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絶対に勝てる・負けるゲームは面白くない

何をしても負ける、運が良くないと勝てない。
人はそういうゲームを糞ゲーと言います。

逆にどんなヘマをしても、目をつぶってても勝てるようなゲームも面白くないです。

国取りシミュレーションを思い出してください。
信長の野望とか三国志とか、コーエーのそれらをやった事ある人は多いと思います。
あれらって一番面白いのはゲームが始まった直後じゃないですかね?
全国統一間近になるとダレませんか?
つまんなくなって、あーもういいやwってなったことないですか?

それは圧倒的な戦力差が付いて、何をやっても絶対勝てる状態になったからですよ。
これが今の基本無料ゲームの現状です。
廃課金者は何をしても絶対勝てる、無課金は何をしても絶対負ける。

だから双方とも面白くないんです。
ゲームの製作・運営者はつまんないのは無課金だけだろうと思っているでしょうが、大間違いです。

プロ野球のシーズン終了間近の試合を「消化試合」と言ったりします。
選手もやる気ないし、観客も見る気が起きないような試合ですね。
なぜでしょうか?
たとえ残り試合全勝してももう優勝はできない、それどころか自分らのひとつ上の順位のチームが全敗しても順位は上がらない。
つまり何をやっても、試合自体の勝敗はあるでしょうが、一番の目標である優勝やより高い順位でシーズン終わるってのがもう変わらないからですよ。

さて、コンピュータゲームの代表的な分野はネットでもソロの家庭用ゲーム機のゲームでも、「RPG」でしょう。
「RPG」は国取りシミュレーションのように、最後の方になるとダレる、エンディングまでやる気が起きないってゲームは少ないです。
最強の装備を手に入れ、レベルが最高になっても最後のBOSSには絶対に勝てるわけじゃないからですよ。
それなりに工夫しないと、必勝法に従わないと勝てないからですよ。
だからクリアするまでやり続けるんですよ。

今のゲームを企画する、運営する現場の人たちってのは、ほとんどが物心付いた頃には既にファミコンがあった人たちでしょう。
コンピュータゲームなんてやった事ないって人は居ないでしょう。
むしろ夢中でやった人たちの方が多いはずです。

なのになぜこんな基本的な事が理解できてないのでしょうか?

コンピュータゲームのプログラムと、業務システムやビジネスソフトと言われるアプリケーションのプログラムは全く違います。
ゲーム業界が衰退しても、他のIT企業に簡単に転職できると思ったら大間違いですよ?
ましてやプログラムできない、ただゲームの仕様を考えるだけ、運営するだけの人たち。
転職の時に何のアドバンテージもありませんよ?それらの経験や知識は。

ずーっとゲームの仕事で食っていきたいなら、というかそれしかもう無いんですから、もちっとまじめに仕事しませんかね?

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