2ntブログ

将棋

29連勝達成で注目を浴びまくってる将棋。
私も小学生の頃にかなりハマりました。
ちなみに当時の将棋入門には、小学生だった頃の羽生さんが天才ちびっこ棋士として載ってましたw

将棋は無限に指し手があるような、すごく奥の深いゲームに見えますが、実は有限です。
オセロやチェスよりは複雑なので、AIが人間のチャンピオンに勝つのは遅れましたが、将棋もAIが最近人間の名人に圧勝しました。
これが将棋が有限である証拠です。
まぁ有限の命や頭脳しか持たない人間が作ったものですから、当たり前ですが。

AIもすごいですが、人間のプロ棋士は実はもっとすごいです。
彼らは将棋の盤や駒が無くても、実は対戦が可能です。
ソロバン上級者のように、頭の中に正確に将棋の盤が再現できるからです。
しかも、第一手から投了(相手が負けを認めて試合が終了すること)までの指し手を全て記憶しています。
そのため、上級者は試合が終わった後に、もういちど最初から今の対局をやって意見を言ったり感想を言い合う反省会みたいなのをやるとも聞きます。
また上級者は記憶力だけでなく、先を読む能力にも優れています。
詰め将棋というのは、これを鍛えるためのものです。
詰め将棋はやさしいものなら、「あと3手で詰みにするには、どういう手を次にさしたら良いか答えよ」という簡単なものから、何十手も先に確実に「詰む」ための手を述べよみたいな、超難しいものまであります。
プロやアマチュアでも強い人は、この先を読む力がすごいので、素人にはなんでこれで負けが確定したのか分からないような場面で投了となります。
私も将棋に熱中し、それなりに強かった小学生時代は数手で詰むような場面になれば分かりましたが、プロの試合はその当時でもなんでこれで投了なのか分からないほどすごかったのを覚えています。

件の藤井四段がすごいのは、この詰め将棋をものすごく鍛錬したからとも言っていました。
その証拠に彼は終盤がめちゃくちゃ強いと言われています。
29連勝を達成した対局も、最終局面まではむしろ相手の方が有利だったと。

将棋が強くなるには、強い人とたくさん対局する事ですが、その他に「詰め将棋」をやりまくるってのもあるのです。
また将棋は他のスポーツなどの体力を使うゲームと違って、子供から老人まで楽しめます。
脳は体力より衰えるのが遅いためでしょう。
それでもさすがにあまりに高齢の場合は、段位に見合う強さを発揮できない場合もあるようで、現に藤井四段の連勝記録の最初は加藤一二三という高齢の九段に勝ったところからはじまっています。
相撲で言えば、当時敵無しの最強の横綱だった千代の富士が、二世力士とはいえ幕内に上がってきたばかりの新人の貴乃花に負けたようなものでしょうか。

将棋は大昔からある伝統的なゲームのように思われていますが、その原型は確かに古代のインドや中国ですが、現在の形になったのは江戸時代だと言われている比較的新しいゲームなのです。
よって、まだ発見されていない戦法だとかが存在し、それをAIとの対局を見ていた羽生さんが指摘しています。

古いようで新しい伝統的なゲームだからこそ、藤井四段のような人が出てくるのでしょう。

将棋は老人の遊びのように思われがちですが、子供がやっても良い影響があります。
将棋は「こう指したら、こうくるから、次にこう指して」というように、「理論的な思考」が鍛えられ、身につくゲームです。
プログラムで用意された道をただ辿るだけのコンピュータゲームと違って、「馬鹿になる」ことはありませんw
これを機会に将棋をやってみてはいかがでしょうか。

コメントの投稿

非公開コメント

カウンタ
プロフィール

ウホッ!いい男

Author:ウホッ!いい男
異世界転生を待ち続ける中高年のおっさん

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR