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Windows10 カーネルミキサーがゴミ問題

前々から思っていたが、Windows10のサウンド処理は、とにかくゴミだ。
音質が悪いとか、そういうレベル以前の問題。
とにかく、重いし効率が悪い。
いかにWindows7が優れたOSであったかを思い知る。

このWindows10のサウンド処理がゴミなのは、Windowsのカーネルミキサーが腐っているのが原因らしい。
カーネルとはWindowsの本体とも言えるプログラムの事であり、ミキサーとはサウンド処理を指すので、まぁ簡単に言えばWindows10のプログラム本体のサウンド処理が腐ってるので、ドライバーを最新にしようがどうしようもないという事でもある。

                  【アプリケーション】
                       ↓↑
【メモリ】→[サウンドデータ]→【カーネルミキサー】→[音量や音質が調整されたサウンドデータ]→【ドライバー】→[サウンドチップに対応させたサウンドデータ]→【サウンドチップ】→[アナログ電気信号]→【スピーカーなど】

このように、ドライバーは既にゴミ処理されたサウンドデータを、サウンドチップに受け渡すだけだから。
音質が悪いデータを治す事はできないのはもちろん、カーネルミキサー側の処理が遅くてデータそのものが来ない(音飛び)はどうしようもない。

Windowsのカーネルを通さないで音を出す方法は、まったく無いわけではない。
有名なのは「ASIO」というミキサードライバーを使う事。
上図で言えば、【カーネルミキサー】というゴミプログラムの部分を【ASIO】に置き換える。
ASIOはサウンドデータを一切加工せず、そのままの形でドライバーへ送り、音質を確保しようというものだが、同時に「加工」という処理をしない事で、その分軽くなり、音飛びやサウンドのもたつきも、理論上は解消される。

ただし欠点もあり、
・アプリケーション側がASIOに対応していないと使えない
・音量調整処理もしないので、音を大きくしたり小さくしたりが出来なくなる

スピーカーなどボリューム調整機能があるもので聴く場合は良いが、それが無いヘッドフォンなどで聴く場合はPC本体のヘッドフォンジャックなどからだと、音がでかすぎて耳が痛いとか、小さすぎて聞こえないとかを解消できなくなる。
まぁアンプ付きスピーカーなどには、アンプ部にヘッドフォンジャックがあると思うので、そっちへ繋げば良いのだが、音質に拘る場合は、スピーカーアンプを通す分だけ電気信号的にはわずかに劣化する(気がする)のは否めない。

MP3などの音楽再生ツールは対応しているものが多いが、動画再生ソフトで恐らく一番普及してるであろうVideoLANはこれに対応してない。
Bluestacksは仮想PC上で動くエミュレーションソフトで、サウンド処理は本来はカーネルを経由しないはずだが、ブラウザと同時起動して使ってたりすると、そのブラウザ側のサウンド処理に引っ張られるのか、音声が途切れ途切れになって治らないなどの現象に見舞われる。
単体で起動してれば問題ないが、ブラウザで攻略Wikiなどを見ながらゲームしてる場合などは、どーしようもない。

あらゆるアプリケーション、あらゆる場面で完全にWindows10のカーネルを通さないでサウンド処理をさせるツールや方法は無いものだろうか?
色々調べているが未だに見つからない・・・

今までのプログラムとAIの違い

厳密には今騒がれてるAIは「なんちゃってAI」なわけだが、それまでのコンピュータのプログラムと、今のAIと呼ばれるプログラムの何が違うのかを述べる。

例えば「オムレツを作る」という作業があったとする。
今までのプログラムでは材料を用意して、それをどう調理すればオムレツになるか、その作り方を事細かに、人間があらかじめプログラムしなければならなかった。
調味料の分量だとか、火加減だとか、フライパンの動かし方だとか。

AIの場合は、材料用意して、「これでオムレツ作れ」って命令するだけでよい。
作り方はAIが自分で学習してくれるから。

今までのプログラムは、オムレツの作り方まで丁寧に教えてあるので、最初からオムレツが作れる。
AIの場合は学習しなければならないので、作れるようになるまで時間が掛かる。

これだけ見れば、AIに何も利が無いように見える。
しかしAIの場合、作れるようになってからが、既存の言われた事しかできないプログラムとの差が出てくる。
作れるようになってからも、AIというのは更に短時間でおいしく作れる方法を模索する。
その結果、いままでの料理本や料理家が思いもつかなかったような方法で、今までにないぐらい効率的に、今までにないぐらいおいしいオムレツを作れるようになるのだ。

これこそがAIの真の価値なのである。

ただし今のAIは、まだまだ真のAIとは言えない。
真のAIは、自分で「オムレツが作りたい」と考え、自分で材料を用意して作り方を調べて作るみたいな、完全に人間と同じような「意思」があるものを言うと私は思うからだ。

未だに「ドラえもん」が作れないのは、ロボット工学の技術が人間と同等の動きをできるレベルに達してないとか、動力源の問題とか、それだけではないのだ。
完全な「人工知能」が、まだ作れてないからなのも大きいのだ。

言われた事しかできない人間は三流などと言われるが、今までのプログラムというのがまさにこれ。
言われた事を上手くできる人間は二流らしいが、これが今のAI。
言われなくても出来る人間が一流なのだそうだが、これが真のAIなのだ。
そう考えると、今のAIは「なんちゃって」の「二流」である事が分かると思うw

女性はプログラマには向かない

女性はプログラマという職業には向かないと、かつてGoogleが言った事があったが、それは真実だと思う。
なぜなら、女性は「理論的思考」が苦手だからである。
これは男女の脳の働きの違いなどの研究からも、そういう結果が出ている。

そしてそれは、差別でも何でもない。
女性はプログラマやるな だったら差別だろうが、単に向かない人が多いと言っているだけ。
女性と男性では身体能力に違いがあるのは、当然の事だし事実なわけだし。

女性には、男性より観察眼が鋭い、記憶力が良いという結果も出ている。
つまりそれぞれに得意・不得意があるってだけで、どっちが優れている劣っている、上だ下だの話をしているわけではないのだよ。

そうやって、単に違いを述べてるだけなのに、差別だとわめくから、どんどん変な方向に人類社会は進んでしまう。

プログラマに大切なのは、何度も言っているが、開発言語の命令語を完璧に覚えている事でも、文法を理解している事でもない。
顧客に要求された仕様を実現するのに、どういう手順を踏めば良いか?
どう組み立てたら、その要求が実現できるか?
そのアルゴリズムを思い付けるかどうかが、一番重要なのだ。
ぶっちゃけ、開発言語の命令語や文法なんて、それこそ辞書引きながらでも良いのだ。
まぁ覚えてるに越した事はないし、そもそも基本文法を理解してなければ、書けないけどねw

プログラムというのは、コンピュータの「言葉」でもある。
つまり「外国語」を勉強するのと似ている。
だが、いくら外国語の文法を理解し、多くの単語を覚えていても、それで作文ができる、会話が出来るかというとそうではないのと同じ。
コミュ障は、母国語以外の言語をマスターしたって、コミュ障が治るわけじゃないでしょ?w
作文や会話というのは、また別の能力が必要になってくる。

我々は小学校から「国語」として、日本語を学問的に勉強する。
その中で「作文」という授業は結構やらされたと思う。
しかしじゃあ日本人全員が小説書けるかっていうと、そうじゃないのと一緒。
それは「日本語」という言語を覚え、理解する事とはまた別の能力が必要になってくる。
逆にいえば、小説家として能力や才能がある人は、言語が違っても通用するのだ。
極端な話、基本的な文法だけ理解してれば、単語は辞書で引きながらでも、小説を書くのは可能なのだよ。

新人女性社員が、いくら教えてもプログラムを作る事ができず、しまいには泣き出してしまった、うぜぇwww
って話題がネットにあがってたので、このような話をしてみた。

女性にはプログラマに必要な能力が、無い人が多いという事実。
そして、開発言語の文法や命令語の種類だけ教えて覚えさせれば、それでプログラムが作れると思ってる教育方針のアホさ。
私はこの話を聞いて、この女性新人を馬鹿にしてる同僚か先輩か上司、あるいはその会社の社員教育の仕方の方が、馬鹿にされるべきだと思ったのだ。

かなりレベルの高い理系大学卒の新人より、専門卒だが趣味でゲームの改造プログラムなどを自分で作ってた新人の方が、現場では圧倒的に使える人材であって、開発研修など必要なく、即戦力でバリバリ仕事させてたって現実を、私は実際に見てきている。
もちろん、その新人が今まで自分の趣味で使ってたのは、会社で使ってるのとは違う開発言語だ。
しかしすぐに、会社が使ってる割と古い、その業界でしか使われてないようなマイナーなやつでも使いこなせるようになった。
なぜなら、コンピュータの基本的な仕組みを理解し、プログラムというのはどうやって組み立てていけば良いかを知っていれば、言語の違いなんて、たいした問題ではないからだw

Pascalは知ってるけど、Javaは分かりません。
Visual Basicは使った事あるけど、C言語でプログラム作った事はありません。
とかそういうのは、さほど重要ではない。
実際に自分でプログラムを作った事があるのか?
使ってた開発言語は違うが、システム開発をした事があります。
いちから自分で考えて、プログラムを作った事があります。
の方が重要。

そして、そういうアルゴリズムを考える力、プログラムを組み立てる才能ってのは、男性の方が持ってる人が多いのだ。
それは長い人類の歴史の中で、男女がそれぞれ行ってきた生きていくための役割や仕事の分担の結果でもある。
それが人類にとって、もっとも適切だったからそうなったわけだ。
差別とか関係ないし、考えてもない。

男性は集落の外へ出て、狩りや漁をする。
女性は集落の中で子供の面倒を見たり、集落の中や割と安全な集落の近くでできる仕事をする。
その結果、養われる能力に違いが出た。
現代において、プログラマという職業に必要な能力は、男性的な能力の方なのだ。
外に出て狩りをしたり敵と戦ったりみたいな、戦闘系とはまったく無関係な職業に思えるかもしれないが、それで培われ、伸ばされてきた能力の方が重要だという事だ。

現代社会において、男性が得意な仕事もあれば、女性の方が向いている仕事というのは、確実にある。
もちろん、能力は人それぞれ違うわけで、必ずしも性別で職業は決められない。
女性はプログラマには向かないので、女性というだけで雇いません、試用も試験もせずに。
男性は他人の体調の僅かな変化を見抜く能力が低いので、男性というだけで患者のわずかな容態の変化にすばやく気づく事も求められる看護師という職業には採用しません。
とかだったら、差別。
採用試験や試用や新人教育をしてみた結果、やっぱり向いてないと思ったら、違う仕事をさせる、雇わないのは差別でも何でもない。

本人だって、不向きな仕事を無理やり続けさせられて、ロクな成果を出せないどころか、同僚の足を引っ張りまくってまで続けていく方が、苦痛だろう。
それを差別になってしまうからと、無理やりやらせ続けたり、あるいは理解しないで無能だと笑いものにすることこそ、わたしは「悪」だと思うねって話。

プログラマは10進数で考えてはならない

現在のノイマン型と呼ばれるコンピュータの基本構造では、プログラムもデータも、全て2進数で管理される。
2進数とは、0と1の2つの数値で1桁とする数の数え方だと思ってくれれば良い。
従って2進数の10は、我々が日常で使ってる10進数に直すと2になる。

なぜ2進数なのかと言うと、それが一番エラーが起きる確率が低いからだ。
0というのは、電流がまったく流れてない状態であり、1というのは電流が流れた状態である。
これを一定の間隔で発振(振動)する鉱物として知られ、時計などにも使われている水晶(クォーツ)によって一定のタイミングで、電流が流れたのか、流れなかったのかを記録したものが、2進数の数値データとして使われるのだ。
電流が流れたか流れてないかの2種類だけの判別のため、たとえば電池で動いているようなものでも、電池が切れ掛かって電圧が下がったりしても、正確に計算処理ができる。
これを例えば電圧なり電流の量(アンペア?)などを10段階で判別するようにして、10進数で内部的に扱う仕様にすると、電池が切れ掛かって電圧が下がった時に、正確な計算が出来なくなる。
なぜなら、0.2Vの電流が流れたら「2」とかって決まってるのに、電池が少なくて0.15Vしか流れなかったら、「2」として判別できなくなってしまうからである。
電池でなく、普通のコンセントから電源が供給されている場合でも、温度や湿度や、あるいはその他の外部的な要因によって、正確な10段階の表現ができなくなる場合もある。
だから、単純に電気が流れた・流れてないの2つだけで判別する2進数が使われるのだ。

さて、2進数では0と1の2種類の数値しか扱えない。
これでは人間界で役に立つ複雑な計算処理や、大量の数値データが扱えない。
よって、コンピュータ内部では2進数を8桁を一区切りとして扱う。

