTS(リアルタイムストラテジー)という最新のシミュレーションゲームと比べると見劣りしますが、その分とっつきやすく、しかもグラフィックが2Dということは、ショボイ性能の古いPCでも動くって事です。

「チン4」の一番の売りは、「信長の野望 革新」以上に自由に施設が建造できるところです。
「信長の野望 革新」が建築できる街の中心の数や範囲が非常に限定されるのに対して、この「チン4」は国の中心である城の支配が及ぶ範囲の土地なら一部の山とか海とか、現実でも施設の建築が困難だったり不可能だったりするエリア以外は、目いっぱい建てられるんですよ。
しかもこの国の中心である城も、新しく別の土地に建てる事もでき、自由度が非常に高いです。
MAPも世界規模(といってもアメリカ大陸とかオーストラリアとかは削られてますが)なので非常に広いです。
また登場する兵種も世界規模なので多く、単純に足軽・騎馬・弓・鉄砲と一部兵器の5種類程度しか出てこない「信長」に比べてその倍以上の数があります。
登場武将の数も多く、しかもこの「チン4」の良いところは、架空武将が存在するため、たとえばダラダラ長くやってると史実の用意されてる武将が全て死に絶えてしまったとか、討ち死にしまくって戦える武将が居なくなったとか、あるいは国によって武将の質はもちろん、人数が違いすぎて勝負にならないとか、そういうのが無いんですよ理論上は。
これに加えて「パワーアップキット」を適用してからですが、「新国王」も使えます。
架空の国王で架空の国を既存の土地で立ち上げて、架空の配下と共に史実の強力な国と戦う事もできるところも自由度が高いとこです。

まじで続編を出してほしいです、このシステムを踏襲して拡張した形で。
「信長」や「三国志」なんかよりはるかに長く遊べます、このゲーム。

できれば本当の意味での世界MAP版を出してほしいです。
現在の西洋中心の世界の歴史学問では、この時代はアメリカ大陸やアフリカ南部やオーストラリアとかは入ってないのでこういう形になったのでしょうが、現実的にその時代にもそこに人間が暮らしており、文明があったわけですから。
「大航海時代」というゲームを出してるので、世界MAP版が作れないはずはないと思うんですよね。
あれで培った世界の地形・資源等々の資料は持ってるはずなので。

RTSを有名にした「Age of Empire」よりはるかに現実に即したシミュレーションであるこのチンギースハーンⅣ。
是非とも続編を出して欲しいです。
すんごいシステムや3Dのすごい画面とか要らないんで、Ⅳのシステムを大幅に拡張したような感じでいいんで。

コメントの投稿

非公開コメント

カウンタ
プロフィール

ウホッ!いい男

Author:ウホッ!いい男
異世界転生を待ち続ける中高年のおっさん

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR