銀河英雄伝説 とかいうめちゃくちゃ長いアニメ
銀河英雄伝説は、田中芳樹による長編小説です。
田中芳樹は「アルスラーン戦記」など、架空の歴史戦乱小説ものを得意としています。
挿絵が少女漫画のようなイラストだったり、比較的若い人向けの文庫として出版されている事から、ライトノベルだとおもわれがちですが、舞台背景や登場人物の多さ、その緻密なストーリーなどとてもじゃないですが、ラノベなんて言うのは失礼なほどの本格的な小説です。
私は原作は読んだ事はありませんが、OVAや劇場版やスピンオフ作品などでアニメ化されており、そちらはほぼ全て閲覧しました。
この銀河英雄伝説のOVAアニメは、なんと本編だけで110話もある大作で、関連作品すべて合わせると200話を超えるほどです。
昨今のラノベのアニメ化のように、十数話で終わりなものとは格が違うと言って良いでしょう。
もちろん、ただダラダラと長いだけではありません。
架空の戦記ものであり、登場人物の数が半端なく、それぞれの性格や思想など非常に細かく設定されいます。
これを本当に一人で考えて書いたのかと思うぐらいです。
このため、現在の日本の声優で名の知られた人、特に男性声優はこのOVAが作られた時期に既に声優だった人はほぼ全て参加しているぐらいです。
非常に面白い作品であり、是非とも一度はOVAだけでも全て見て頂きたいお勧めです。
私も最初見たときに好きなれなかった昭和の時代の少女漫画のような絵柄や、今でこそベジータ役などで有名一流声優として活躍する堀川亮 がまだ新人だったのか、台詞が棒読みっぽくて「なんだこの駄作は」と思ったほどですが、その雄大で緻密なストーリーに引き込まれ、関連作品まで全てを見てしまうほどはまってしまいました。
このアニメ作品は、私の軍隊や政治などの思想に大きく影響を及ぼしたほどです。
二大陣営の、比較的現実的な大戦争の物語というと、「ガンダム」などが有名ですが、あれよりも勝っていると思います。
どちらの陣営、どの人物にもそれぞれの正義があり、どちらが悪者というわけではない、という点ではガンダムなどと共通のテーマというか舞台設定ですが、銀河英雄伝説の場合はもう少し踏み込んで、戦争とは?権力とは?人類とは何なのか?までが描かれています。
ガンダムと同じく近未来の話ですが、現代からそこへ至るまでの科学技術や政治など人類の架空の歴史まで設定されているほどの懲りようです。
それと同時に現代にも当てはまるような、思想・信条について複数の見解が入っています。
中世まで世界の政治の主流であった絶対王政と、現代の主流である民主共和制。
途中からこの絶対王政は名君により新しい王朝が建てられ、非常に効率的で民衆のためになる善政が敷かれます。
対して民主共和制の方は腐敗が進み、遂にはこの絶対王政の帝国に戦争でも敗れて滅亡してしまいます。
名君の運営する絶対王政と、腐敗の進んだ民主共和制、はたしてどちらが民衆にとって良いか?という非常に難しい命題。
また戦争とは何かなどなど。
この作品で、恐らく作者の主張なのでしょうがことあるごとに、民主共和制側の主人公であるヤン・ウェンリーによって述べられる軍隊のシビリアンコントロール、すなわち文民統制の必要性と堅持。
これは私の軍隊に対する考えに大きく影響を及ぼしました。
物語は若い2人の異なる陣営に属する天才的な軍人が、その才覚をあらわし始めた頃から始まり、戦闘だけでなく政治や人間ドラマなど様々な話を交えて、最後は2人の英雄がその一生を終えた所で終わります。
一人はテロにより暗殺され、一人は「天才や聖人は長生きできない」という法則にのっとり謎の病にて中年にも満たない歳で死んでしまいます。
しかしそこへ至るまで100話もあるわけです。
見ごたえばっちりです。
学生などのいわゆる「子供」なら夏休みなどの長期休暇に、社会人などの「大人」ならば定年退職後などに、暇つぶしでも良いので見ると楽しめると思います。