なぜ現代の世界で日常的に使われている10進数にしなかったのか?
それは2進数はどう変換しても、きっちり10進数にはならないからだ。

2進数では2以上の数値は桁数を増やさないと表現できない。
2進数2桁なら0・1・2・3まで。
3桁なら0~7まで。
4桁にすると0~15までとなり、どうがんばっても、ぴったり10にできる桁数が無いのだ。
だからコンピュータは16進数になっている。
ちなみに現代の現実世界でも、時計などは60進数である。
60秒で1分、60分で1時間と桁が上がっていくからだ。
(まぁ60時間で1日にならないのは、アレだがw)

16進数とは、1桁で0~15まで表せる数の数え方になる。
しかし今の世界で標準的に使われているアラビア数字には0~9の10種類の文字しかない。
なのでコンピュータの世界では10~15までの数値は、16進数ではA~Fまでのアルファベットを代わりに使って表現している。

そして更に16進数2桁で1バイト、つまり最小のデータ単位として扱うのが今のコンピュータの基本仕様である。
表記では00~FFまで、10進数だと0~255までの数値になる。
従って256以上の数値データを扱う場合は、メモリでもHDDでも2バイト使う事になる。

この計算が、10進数で物事を考えているとできないのだ。
だからプログラマは16進数で物事を考えろと言っている。

画面に表示する時は10進数にするにしても、内部の処理的な事は全て16進数で考えないと、無駄にメモリやHDDを消費し、また処理スピードもその分落ちる。

この仕様は、人間社会に「電卓」という形ではじめてコンピュータが登場して以来、インベーダゲームやファミコン、パソコン、Windowsの登場、そして現在のスマホのような超小型コンピュータが登場するまで、変わっていない。
スマホもPCもサーバ(業務用コンピュータ)も、全て1バイトが記憶領域の最小単位であり、1バイトは16進数2桁である。

関係ない豆知識をここでひとつ。

プログラマの世界では、「サーバー」は「サーバ」、「コンピューター」は「コンピュータ」、「データー」は「データ」と文章で使う時は表記する。
また、英数字は「半角文字」を使う。
別にこうしなきゃいけない決まりがあるわけではない。

これは恐らく、メモリやHDDなどの記憶領域が少なかった頃の名残だ。
極力、文字数を少なくする、全角に比べて、半角文字は1バイトで表現できるので、英数字など「半角」で表現できる文字は「半角」を使ったのだと思う。

話が逸れたが、コンピュータ創世記のプログラマってのは、そこまで拘ったのだ。
初代ドラクエが、容量の関係で「カタカナ」を50音ではなく、使用頻度の高い上位20音分しか文字グラフィックデータとして入れなかったという逸話もあるように、昔のプログラマは常に「メモリ容量」や「記憶領域」とのギリギリの戦いをしていたw

まぁ今の時代は、そこまでする必要はないわけだが、それでもやはり物事を16進数で考えないと、無駄に容量を使い、処理スピードを落とす事にはかわりない。

Visual BASICには、変数の型の定義に、「バイト型」ってのがある。
これはその変数の内容を記憶するのに、どれだけのメモリを確保するかという命令というか、開発言語への指定なわけだが、「バイト型」にすると、最小の1バイトだけしか確保されないので、その分容量が少なくなるし、処理スピードもアップする。
ただし0~255の数値、あるいはそれで表せるデータしか、その変数には入れられない。
私はループカウンタ(For~Next文で使う、ループ回数をカウントする変数)は、大抵はわざわざバイト型を指定した変数を使っていた。
実際それで、プログラムの処理スピードが1分も2分も変わるのかと言われれば、そこまでの差は出ない。
ただし塵も積もればという言葉があるように、それらが積み重なっていけば、確実に差は出る。

16進数で物事を考えるのは、処理スピードやメモリの節約のためだけではない。
コンピュータプログラムには「バグ」というものがつきものだ。
「バグ」というのは、単純な命令語のミスもあるが、一番多いのは「想定外」の処理がされた場合だ。

たとえば、商品の値段を記録する領域が、事前の発注元との打ち合わせで、「最大でも100万円未満の商品しかうちは扱わないので、そういう仕様で作ってくれ」ってなってたのに、実際には100万円を超える商品を扱い始めてしまったという場合、当然ながら、それをそのまま入力したり処理したりすれば、不具合が起こる。
「オーバーフロー」と呼ばれる現象だ。
日本語に訳すと「桁あふれ」。

予め用意されていた保管領域内で管理できない数値が入力された事で、誤った数値になってしまって、それで計算されてしまうのだ。

1バイトで定義されている変数に、256以上の数値を入れたら、コンピュータの内部ではどうなるか?
答えは本来必要になるはずの3桁目が切り捨てられ、下2桁のみ反映される事になる。
たとえば256という10進数を、1バイトしか用意されてない変数に入れると、その変数の中身は0になる。
コンピュータ上では16進数2桁が1バイトであるが、256という10進数の数値は16進数だと100となる。
だが3桁目が無いので、「1」の部分は切り捨てられ(正確にはオーバーフローフラグというものが、専用のフラグレジスタに立つのだが)、下2桁の「00」の部分だけが、メモリやHDDに反映される。
これで計算したら、計算結果がおかしくなるのは当たり前だw

しかしこういった不具合の原因も、16進数で普段からプログラムやデータを考えてないアホだと気づかない。
なぜなら、例に出した100万円という数値は、16進数だと「F4240」となり、3バイト使わないと表現できない。
だが99万9999円も、同じく16進数だと「F423F」で3バイト使う。
よって設計段階で、最大99万9999円の「値段」が保管できれば良いとなっていれば、データ領域は3バイト確保されており、もし仮にそれで何か不都合が生じても、少なくともオーバーフローではない事が分かる。
この設計での「値段」の上限は、プログラム内部的には、「FFFFFF」を超える数値、すなわち10進数で1667万7215円を超える値段が入力されない限り、オーバーフローは起こらない。

もっとも、5桁しか使わないので、残り1桁がもったいないからと、別の符号なり何なりの領域として使用していたら、この限りではないが、1バイトの内部を1桁づつ別の用途に使うなんて高度なやり方は、そもそも16進数やコンピュータの基本仕様を理解し、さらにそれが可能な開発言語でないと出来ない。
そんな複雑かつ面倒な事は、ほぼ無限に記憶領域が使える現代のコンピュータシステムでは、普通はやらない。
容量がカツカツのファミコン時代のプログラマならともかく。

まとめると
・コンピュータというのは2進数で動作している
・それは一番エラーが発生する確率が低い方法だから
・データとして扱う場合、2進数8桁を最小の1バイトとして扱う
・これらをそのまま2進数8桁で表記すると、えらい文字数を使うので、16進数2桁としてプログラムの世界では表現する。
・従ってプログラマは16進数で物事を考えた方が良い

なお何かの業務システムにしろ、ゲームにしろ、実際にプログラムを動作して使う客やプレイヤーは10進数しか理解できない。
なので画面などに数値として出す場合は、10進数に直さなければならない。
16進数を10進数に直す計算は、Windowsならば「アクセサリ」の中にある「電卓」で簡単にできる。
「電卓」を起動したら、「表示」→「プログラマ」をクリック。
すると、通常は0~9までしかない数値ボタンにA~Fまでも文字が増え、更に2進・8進・10進・16進という変換スイッチが増えて表示されるようになる。
これで16進数で数値を入力した後で、変換スイッチを16進から10進に変更すれば、10進数での表記にそのまま変換される。
逆も可能。
Windowsマシンでプログラムやってる人で、もし知らない人が居たら、使ってみて下さいw

ティルナノーグのシナリオ・ジェネレータの難しさ

プログラム的な話になるが、先日も述べたRPGというものの常識を打ち破ろうとした、システム・ソフトの「ティルナノーグ」。

自動シナリオ生成機能である「シナリオ・ジェネレータ」は、何回かやってみて、単にフィールドMAPやダンジョンの迷路の構成や、敵やアイテムや宝箱の配置や、そういうものが作成毎に変わるというだけである事がわかって来た。
シナリオのイベント等は、いくつかあらかじめ作成されてる中から選択されるようだ。

なんだ、そんなんでシナリオが毎回変わるとかほざいてんのかwと思う人も居るだろう。
だが単に毎回違うダンジョンの迷路を作るだけでも、プログラム的にはかなり大変だ。

単に乱数に基づいて、壁と道を配置すれば良いだけではない。
そんな事をしたら、出口の無いMAPになったり、絶対に取れない場所に宝箱が配置されたりしてしまう。
またフィールドMAPだって、いきなりスタートの町周辺に、後半のモンスターとか配置された日には、ゲームにならない。

