2ntブログ

メルティーランサー PC98版 初代 攻略

メルティーランサーとは、1990年代後半に登場したギャルゲー+育成シミュレーションである。

メルティーランサー1

プレイステーションやセガサターンなどで発売され、アニメも作られるなど一定の人気はあったものだ。

このゲーム、もともとPC98のDOSゲームだったわけだが、その事はwikiにすら豆知識程度にしか書かれていない。
プレステやサターン版をやった事ある人も感じただろうが、けっこう難易度は高い。
しかしこれらコンシューマ版は、PC版よりこれでも難易度は低いのだ。
初代であるPC版はほとんど運ゲーであり、クリアするのも困難である。
ましてやお目当てのランサーと呼ばれる育成対象の女の子(一部女性w)を嫁にするエンディングはSAVE/LOADを駆使しないと無理なほどだ。

エロゲー全盛期だったPC98のDOSゲーだったため、あまり売れなかったというのもあり、攻略法を載せているページが皆無だ。
ちなみにコンシューマ版の攻略ページはいくつか存在している。
それらの攻略法の一部は初代PC98版でも参考にはなるが、そもそもシステムやゲームバランスが違うため、それらをもってしても攻略は困難を極める。

そこでどこもやってないこの初代PC98DOS版専用の「メルティーランサー攻略を少し述べたいと思う。



1.育成パラメータ優先度
通常のパトロールやイベント任務で敵と戦う場面が多々あるわけだが、そこで負けてしまうとゲームオーバーにこそならないが、進行に大きくマイナスとなり、ゲーム開始から1年という期限までに最終イベントまでクリアできなくなってしまう。
よって、まず戦闘に勝てるような育成をしない事には始まらない。

戦闘力を上げるには、余暇スケジュールに「模擬戦闘」を指定すれば良いわけだが、この際にどの戦闘パラメータを鍛えるかを更に指定しなければならない。
戦闘に関係するパラメータは「攻撃」「防御」「敏捷」であるが、どれも均一にあるいは成功率に影響する待機任務がある「攻撃」を上げてしまいがちだが、一番重要なのは「敏捷」である。
「敏捷」が低いと相手に先制攻撃される、捕獲できない、攻撃力が高くてもそもそも当たらない、相手の攻撃は当たるので、防御力も鍛えてないとやられる等々、かなりのマイナスとなる。
逆に「敏捷」さえ上げていれば、「防御」は上げていなくてもそもそも相手の攻撃が当たらないので問題ないし、攻撃力が多少低くてもいわゆる「快心の一撃」が出やすくなるので、それも十分補える。

限られた時間でクリア可能な戦闘力を育成するには、上げなければならないパラメータは絞らざるをえないので、特にゲーム序盤は「敏捷」を重点的に上げよう。
「攻撃」はゲーム中盤から終盤にかけて、それが高く無いと失敗する任務が出始めたり(「廃宇宙船の破壊」が目安)、倒せないボス級キャラあるいは捕縛可能まで弱らせる事が困難な雑魚敵が出始めてからでよい。

基本的に「敏捷」は70以上あればほぼ最後の大ボスまで通用するので、まずそこまで上げてみよう。

なお全パラメータの育成優先度は「敏捷」>「攻撃」>「体力」>「捜査」>「魅力」である。
それ以外のパラメータはゲーム進行には殆ど影響しなかったり、余暇スケジュールで上げる事ができないものなので、とりあえず「育成」という観点では無視する。


2.「休暇」の設定について
コンシューマ版と違い、PC版は一週間分のスケジュールを纏めて指定しなければならない。
その為、HPが大幅に減る事が予想される「パトロール」の前後や、あるいは「待機」任務でも必ずどこかに「休暇」を入れてしまいがちであるが、これは間違いである。

「休暇」はHPは大幅に回復するが、同時に「熱意」という嫁クリアやイベントCGを見るのに一番重要なパラメータが下がるというデメリットがある。
そのため、極限まで「休暇」は指定しないこと。
スケジュール指定時にHPが半分以下のランサーに対してのみ月曜日と火曜日を「休暇」にする程度にとどめる。
場合によっては残HPが1桁になるまで指定しないぐらいでも良い。
HPが0になると「ダウン」してしまってどのみち「熱意」は下がってしまうが、「ダウン」による減少「熱意」の方が「休暇」による自然低下よりはるかに取り戻しやすい。
特にゲーム中盤から終盤にかけてメンバーが倍に増え、「熱意」の低下が激しくなる場面では、不要な「休暇」で複数のランサーがどうしようもないレベルまで「熱意」が低下してしまい、詰んでしまう事も多い。
「ダウン」は複数のランサーが同時にする事はまずないので、むしろそちらを覚悟のスケジュールの方がクリアしやすい。


3.イベント戦闘に勝てない
序盤の2度目ぐらいのイベント戦闘で全員やられて全員「ダウン」で「熱意」大幅減少&ゲーム進行が遅れるなどの目に会い、これに萎えて止めてしまう人も多かったのではないかと思うが、実は攻略法がある。

この「緊急」イベントは放置すると組織評価が減少するので、まだ勝てない段階でもやらざるをえないように見えるが、実はランサー達が十分勝てるぐらいに育つまで、わざと「放置」しても良い。
パトロールですべての地域の治安度を「普通」以上に保っていれば、「緊急」任務放置による組織評価の減少を相殺できる。
そもそもこの組織評価は、いくら高くてもゲームの進行には何の影響もない。
0以下になると即ゲームオーバーというだけのものなので、0以下にしなければ良いのだ。

