Geforce 750Ti 古いPCで動作させる方法
ネット上でも少ない電力で高速に動く事で評価の高いNvidiaのGeforce750Tiですが、その分動作がシビアで特に辛うじて搭載可能な古いPCだと動作に支障が出ます。
起動時のBIOSやDOS状態の時は映るのに、Windowsが起動したら真っ暗になるとか。
私もこれにはまりました。
最初はPCI-Eバスの仕様が古い(といっても私のPCはcore-i○世代以降のものですが)ために、カード側のハイスピードにマザーボードのチップセットなどがついていけずに不具合が起きていると思いました。
というのも、GTX460という古いカードならば問題なく動作していたからです。
GTX750TiはこのGTX460より消費電力が少ないにも関わらず3Dベンチマークの数値が上回るカードであり、その分GTX460の時には無かった技術が使われているからです。
しかしひょんな事から、不具合の最大の原因がIRQの共有にある事がわかりました。
IRQというのは、日本語では「割り込み」などとも訳されるものです。
CPU以外の外部の機能、たとえばキーボードやマウスであったりグラフィックもそうですし、音源チップやHDDのアクセスなんかもそうです。
IRQが無いと、例えばゲームでプレイヤーキャラクターの操作をする場合のキーボードやマウスやジョイパッドからの入力をいちいちプログラムで監視しなければなりません。
その分余計な処理が増えるのはもちろん、画面描画など重い処理をしている間のキー入力は無視されてしまう事態が発生します。
そういった現象を解消するために生まれたコンピュータの使用がIRQです。
これがあると、画面描画など重い処理をCPUが行っている最中でも、キー入力があると「キー入力がありました」という信号がCPUに送られます。
CPUはこの信号を受信すると、今現在行っているプログラムの処理をいったん中断して、予め「キー入力がありました」信号を受信した場合の処理が書かれているアドレスへ飛び、キー入力処理を実行し、それが終わり次第さきほど中断した処理を再開するのです。
これによって外部の機能との連携がスムーズになり、またCPU自身も余分な手間が省けて結果として処理が高速に、そして反応が良くなります。
もう少しわかりやすくいうと、例えば会社で仕事の指示を出す上司が、いちいち部下の仕事の進捗状況を見て回り、その都度指示を出すのがIRQが無い場合のコンピュータの動作です。
仕事が終わった部下が居ても、上司がそこへ見回りに来るまでは次の指示が出ませんのでそこに無駄な時間が生じますし、何かトラブルがあって上司の判断を仰がなければいけない場合も、上司が見回りに来るまで放置されます。
これに対して上司は自分の机で自分の仕事をしていて、指示された作業が終わった部下が「終わりました」とか「トラブル発生です」と上司の所まで言いに来るのがIRQがあるコンピュータ処理です。
どちらがより効率的か、上司の負担が少ないかは分かりますよね?
さてこのIRQというのは0~15までの16個の信号線しかもともとありませんでした。
昔のコンピュータはこれで十分だったんです。
ところが今のコンピュータは周辺機器が増えました。
例えばインターネット通信を行うためのLAN機能やHDDからマウスまで様々な周辺機器を何でも繋げられるUSBなど。
これら周辺機器・機能の増加により、16個のIRQでは足りないのが現在のコンピュータです。
IRQを増やせばいいじゃんと思うかもしれませんが、コンピュータというのは昔の仕様とある程度互換性を持たせないと、ソフトウェアが動かなくなってしまう事があるので、できなかったんです。
そこで古いコンピュータとの互換性を持たせつつIRQを増やすために、16個のIRQ信号を異なる周辺機能が使ってもきちんと認識してCPUへ伝えられる、いわゆるIRQの共有を行うための仕様が生まれました。
これがAPICと言われるものです。
このAPICが私のPCはウンコすぎて、件のGeforce750TiとIntelのUSBコントローラとLANチップの3つが同じ10番を使っていました。
本来はこういう事態でもAPIC機能がどの周辺機器から発生したIRQ信号なのかをきちんと認識し、それをCPUに伝えて適切な割り込み処理先へ誘導できるはずなのですが、APIC処理を行っているチップがGeforce750Tiよりかなり前のものなので、そのスピードについていけずに不具合を生じさせているらしい事がわかりました。
肝心の解決策ですが、いろいろ試した結果、BIOSでAPICの機能を切ってしまうのが一番動作が安定する事がわかりました。
ただしその分、おそらくグラフィックカードは本来の性能を発揮できないと思います。
APICを切った事によって、ハードウェアもソフトウェアも古いパソコン仕様で動く事になるからです。
ただ画面がまったく映らなかったり、映っても途中でフリーズするよかマシです。
もし同じような現象で750Tiの動作に苦しんでいる人が居たら、お試しください。
起動時のBIOSやDOS状態の時は映るのに、Windowsが起動したら真っ暗になるとか。
私もこれにはまりました。
最初はPCI-Eバスの仕様が古い(といっても私のPCはcore-i○世代以降のものですが)ために、カード側のハイスピードにマザーボードのチップセットなどがついていけずに不具合が起きていると思いました。
というのも、GTX460という古いカードならば問題なく動作していたからです。
GTX750TiはこのGTX460より消費電力が少ないにも関わらず3Dベンチマークの数値が上回るカードであり、その分GTX460の時には無かった技術が使われているからです。
しかしひょんな事から、不具合の最大の原因がIRQの共有にある事がわかりました。
IRQというのは、日本語では「割り込み」などとも訳されるものです。
CPU以外の外部の機能、たとえばキーボードやマウスであったりグラフィックもそうですし、音源チップやHDDのアクセスなんかもそうです。
IRQが無いと、例えばゲームでプレイヤーキャラクターの操作をする場合のキーボードやマウスやジョイパッドからの入力をいちいちプログラムで監視しなければなりません。
その分余計な処理が増えるのはもちろん、画面描画など重い処理をしている間のキー入力は無視されてしまう事態が発生します。
そういった現象を解消するために生まれたコンピュータの使用がIRQです。
これがあると、画面描画など重い処理をCPUが行っている最中でも、キー入力があると「キー入力がありました」という信号がCPUに送られます。
CPUはこの信号を受信すると、今現在行っているプログラムの処理をいったん中断して、予め「キー入力がありました」信号を受信した場合の処理が書かれているアドレスへ飛び、キー入力処理を実行し、それが終わり次第さきほど中断した処理を再開するのです。
これによって外部の機能との連携がスムーズになり、またCPU自身も余分な手間が省けて結果として処理が高速に、そして反応が良くなります。
もう少しわかりやすくいうと、例えば会社で仕事の指示を出す上司が、いちいち部下の仕事の進捗状況を見て回り、その都度指示を出すのがIRQが無い場合のコンピュータの動作です。
仕事が終わった部下が居ても、上司がそこへ見回りに来るまでは次の指示が出ませんのでそこに無駄な時間が生じますし、何かトラブルがあって上司の判断を仰がなければいけない場合も、上司が見回りに来るまで放置されます。
これに対して上司は自分の机で自分の仕事をしていて、指示された作業が終わった部下が「終わりました」とか「トラブル発生です」と上司の所まで言いに来るのがIRQがあるコンピュータ処理です。
どちらがより効率的か、上司の負担が少ないかは分かりますよね?
さてこのIRQというのは0~15までの16個の信号線しかもともとありませんでした。
昔のコンピュータはこれで十分だったんです。
ところが今のコンピュータは周辺機器が増えました。
例えばインターネット通信を行うためのLAN機能やHDDからマウスまで様々な周辺機器を何でも繋げられるUSBなど。
これら周辺機器・機能の増加により、16個のIRQでは足りないのが現在のコンピュータです。
IRQを増やせばいいじゃんと思うかもしれませんが、コンピュータというのは昔の仕様とある程度互換性を持たせないと、ソフトウェアが動かなくなってしまう事があるので、できなかったんです。
そこで古いコンピュータとの互換性を持たせつつIRQを増やすために、16個のIRQ信号を異なる周辺機能が使ってもきちんと認識してCPUへ伝えられる、いわゆるIRQの共有を行うための仕様が生まれました。
これがAPICと言われるものです。
このAPICが私のPCはウンコすぎて、件のGeforce750TiとIntelのUSBコントローラとLANチップの3つが同じ10番を使っていました。
本来はこういう事態でもAPIC機能がどの周辺機器から発生したIRQ信号なのかをきちんと認識し、それをCPUに伝えて適切な割り込み処理先へ誘導できるはずなのですが、APIC処理を行っているチップがGeforce750Tiよりかなり前のものなので、そのスピードについていけずに不具合を生じさせているらしい事がわかりました。
肝心の解決策ですが、いろいろ試した結果、BIOSでAPICの機能を切ってしまうのが一番動作が安定する事がわかりました。
ただしその分、おそらくグラフィックカードは本来の性能を発揮できないと思います。
APICを切った事によって、ハードウェアもソフトウェアも古いパソコン仕様で動く事になるからです。
ただ画面がまったく映らなかったり、映っても途中でフリーズするよかマシです。
もし同じような現象で750Tiの動作に苦しんでいる人が居たら、お試しください。