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赤信号 みんなで渡れば怖くない に見る日本人の気質

海外からは日本人というのは非常にまじめで勤勉で清潔で法を守る素晴らしい民族のように見られます。
それと欧米の自己中心的な気質を嘆く人も居ます。

しかしこれは日本人の本質を見抜いていません。

「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」というジョークがあるように、日本人というのは「みんな」と合わせる事を好む、「みんな」と違う事をするのを嫌うだけなのです。
大規模な災害が起こっても暴動や略奪が起きない。
これも日本人が紳士だというより、暴動や略奪を起こす人が居ない、少ないから誰もやらないだけです。
支援物資を一列に並んで足りなくても1つしか貰わない。
これも列を無視して1人で何個も貰っていく(奪っていく)人が居ないから、誰もやらないだけなのです。

「郷に入りては郷に従え」という言葉もあります。
これは逆に考えれば泥棒の集団に入ってしまったら自分も泥棒しなければならない とも受け取れます。
実際、外国に住んでいてその地域で暴動や略奪が起こったら、自分もそれに参加する日本人も居ると思います。
自分だけ良い子ぶってたら、「なんだてめー」って事になって自分の身が危ないからという言い訳もできるでしょうが、一人だけ違う事をするのができないというのが本音でしょう。
かつて日本が戦争をしていた時も、全ての国民が賛成していたわけではないでしょう。
心の奥底では戦争なんて嫌だと思っていても、戦争賛美していた人も多いです。
それは周りの人間の多くが戦争賛成派だったからです。
そうなってしまった場合に一人だけ戦争はんたーいとは言えなくなってしまうのが日本人なのです。

このように日本人の気質は良い方向へ作用しているときは、世界から尊敬されるような素晴らしい効果を発揮しますが、これが悪い方向へ作用した時は世界最悪の極悪非道民族になってしまうかもしれない危険性もはらんでいるわけです。

ここ最近、戦時中に支配した地域や敵に対して公明正大な行いをした事で賞賛を浴びる隠れた偉人というのが多く出てきています。
これは戦時中の日本人もやっぱり今の日本人と同じように「良い民族」だったからではありません。
当時の日本人の多くが敵や支配したアジアの現地の人々にそのように接していたら、そもそも当たり前すぎてこのような偉人というのは名前が挙がる事はないからです。

日本はいまでこそ出身地域による差別はありませんが、戦時中は沖縄出身者は見下されていたという話もあります。

ただ戦勝国や反日国が言うように、当時の日本人が世界史上でも稀に見る極悪非道民族だったと言うのではありません。
現在の自分勝手で乱暴だと言われるような国の民族と同じ程度だったと私は思っています。

「海外の反応」系のサイトやテレビ番組を真に受けてホルホルするのではなく、このような日本人の特性を忘れずに、それが悪い方向へ作用しないよう気を引き締めるのが大事だと思います。

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