2ntブログ

ガチャに見るコンピュータの乱数の特性

Youtubeを見てたら、おすすめ動画に課金ガチャは時間によって確率が変わるらしいという検証動画が表示されていたので一言。

コンピュータゲームは、ガチャだけでなく様々な場面で乱数が使われています。
敵とのエンカウント(遭遇)や戦闘で、敵に与えるダメージ・敵から被るダメージ計算など。
逆にゲーム以外の業務システムやビジネスソフトと言われるものでは、乱数はまったく使われません。

乱数というのは、任意の範囲の数字を不規則に算出する仕組みです。
すごろくなどのゲームで、サイコロを転がしたりして出た目に応じて進む時の、あのサイコロを転がす動作が乱数です。
サイコロの場合、1~6までの数字のどれかが、理論上は不規則に出ます。
また乱数というのは、不規則な順番で数字が出る以外に、それらの出現確率はすべて同じであるという前提もあります。

ガチャの場合は、例えば1~100までの数値が不規則に出る乱数を使って、1が出た場合は大当たり、2~4が出たら2等賞、5~10が出たら3等賞のような計算をしていると思われます。
1が出る確率は1/100なので1%(実際の課金ガチャはもっと低いですが)、2~4が出る確率は2・3・4/100で3%ですね。

しかしコンピュータの乱数というのは、1~100の範囲の数字が不規則に出る設定にしても、100回やって1が1回しか出ないとは限りません。
1000回やっても1万回やっても、必ずしもすべての数字が同じ回数出るとは限らないのです。
どこかのタイミングですべての数字の出現回数が同じにはなるのですが、それがどのタイミングなのか、100回なのか1000回なのか、あるいは1億回なのかは分からないのです。

これではゲームのバランス調整や売り上げの予測計算ができません。

したがって、リアルの世界の機械式のガチャのように、当たりの本数を別にカウントしている可能性があります。
実際、それを公表しているガチャもあります。
1等賞のこり○個 のように。
だから確率1%のレアがあったとしても、必ずしも100回まわしても出ない事があるし、逆に10回で出てしまう人も居る。
そして、この当たり個数のカウントは、ある時点でリセットされなければなりません。
なぜなら、当たり個数1個の超レアが出てしまったら、サービス終了まで二度と出ない事になってしまい、それはそれで確率サギになってしまうし、そんなガチャをまわそうとする人は居なくなってしまいます。
よって、1時間なのか半日なのか1日なのか、あるいはメンテ時のように1週間なのかでリセットされているのです。

これが、「この時間帯は割りと当たりが出やすい」など都市伝説級の噂の真相です。
つまり既に当たりが出尽くしてしまった後と、リセットされた直後の当たり賞品が満載されている時間との違いです。
このリセットのタイミングを見極められれば、必ず当たりを引けるわけではありませんが、より効率的にレアを手に入れる事ができるようになります。
もっともそのような統計調査をするには、莫大な資金が必要になりますので、実際問題としては無理です。
せいぜい、たまたま超レアが当たった時間を覚えておく、あるいはフレンドやギルドメンバーなどの間でそういう情報を共有し、統計して推測するぐらいしかできません。

メンテ明けや、デイリークエストなどがリセットされる時間とか、そういう場面を狙うのもアリです。
それらのタイミングでガチャ商品の補充という名のリセットも一緒に行われている可能性が高いからです。
ただそれらの時間にいち早くログインしてガチャをするのは、ニートでもない限りは無理でしょうw
なぜなら、メンテナンスやデイリーのシステムリセットは「一番人の少ない時間帯」に行われるからです。
そうじゃないと、プレイヤーに動作遅延(ラグ)やシステムの不具合の引き金になったりしますからね。
できるだけ人が少なく、サーバを止めても迷惑を被るプレイヤーが少ない、あるいはサーバの処理能力に余裕があり、ゲームの進行以外の作業をさせても問題が発生しにくい時間に行うのです。

まぁガチャなんかに金を注ぎ込まないのが、一番損をしない方法である事だけは確かですw
所詮はデータですからw

コメントの投稿

非公開コメント

カウンタ
プロフィール

ウホッ!いい男

Author:ウホッ!いい男
異世界転生を待ち続ける中高年のおっさん

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR