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ログファイル

ログファイルとは、システムの動作を記録したテキスト形式のファイルである。

主にシステムに障害が発生した時に、その原因究明の重要な手がかりとなる事から、OSはもちろんのこと、DBなどの基幹アプリから最近ではゲームなどでも出力しているものが多い。
また、不正アクセスや違法な書き込みなども、サーバ側にログがあるから、何処からアクセスされたのか、誰が書き込んだのかが特定できるわけで、セキュリティにも重要な役割を果たす。

しかしながら、個人のPCやスマホなどでは、ほぼ必要ないと言える。
なぜなら、個人のPCやスマホは、多少調子が悪くなったところで、多大な金銭的な損害が発生する事は無いし、不正アクセスだってターゲットは企業のサーバの方が多いわけだ。
アンチウィルスやファイヤーウォールなどセキュリティソフトさえきちんと動作させていれば、ログファイルなんぞ必要ない。
そもそも素人が見たって、理解できるわきゃないし。

にもかかわらず、OSから個人仕様のアプリまで、馬鹿みたいにログを吐きまくる。

テキストファイルなので、容量はさほど食わないが、それでも数が増えればそれなりの占有量にはなる。
また容量は小さくても、ファイルの数が増えると、HDDのアクセススピードが低下するというデメリットもある。

HDDというのは、リアルの世界なら倉庫のようなものだ。
ぎゅうぎゅうに詰まっている倉庫から、目的の荷物を探すのは、スカスカの倉庫から探すより大変である。
そして荷物のサイズが小さいので、ぎゅうぎゅう詰めにはなっていないが、保管数が多い場合も、やはり目的の荷物を探すのには時間が掛かる。

それと同じだ。

クリーナーツールでも、「ゴミ」(削除してもシステムに影響がない)ファイルとして検出されるのは、一時ファイル(テンポラリーファイルやTempフォルダの中身、ブラウザのキャッシュ)に次いで、このログファイルが多い。
ただ、クリーナーツールではOSや有名なアプリのログしか消してくれない。

よってシステムのパフォーマンスを保つには、定期的に手動でログファイルを消したり、Windowsの場合はイベントビューワーで各種ログファイルを出力しない(無効)にしたり、容量を制限したり、クリアしていく必要がある。

ログファイルの削除方法は簡単で、エクスプローラを開いてドライブを指定した後で、検索で「*.log」をすれば良い。
各ドライブでこれを行い、OSやアプリケーションが吐いたログファイルを全て削除して、HDDの空きを増やすとともに、保存されているファイルそのものの数を減らす事で、アクセススピードも上がる(場合がある)。

またプログラムによっては、一定容量に達したログや日付などが変わった場合、以前のログファイルの拡張子を「.001」みたいに数値に置き換えてバックアップしやがるものもある。
これらは「*.log」の検索キーワードでは出てこないので、別途「*.0*」など拡張子の頭が数字になってるものを抽出し、削除する必要がある。
ただしプログラムや重要なデータも、この形式でバックアップする場合もあるので、一応ファイル名を確認してから個別削除した方が良い。


結論
個人で私的に使用するコンピュータ(PC・スマホ等)には、ログファイルは不要。
不要なファイルが溜まるとシステムのパフォーマンスが落ちるし、セキュリティ上も良くない。
従ってクリーナーツールや、手動で定期的に削除するのをお勧めしたい。

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