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基本無料ネットゲームにおける無課金ユーザーについて

商売において、金を1円も払わない人は客ではありません。
無料お試しセットやデパ地下の試食等々も、それによって商品を買ってくれる事を、金を払ってくれる事を期待して行うものです。

それらは一人で何度も使ったり食べたりする事は基本的にできません。
しかし基本無料のネットゲームは1円も払わなくてもサービス終了までずーっと遊べてしまうわけですね。

運営側にとって、あるいは課金者にとってもそうですが、これほど迷惑な存在は居ませんw

ネットゲームというのは、自分の家のPCやインターネットの回線だけではできません。
ゲームを動かすのに必要な計算処理は全て企業側のサーバが行っており、自宅のPCはそれらの結果を単に表示したり、操作情報を送ったりするだけなのです。
またアカウント情報やキャラクターデータなども全て企業がのHDD、業務用コンピュータの世界ではこれをストレージと言ったりしますが、そういうものに保管されるわけです。
更にこれらのサーバやストレージ装置は自宅のPCと違い、万が一故障してもデータが失われたりサービスが止まったりしないよう、最低でも2台1組で運用されます。
ネットワークの回線も2本あるのが通常です。
こういう構成をサーバではクラスタ構成などと言ったりします。
システムに冗長性を持たせると言ったりします。

またそれらサーバやストレージ装置、ネットワーク機器を動かす電気の量も半端ではありません。
それらを設置する場所も年間を通して一定の温度・湿度を保ち、地震などの災害で貴重なデータが失われないような強固な耐震性を備えた専用の建物が必要です。
もちろんネットゲーム1タイトルのために、あたりまえですがそういうビルを建設するわけがありません。
データセンターと呼ばれるそういう建物を持っている企業から借りるのです。

その他にもハードウェアが故障してもすぐ修理に駆けつけてくれる24時間365日対応の保守契約、ソフトウェアに関してもバグやセキュリティの修正パッチの提供を受けられる保守契約を結びます。

定期的なメンテナンスの他にサービス中にサーバやネットワークに異常が発生していないかを監視する要員も必要です。

膨大な運用コストがかかります。

月額に直すと1千万円を超える事も珍しくありません。

これはブラウザゲームでも同じです。
ブラウザゲームはコストが安いと思われがちですが、それはゲーム製作のコストが安く済むだけであって、運用コストは変わりません。

そういった多額の運用費をまかない、さらに利益も出さなければならない。
だから基本無料ゲームの課金アイテム・ガチャ類はボッタクリとも思える高額な単価や課金を要求されるのです。

そこまでしてなぜ基本無料なのか?

そうじゃないと人が集まらないからですよ。
運営や課金者にとってはゴミクズのような存在の無課金ユーザも、実は居ないとゲームとして成立しないんですよ。
言ってみれば無課金ユーザというのは、企業側がお金を払って雇ってないだけで、サクラと一緒です。

無課金ユーザはサクラの役割を果たし、その報酬代わりに無料でゲームを遊べる、貴重なサーバやストレージやネットワーク機器などの資源を使わせてもらえるということです。

つまり客ではないかもしれないけれど、必要不可欠な存在のはずなんです。

本当に不要であれば最初から月額課金にすればいいんですよ。

月額課金制のネットゲームでも、たとえば最初の1週間は無料とか、レベル10までは無料みたいな形で人集めをしているところはいくらでもあります。
本当に面白い、ハマれるゲームであるという自信があるなら、それで運用できるはずなんです。

しかし低コスト短期間で作った底の浅い、こんなもんに課金する奴は早々居ないだろうというゲームだから基本無料で集めざる終えないんですよ。

つまり基本無料ゲームというのは、裏を返せば糞ゲーって事です。

そういう自分たちの無能さ、糞ゲーさを棚に上げ、無課金ユーザを蔑ろにする運営ばかりしているから、すぐに人数が減るんです。
当然ですが課金者と無課金では絶対に勝てないほどの差が付くのがこの手のネットゲームの常識です。

たいして面白くないうえに課金者には何をやっても勝てない、そりゃ止めますよいくら無課金でずっと遊べると言ってもw

ニートのたわ言、社会常識がないなどとこういう事を言うとよく反論されます。
無課金でも課金者と同等の強さになれるようにしろとか、五分五分の勝負をさせろと言えばそうでしょう。
しかし多くの無課金ユーザはそんな「わがまま」は求めていません。

操作の上手さやプレイ時間の長さなどでそれらがカバーできる程度の差にしてほしいと言っているだけなんですよ。
10戦したら9回は負けても1回は勝てる、1対1では勝てなくても1対5なら勝てる、その程度で良いのです。

10戦全敗、1人対10人でも負ける、そんなもん面白くないしゲームでもなんでもないです。
無課金なんて居なくてもゲームが成立するに十分なユーザが確保できるなら、最初から月額課金で運用した方が企業側も収入が安定するし良いはずです。
でもそうするとゲームが成立するに十分なユーザが確保できないんですよね?w

だったらもうちょっと課金者と無課金の差を考えるべきでしょw
あるいはもっとちがった新しい課金形態を考えるべきでしょw
スポンサー制とかね。

課金者のみなさんも良く考えてください。
そんな糞ゲーに、車が買えるほどの金額を課金してまで最強を目指すなんて馬鹿らしくありませんか?w

ちなみに私は基本無料のネットゲームにかつて数百万円課金して、サーバで1・2を争う強さ(あくまで数値的な強さでプレイヤースキル、つまり上手いわけではありません)を持っていた事があります。

だからこそ言っているんですよ?w

企業はいいかげん自分らの無能さから目を背けずに、真剣に考えるべきですよ。

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