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グラブルーファンタジーが人気な理由

グランブルーファンタジーはスマホのゲームです。
ソシャゲってやつでしょうか。
私はスマホがそもそも死んでるし、ブラゲより更に酷い手抜きゲーだと勝手に思ってるので、グラブルも含めてソシャゲはやった事ありませんので、ゲームについては詳しくは分かりません。

ではなぜ人気だと言うのかというと、「同人誌」が非常に多いんですよ。
エロCGや同人誌サイトを見ると、一番歴史が長く、作品数が多いのは「東方」で、その次に「艦これ」がブームとなり、今はたぶん「グラブル」ではないかと思うぐらいに。

なぜこれほどまでに(主に)エロ同人が多いのか?
その答えはキャラクターの種類の豊富さにあると思います。

例えば、エロの題材にされそうな、それを狙ってるとしか思えない、いわゆる「萌え」アニメは、ロリキャラしか出てきません。
「東方」や「艦これ」や「グラブル」は対して、「ロリ」以外の属性のキャラクターも多く居るのです。
これが一部のオタクを対象にしたエロ同人誌にして下さいアニメとの違いです。
ロリもケモノもナイスバディなお姉さんも、SもMも、天然もツンデレも厨二も、様々なタイプの女キャラが居る。
それが沢山の同人誌が作られるほどの人気が出る理由です。

「艦これ」以降、多くの擬人化美少女のゲームが作られましたが、どれも「艦これ」を超える事はできませんでした。
それは「擬人化」が新たなブームだと、オタクにウケるのだと勘違いしたからでしょう。
「艦これ」の成功を正確に分析し、「擬人化」ではなく多種多様でありながら、ただ作りましたって手抜きキャラじゃない女の子を沢山用意し、広く浅くではなく広く深く、客層に訴えかける。
そうして作られた作品なのではないかと、ゲームやってないけど見受けますw
見た目はもちろんですが、固有の声優を付けていくつもの台詞を喋らせ、しかも性格もそれぞれ違う。

たぶん「艦これ」と同様、ゲームシステム自体はそんなに面白くも練られてもないんじゃないですかね?
アイマスなんかもそうですが、ゲームが面白いから課金するのではなく、キャラクターが魅力的だから課金する。
まさしくAKB商法のネットゲーム版なわけですよ。

これが、日本の老舗ゲーム企業が負ける理由です。
日本はゲーム企業以外もそうですが、いわゆるマーケティングが下手糞です。
今まで世界を席巻できたのは、単に世界に病的なまでに品質に拘る企業が居なかったからに過ぎません。
そして日本の老舗ゲーム企業は、病的なまでに品質に拘る事のできる社員を不景気で次々にクビにしました。
マーケティングが下手糞なうえに、唯一の長所である「品質」までダメにしてしまった。
だからつい数年前にできたような新興企業に負けるのです。
「任天堂の倒し方知ってますよwww」とか大口叩かれるのですよ。
もっとも「任天堂」はかろうじて踏みとどまっているようですが、他はもうどうしようもないですね。
どこもかしこも開発費が掛からず、手軽に儲けられるスマホゲーばっか作ってる。
楽して稼げるってのもあるでしょうし、長い不景気で資金が無いってのもあるでしょうが、一番は大作を作る技術力が無いんですよ、そういう人間を多数クビにしたがために。
今の大手のゲーム企業で、自社開発してるとこなんてほぼ無いに等しいです。
企画だけ作って実際の開発は外部に丸投げ。
酷いと企画も外部で単に名前だけ貸してるような状態のものもあります。

コンピュータゲーム創世記は、会社の規模が小さかったからというのもありますが、企画開発はすべて自社でした。
企画・開発に別の名前が出ていても、それは自社内のプロジェクトチームのようなものでした。
セガのAM2研とか、そんな感じです。
しかし今は完全に外部の企業や協力企業・グループ企業など、会社としては別であるものの名前がそこかしこに見られます。
これでは、到底生き残っていく事なんてできるわけないと思うんですがね。
だから「艦これ」や「グラブル」に負けるんですよw

ここ最近、バブル絶頂期を超える求人倍率、売り手市場というニュースを見ます。
優秀な人材を確保するのが困難な、企業にとってはあまり嬉しくない状況のように見えますが、逆に言えばそれだけ人材を確保できるだけの金銭的余裕が出てきたって事ですよね?
この機会に、老舗ゲーム企業も原点に立ち返って、もう一度「高品質」なゲームを企画・開発できる人材を取り直すか、あるいはマーケットを正確かつ詳細に分析できる優秀な人材を取るかすべきじゃないでしょうか。

士・農・工・商は江戸時代の身分制度ですが、実は経済の、というか人間が生きていく社会の重要度を正確に表しているものでもあります。
士はまぁ意図的に一番上にされているので、政治家や役人などが勘違いすると困りますが、農・工・商は事実です。
今も昔も食料を生産する人が一番重要で、その次が食料以外の「モノ」を作れる人、そして不要とは言いませんが一番どーでもいいのが「商人」であるということ。
自社のネームバリューだけで、別の人が企画・開発したものを単に売るだけの商人に成り下がった企業が、生き残れるわきゃないだろって事です。

私はかつて世界に旋風を巻き起こした日本のゲーム企業の復活を、切に願っているのです。
SAOのようなゲームが作られるとしたら、それは是非とも日本企業であって欲しいのですよ。
どうか日本のゲーム企業のみなさん、目を覚まして下さい。

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