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三国志3の欠点

三国志3は名作ではあるが、欠点もある。

それは文官と武官に分けてしまったところ。
これにより、内政が行えない国、あるいは兵が持てない城というのが生まれる。

ただでさえコーエーの、というかこの手の戦国シミュレーションものは、武将の数自体が難易度に左右される。
無能でも文官・武官が居れば、統治者の居ない城を占拠して自分のものに出来るが、周辺の城すべてを占拠していても、人が居なければ空白地を自分の国の色にする事が出来ない。

三国志にしろ信長の野望にしろ、歴史書に名前が載ってないだけで、実際には内政や戦闘の指揮を執っていた無名の人は居たはずだ。

なおこの問題の解決のひとつを、蒼き狼と白き雌鹿シリーズ(チンギスハン)は示している。
架空の王族や在野武将が生産されるからだ。
信長の野望シリーズも、戦国群雄伝はこのシステムを一部取り入れている。
架空の在野武将が登場する。
ただし殆どの場合、無能である。
有能であっても、忠誠度100でも反乱を起こす奴が多いので、後方安全地帯すら任せられない。
というか、そもそも雇えないw

どんな国や地域にも、有能な文官や武官、あるいは両方の仕事が出来る人は居たはずだ。
ただそれを見出して引き立てる(雇用する、会社で言えば課長や部長などの役職に就ける)かどうかだけ。

昔の武将は、特に日本の武士はそうだが、武人でありながら政治家でも行政官でもあった。
今の自衛隊みたいな、なんでも屋だった。
たしかに当時の中国は、文官と武官という役割分担がすでにあったようだが、かといって武官が内政の政策を実施したり、あるいは文官が戦の指揮を執った事もあるわけだ。
担当じゃないので出来ませんじゃ、国が滅びてしまう。

戦国ゲームは見た目だけはどんどんリアルになってるが、しょせんはゲームの域を出ない。
いっそのこと、初代信長の野望や西洋のAoEシリーズ(エイジ・オブ・エンパイア)のように、「武将」という概念を無くすのもありかも知れない。
ただそれだと三国志だの信長の野望だのの意味が無くなるがw

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