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清原とイチローの違い

清原は桑田と一緒にコンビと称される事が多く、実際今回の事件で桑田の会見を聞く分にはプライベートでも長年の「親友」だった事が分かります。
このように、何でも言い合える、心が許せる「親友」が居るというのは人生にとって良い事ではありますが、裏を返せばそういう人が居ないと生きられない心が弱い人であるとも言えます。

コンビやグループで活動している芸能人が覚せい剤などで捕まる事が多かったり、プライベートがめちゃくちゃな人が多いのもそういう理由でしょう。
もちろん全員がそうではありません。

そもそも桑田自身もかつて株だかなんだかですんげー借金を背負った事で、大問題になった事があります。

さて彼らの下の世代でも超一流といわれ、人気の選手が居ますね。
松井やイチローです。
彼らはこういった借金や覚せい剤など、スポーツ一筋であった一流選手が陥りやすい闇の噂がまったくと言っていいほどありません。
彼らと清原・桑田の違いはなんなのか?

それは松井もイチローも孤高の天才だと言う事です。
同じ土俵で同じような力量で活躍できる、ライバルというか親友が居ないということですね。
彼らは常に自分自身と戦い、自分自身で問題を解決し続けなければならなかったと思います。
もちろん彼らに友達がまったく居ないわけでも、相談できる人が居ないわけでもないでしょう。
しかし基本的に清原と桑田のように、志村けんと加藤茶のように、チャゲとアスカのように、相棒といえるべき人間は居ないです。
よってこれらコンビやグループの人間より、精神的に強いってのがあると思います。

われわれのような、何の才能もとりえも無い一般人は、親友が居た方がむしろ良いのですが、なまじ地位や名声やお金のある人ってのは、一般人以上の精神力を求められるので、相棒は居ない方が良いのかもしれません。
できるだけ一人で考え、解決し、困難を乗り越える。
そういう事を普段からしてきた人間は、超一流になっても道を踏み外さないのだと思います。

清原さんが不運だったのは、先に大問題を起こしてそれなりに叩かれて精神的に強くなったであろう桑田さんを拒絶してしまった事にあると思います。
桑田さんが会見でも言っていたように、3年ほど前に「もう俺に関わってくれるな」という絶縁宣言をしてしまい、桑田さんもそれに応じてしまった。
これが清原さんの最大の過ちであり、桑田さんの親友としての判断ミスだったのだと思います。
高校時代より同じ野球で苦楽を共にした、大親友であればこそ、拒絶されても彼を支えるべきだったのでしょう。
離婚も大きな原因かもしれません。
離婚の原因は分かりませんが、支えてくれる家族、支えなきゃいけない子供が居る人は、それだけで精神的に強くなれるはずなんです。
給料や未来への希望があった時代とはいえ、今より遥かに休みが少なく、サービス残業も当たり前だった昭和時代のお父さん達に、自殺や過労死が少なかったのは、ひとえに妻子が居たからだと思います。
妻子のためならなんでもできる、いくらでもがんばれるというのは、綺麗ごとではなく実は真実なのです。
結婚は人生の墓場でもなんでもないんですよ、実は。
してないから分かりませんけどねw
ただ無くなった私の親父の人生を見ると、そう思わざるおえないんですよ。
もちろん個人差はあるでしょうが。

人は金八先生が言っていたように、支えあわなければ生きていけない弱い存在ですが、それに頼りきってしまってもダメだということなんでしょうね。

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