ただしあまりに放置しているとゲームが進行せず、タイムリミット(1年)までに最終ボスとの戦闘イベントまで行けなくなってしまうので、見極めは必要。
イベント戦闘に誰か一人が「ダウン」させられても残りメンバーで倒しきれる、その後にパトロールで出現する敵も一段階強くなったり準ボス級が出るようになったりするが、それらと出会っても「ダウン」せずに倒せるか、最悪逃げ切れるぐらいの戦闘力になった所でやるようにする。
難しければSAVEしておいて試して、だめならLOADし直してまたしばらく放置育成してから再挑戦すれば良い。


4.「熱意」の高いランサーにあえて待機任務を指定する
待機任務はランサーが自発的にやるよりこちらから指定してやった方が「熱意」が上がるので、一番「熱意」の低いランサーに待機任務を指定するのが通常である。
しかしわざと「熱意」の高いランサーを指定した方が良い場合が存在する。

「熱意」が高いと自発的に待機任務をこなしてくれるが、その際に選ぶ「任務」は自分の得意・不得意関係なくランダムで選択される。
「捜査」が低いのに「オゾン層」を選んだり、「攻撃」が低いのに「破壊」系任務を選んで失敗して、「熱意」が大幅に下がるという自滅をやらかす事が、特にゲーム後半は頻発する。

そのような状況が予想される場合は、あえて「熱意」の低いランサーではなく、「熱意」の高いランサーに得意分野の任務を指定する。
あるいは他のランサーが請け負うと確実に失敗するが、十分に育っているであろう高「熱意」のランサーなら、期限の3日以内にクリアできる高難易度任務を、あえてやらせる方が良い。
「熱意」の低いランサーはそのまま「待機」するわけだが、「休暇」でなく「待機」の場合は何もしなくても「熱意」が下がる事はまずないので、こちらの方が相対的に見て良いというわけだ。


5.待機任務専門のランサーを作る
ゲーム後半になると、イベント任務発生の条件である待機任務のクリア数が増加する。

そのため、いくら治安が万全でも時間切れでゲームオーバーになる。

なので仲間が6人揃うか、その直前あたりで待機任務専門のランサーを作る。
具体的には、スケジュールを全て「待機」にして「パトロール」しない後方勤務ランサーを1人以上置くという事だ。

おすすめは、後半のイベント発生条件を効率良く達成させるのに必要な高難易度任務である「オゾン層」がこなせる捜査が高いシルヴィと、「廃宇宙船破壊」がこなせる攻撃の高いアンジェラである。
この2名は初期から居るので、育成期間が長く必要な能力が十分に上がりやすいことと、パトロールに出てくる敵がボスクラスになると、いくら戦闘力を上げても勝てない事が多くなるためである。
追加で仲間になるメンバーは初期の戦闘力が高く、戦闘スキルも優秀だが、捜査や魅力や熱意や体力といった待機任務をこなすのに必要が能力が低い。
なのでこれらのメンバーにパトロールは任せ、初期メンバーは待機任務専門の後方勤務にさせた方が良い。
初期メンバーでも例外的にサクヤだけは、「自己回復」が戦闘時に使えるうえに防御が高めで、後半のボスクラスの敵にも対抗できるので、パトロール担当でも良い。
サクヤを後方勤務させるなら、「魅力」が必要な任務担当として使う。




以上の点を踏まえてプレイすると、イベントCG回収や嫁エンドができる・・・とは言わないが、少なくともクリアはできるはずである。

イベントCG回収や嫁エンドは「運」に左右されるので、SAVE/LOADを駆使しないとそもそも無理だ。
イベントCGが出るタイミングやランサーはコンシューマ版と同じなので、そちらの攻略ページを参照してもらいたい。

基本的にこれらを達成するには、イベントCG発生のタイミングで対象のランサーの「熱意」がMAXの99ある事が必要。
また嫁エンドには、「魅力」がMAX99ある事(90台であればOKかもしれない)も必要となってくる。

そのため、ゲーム開始時より嫁候補ランサーは1人に絞って、「熱意」99を維持しつつ「魅力」も上げなければならないので、常時「呼び出し」の対象とするぐらいに、かまってあげなければならなくなる。
これは他のランサーが不適切な余暇スケジュールを指定(MAX99ある能力を上げる余暇や、低すぎて使えない能力以外を上げる余暇)していると、そちらを呼び出して変えさせざるをえなくなるので、非常に運に左右される。

対象ランサーを呼び出しても問題ない余暇スケジュールを、それ以外のランサーが設定するまでSAVE/LOADを繰り返すなどの対応が必要となってくる。

コンシューマ版はこの辺の「運」ゲーバランスが多少改善されている(サターン版も持っていて、実際にやったので)。
なのでわざわざ実稼動するPC98本体や出回った本数の少ないこの初代PC版を探すより、コンシューマ版でやった方が良い。
それでもあえてやろうと言う人、押入れの中にこのソフトが眠っていて、実機は無いがエミュレータで何とか動かせるからやってみたいという人は参考にして下さい。

コメントの投稿

非公開コメント

カウンタ
プロフィール

ウホッ!いい男

Author:ウホッ!いい男
異世界転生を待ち続ける中高年のおっさん

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR