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アズールレーン 大型アップデートについて

アズールレーンの大型アップデートがあった。

いつものイベントの更新・追加ではなく、UIの一新という、非常に大規模なものだ。
ゲームの印象そのものが変わってしまいかねない、ある意味バクチでもある。

私は大失敗だったと考える。
もちろん、これでアズールレーンの人気が落ちる事はないだろうし、このアップデート以降に新規に始めた人達にとっては、何も感じないとは思うが。

なぜ大失敗だったかと言うと、良くなった点があまり見当たらないのに、悪くなった点が目に付きすぎるからだ。

まず文字・数字のフォントサイズがひとまわり小さくなった。
これはたぶん隙間を空けて、より見やすくしようとしたのだとは思うが、かえってみにくくなった。
アズールレーンというのは、スマホのゲームである。
従って、画面は非常に小さい。
私はBluestacksを使って、PCの大画面に拡張してやってるが、その状態でも文字・数字が見にくくなったと感じるのだから、スマホでやってる人にとっては、もっとそう感じるであろう。
もともと目が悪いうえに、さすがに老眼が始まってもおかしくない年齢で、メガネも10年以上作り変えてないので合わなくなってきてるというのもあるが、それらを差し引いても、某CMではないが、「小さすぎて、読めない!!!」と投げ出したくなるレベルだw

さらに悪い事に、小さい画面で任務の種類、艦娘のレア度等の、文字で表すだけでは分かりづらいものを、色分けした枠で囲うなどして、分かりやすく補っていたのが、その枠部分も太さが削られてしまったり、一部削除されてしまったので、種類や分類の見分けがつきにくくなった。

また宿舎の食料補充も、今までは画面下にはっきり見えていた食料の残りを示すバーが、補充コマンド実行時には、ボヤけて表示されるようになり、あとどのぐらい食料を入れれば満タンになるかが、目で見て分からなくなってしまった。
この仕様を作った奴、本当にまじですぐに会社辞めろと言いたくなるぐらいに、ムカついたw

良くなった点は、UIひとつひとつが小さくなる=グラフィックデータの量が減った事による、多少の読み込みスピードのアップだけ。

私もかつて、商用ではないが、社内ツール類をいろいろ作ってた、なんちゃってプログラマみたいな仕事をしてた事がある。
その際に、画面を作るときに一番注意を払ったのが、フォントサイズである。
会社というのは、定年退職間近の、あるいは定年退職を一度して再雇用という形で働いてる高齢な社員の方も多かった。
そういう人達も使うものなので、文字が小さい過ぎてよめなーい!!!と言われないよう、非常に苦労したものだ。
そして次に、ボタンの配置や画面の種類。
コンピュータソフトというのは、いろんな事ができる機能を付けられるが、それらを1画面で全部納めるのは不可能だ。
よって、画面の切り替えが発生する。
これを画面の変遷という。
これを極力少なく、極力分かりやすく作るのも苦労する点だ。
なぜかといえば、画面の変遷数が多かったり、あるいは複雑だったりすると、使う方が覚えるのが大変だからだ。

UIの設計というのは、これらを常に心がけるべきであり、見た目の良さなんてのは2の次であるべきなのだ。
それはゲームとて同じ。

だが今回のアズレンのUI変更は、明らかに二の次であるべきの見た目の良さばかりに拘ったようにしか見えないのだ。
見易さ、分かりやすさを実現した上で、最後に余裕があれば行うべき「見た目の良さ」を前面に押し出すなど、コンピュータソフトウェアを作る人間としては、失格といわざるを得ない。

こんな下らないアップデートに、多くの労力と時間と金を掛けるなど、正気の沙汰とは思えない。

最初からこのUIであれば、まだこういうもんだと諦めもつくが、以前はもっとマシだったから余計に残念でならない。
もっとも以前のUIも決して良いものでは無かったけどね。

ネットゲームというのは、継続してプレイしてもらう商売である。
家庭用ゲーム機のゲームソフトのように、一度買って貰えればそれでおしまいというものではない。
そういう類のソフトであれば、使いやすさ、見易さよりも、見た目を重視したUIにするのは、まだ分かる。
しかしネットゲームという継続して長く遊んで貰う事が重要なアプリケーション・サービスの場合は、見た目の良さなんてのは、商売の成否に殆ど影響しない。
なぜなら、見慣れてしまうので、魅力はすぐに薄れてしまうからだ。
それよりも、より分かりやすく、より使いやすいUIや画面の方が重要なのだよ。
なぜそれが理解できないのか?

もっともWindowsというOSも同じような愚行をおかしてるので、マイクロソフトより人材も金も無い中国のいちゲーム企業が分からなくても仕方ないとも思うがw

全てのソフトウェアの画面構成、UIを設計する人に言いたい。
見た目の良さなどというのは、すぐに慣れて飽きられるものであり、それは重要な要素ではないと。
そんなもんは、見やすく使いやすいUIにしてから考えろと。

そもそも今のコンピュータの基本であるGUIと言われるものは、それ以前の時代の、ファイル名を全て手で打ち込んで起動したり指定したりする煩わしさを無くし、コンピュータに詳しくない人でも簡単に使えるようにと考案されたものだ。
見た目が良いから出来たもんじゃないんだよ。
より分かりやすく、より使いやすくするために編み出されたのが、GUIなの。

そういった歴史もコンピュータの基礎知識もなく、単に専門学校でプログラムの勉強しましたみたいなアホに作らせるから、こういう事になる。
というか、プログラマを養成する学校は、もっと基礎的な事を教えろと。
四則計算もできない奴に、いきなり高度な数学の公式だけ暗記させるような教育はやめろと。

最後にもう一度言う。
UIとは、見た目のかっこ良さだの綺麗さだのを求めるべきではない。
見やすさ、分かりやすさ、使いやすさを最も重要視して最優先に考えるべきだと。

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