田中芳樹は「アルスラーン戦記」など、架空の歴史戦乱小説ものを得意としています。
挿絵が少女漫画のようなイラストだったり、比較的若い人向けの文庫として出版されている事から、ライトノベルだとおもわれがちですが、舞台背景や登場人物の多さ、その緻密なストーリーなどとてもじゃないですが、ラノベなんて言うのは失礼なほどの本格的な小説です。
私は原作は読んだ事はありませんが、OVAや劇場版やスピンオフ作品などでアニメ化されており、そちらはほぼ全て閲覧しました。
この銀河英雄伝説のOVAアニメは、なんと本編だけで110話もある大作で、関連作品すべて合わせると200話を超えるほどです。
昨今のラノベのアニメ化のように、十数話で終わりなものとは格が違うと言って良いでしょう。
もちろん、ただダラダラと長いだけではありません。
架空の戦記ものであり、登場人物の数が半端なく、それぞれの性格や思想など非常に細かく設定されいます。
これを本当に一人で考えて書いたのかと思うぐらいです。
このため、現在の日本の声優で名の知られた人、特に男性声優はこのOVAが作られた時期に既に声優だった人はほぼ全て参加しているぐらいです。
非常に面白い作品であり、是非とも一度はOVAだけでも全て見て頂きたいお勧めです。
私も最初見たときに好きなれなかった昭和の時代の少女漫画のような絵柄や、今でこそベジータ役などで有名一流声優として活躍する堀川亮 がまだ新人だったのか、台詞が棒読みっぽくて「なんだこの駄作は」と思ったほどですが、その雄大で緻密なストーリーに引き込まれ、関連作品まで全てを見てしまうほどはまってしまいました。
このアニメ作品は、私の軍隊や政治などの思想に大きく影響を及ぼしたほどです。
二大陣営の、比較的現実的な大戦争の物語というと、「ガンダム」などが有名ですが、あれよりも勝っていると思います。
どちらの陣営、どの人物にもそれぞれの正義があり、どちらが悪者というわけではない、という点ではガンダムなどと共通のテーマというか舞台設定ですが、銀河英雄伝説の場合はもう少し踏み込んで、戦争とは?権力とは?人類とは何なのか?までが描かれています。
ガンダムと同じく近未来の話ですが、現代からそこへ至るまでの科学技術や政治など人類の架空の歴史まで設定されているほどの懲りようです。
それと同時に現代にも当てはまるような、思想・信条について複数の見解が入っています。
中世まで世界の政治の主流であった絶対王政と、現代の主流である民主共和制。
途中からこの絶対王政は名君により新しい王朝が建てられ、非常に効率的で民衆のためになる善政が敷かれます。
対して民主共和制の方は腐敗が進み、遂にはこの絶対王政の帝国に戦争でも敗れて滅亡してしまいます。
名君の運営する絶対王政と、腐敗の進んだ民主共和制、はたしてどちらが民衆にとって良いか?という非常に難しい命題。
また戦争とは何かなどなど。
この作品で、恐らく作者の主張なのでしょうがことあるごとに、民主共和制側の主人公であるヤン・ウェンリーによって述べられる軍隊のシビリアンコントロール、すなわち文民統制の必要性と堅持。
これは私の軍隊に対する考えに大きく影響を及ぼしました。
物語は若い2人の異なる陣営に属する天才的な軍人が、その才覚をあらわし始めた頃から始まり、戦闘だけでなく政治や人間ドラマなど様々な話を交えて、最後は2人の英雄がその一生を終えた所で終わります。
一人はテロにより暗殺され、一人は「天才や聖人は長生きできない」という法則にのっとり謎の病にて中年にも満たない歳で死んでしまいます。
しかしそこへ至るまで100話もあるわけです。
見ごたえばっちりです。
学生などのいわゆる「子供」なら夏休みなどの長期休暇に、社会人などの「大人」ならば定年退職後などに、暇つぶしでも良いので見ると楽しめると思います。