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9条守れ俳句不掲載に見る、現代リベラルのレベルの低さ

俳句ではありませんが、文学的にも優れているとして有名な反戦の詩として、与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」というのがあります。

日露戦争の勝利に沸く日本で発表されたものですが、詩中には「日露戦争」だとか日本政府を直接叩くような表現は一切ありません。
他国や現代でも通じる、ごく一般的なありふれた常識の範疇の言葉で、切々と反戦を訴えているだけです。

それに比べて今回の裁判になった俳句はどうでしょうか?
プロと素人を比べるのは公平ではないかも知れませんが、以前も述べたように、あからさまに「特定の誰かや勢力を批判」する、しかもそれが、その誰かや勢力の評判を貶めるのが目的であると読み取れるものは、「評価」されないのです。
村上春樹が何度も候補に名前が挙がっているのに、ノーベル賞を取れない理由と同じです。

単純に文学的に素晴らしくないから掲載をされなかったとしても、政治的な表現があったから掲載されなかった、差別だ言論の自由の侵害だと言えば、通ってしまう。
そんなものが、本当の自由でしょうかね?

仮に同じように、テロ防止法案通って良かったですみたいな俳句を作って不掲載になり、裁判起こしたら、9条俳句を作った方はどう思うのでしょうかね?
大々的に報じたマスゴミさんたちは、同じように報じてくれるのですかね?
表現の自由の侵害だと、審査元を叩けるのですかね?

彼らにとっては、自分の主義・主張は法律を超えた何か、神様から与えられた権利によって守られている神聖不可侵なものであり、相反する主義・主張は、法的にまったく問題がなくても叩き潰し、封鎖するべきで、それは神から与えられた自分たちの使命だと思っているのです。

だからこのような事を平気でできるし、何も「おかしい」と思わないのでしょう。

天国で与謝野晶子も呆れてると思いますよ?w

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