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プログラムは難しくない

プログラムは決して難しいものではない。

たとえば日本語の単語や文法を知っていても、それで小説を書くのは容易ではない。
楽譜の読み書きが出来て、音楽の文法とも言える楽典を勉強したとしても、作曲家になれるわけじゃない。
漫画なんてもっと難しいだろう。

それらに比べたら、プログラムなんて使う開発言語のコマンドと文法さえ知っていれば、誰でも書ける非常に簡単な創作作業だ。
そもそも全てのコマンドや文法を覚えている必要すらない。
こんな命令ないかなーってネットでコマンド調べたりしながら作ってたぐらいだ、私なんかw
そんなんでも、社員検索システムや、コード番号の生成システム、入力されたデータを一定の法則で整理して加工するバッチ処理など作れてしまう。
画面上をキャラクターが動き回り、敵と遭遇したら戦闘になり、経験値を貯めてレベルアップするようなゲームでさえ、作れてしまう。
まぁゲームの場合は、動くものが作れるのと、それが面白いかどうかはまた別の話だがw

日本でプログラマがIT土方などと呼ばれ、低賃金・重労働の典型のように言われるのは、「誰でもできる」いわゆるスーパーのレジのパート・アルバイト並みに簡単だからだ。
逆に本来の意味の土方である建設作業員は、体力はもちろんだが知識や経験も必要で、簡単にできる仕事ではない。
プログラマより建設作業員の方が、よほど難しい。
だから彼らは見下されながらも、高給取りなのだ。
ベテラン建設作業員が「職人」と呼ばれる事はあっても、ベテランプログラマが「職人」と呼ばれる事はない。
そもそもベテランプログラマなんてものは、日本にはあまり存在しない。
なぜなら薄給なので、若いうちは良いがある程度の年齢以上になると、それでは家族は養えないからだ。
SEというひとつ上の職になるか、課長・部長など経営陣側に出世しなければならないのだ。

プログラマにも力量差というのはある。
小学生の読書感想文かよwって下手糞な小説もどきと、村上春樹が書いたのかと思ったっていうぐらいオシャレな文章の小説との違いぐらいの。
ただ現代のシステムのプログラムは、「仕様書」通りの動作をすれば、中身が読書感想文だろうが村上春樹だろうが「納品」できてしまうのだ。
他のプログラマの作ったものより、高速で動いたり少ないメモリで動いても「評価」されないのだ。

良いことだとは思わないが、実際そうなのであるw
だから誰でもできる非常に「簡単」な職業であると、私は言うのだ。

もっともいくら簡単だと言っても、プログラムをまったく組んだ経験の無い人間がいきなりプログラマになれたりはしない。
英語をまったく知らない、聞いたことも見たことも無い人間が英語教師になれないのと同じで、ある程度の勉強は必要である。
ただ何かひとつの、それこそBASICでもいい、それらでプログラムをいくつか組んだことがあれば、あとは開発言語がCになろうがJavaになろうがコマンドと基本的な文法を調べるだけで、誰でもプログラマにはなれる。
I hava a penを知っていれば英語教師になれちゃうようなものだ。

プログラマの求人募集とか見ると、Cでの開発経験者とかJavaの分かる人とか応募資格が書かれているが、アホかと思う。
開発言語の種類なんて、英語とか日本語とかフランス語とかの違いにすぎない。
要は「言葉」を喋れる「人間」であるかどうかだけで良いのだ。
何かの開発言語で何かプログラムを作った経験のある人、これでよいのだ。
あとは辞書を引きながら、片言の英語しか喋れなくても、ネイティブ並みにペラペラの英語喋れても、変わらないからだ。

小説家や漫画家になりたい、作曲家・作詞家・シンガソングライターになりたいとか思っても、それに実際になれる人は少ないが、プログラマはなりたいと思ったら誰でもなれる職業なんですよって話です。

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