そういった様々な要素が、うまくバラけて、かつ絶対に不可能みたいな状態にならないように、それでいて毎回配置が違うランダムの要素を入れなければならないのだ。
この計算処理というか、どういう手順で、どんな条件判定を作って、どうやればそういうシステムが作れるか。
この処理手順の事を、プログラムの世界では「フローチャート」などと言うが、これをまず考えるだけでも、かなり難しいし大変なのが分かると思う、特に自分でプログラムを作った事がある人は。

今の紙芝居ガチャゲーしか作れないデザイナーやプログラマでは、1年掛かっても無理だろうw

このように、新しいシステムを作ったり、複雑な事をやるのは、かなり大変で、それなりの知識と経験が必要だし、作るのに時間も掛かる。
だから「なんちゃって(ネット)ゲーム」しか作らないのだ、今のスマホゲーやブラゲ(ブラウザ・ゲーム)の会社は。
楽ばっかしてるから、何時までたっても技術的な成長をしない。
中国や韓国と同じだ。
というか、そういう連中が日本人や日本の会社のフリしてやってるのも沢山あるけどw

前回も述べたが、他人の真似ばかりしていては、人間にはなれないのだよ。
そんなもんは、他者の口癖を真似て喜んでる子供やオウムなどの動物以下なんだよ。

まぁそんな事してても、親や飼い主であるユーザーが、ガチャに金という餌をつぎ込んで与えてくれるから、成長しようとしないんだろうけど。

でも親も飼い主も、不老不死じゃない。
特に「企業」という組織体は、何世代にも渡って生き続けるわけで、物まねしてるだけでご飯くれる、やさしい親が飼い主が、何時までも居るわけじゃないのだよ。

物まねで得た知識から、新たなものを生み出さない限り、「企業」という生き物に未来は無いのだよ。

ティルナノーグは、もともとPC98で出たわけだが、それをPC88に移植するにあたって、矢印でしかなかった自キャラを、きちんとキャラクターの絵にしたり、装備コマンドに元祖のPC98版には無かった「好きに装備させる(いわゆる自動装備)」コマンドが追加されたり、単なる移植の時でさえ、改良や進歩をする。
それが昔のコンピュータゲームを作ってた人達のすごさなんだよ。
というか、本当はこれは当たり前の「仕事」だと思うんだけどね。

もともとRPGメーカーではなく、シミュレショーンゲームしか作ってこなかったから、本当に初代「ティルナノーグ」の画面や操作性は、RPGゲームとしてみたらショボイし作りこみが甘い所も沢山ある。
でもハマってしまうんだよこれが。
ドラクエやファイナル・ファンタジー並みかそれ以上に。

それはやはり作り手の気持ちがこもってるからだろう。
手抜きせずに、とことんまで今の自分たち考えうる事を、今の自分たちの技術でできる限り実装した。
それが自キャラクターの周りが真っ黒になる、背景との重ね合わせ処理すらしてないような未熟なものでも、ゲーム自体が面白いから気にならなくなる。

かーちゃんの手料理より、コンビニ弁当の方がおいしい、毎日でも食えるって人はまず居ないと思う。
それと同じことだよ。
かーちゃんの手料理が、プロのシェフの作った料理に見た目や味が劣っていても、それでもおいしいと感じる、毎日食っても飽きないのは、かーちゃんの「思い」がこもってるからじゃないのか?

料理以外も同じなのだよ。
楽して手抜きの、冷凍食品をチンしただけみたいなゲームばっか出してたら、飽きられるわけ。
レトロゲームみたく、何十年も経ってるのに突然やりたくなってくる、そしてやると散々ハマったはずなのに、またハマってしまう。
それはかーちゃんの手料理と同じだからだよ。

そんなもん理想論じゃないか、社会に出てないニートごときの幻想だと言われるかもしれない。
(私はかつて何十年かは、きちんと会社で働いてましたけどねw)

ファミコン時代のゲーム作ってた人だって、当たり前だが何でもかんでも自由にできたわけじゃない。
「仕事」である以上は、作るのに予算や納期というのは必ずあるわけで、その範囲内でいかに自分がやりたい事を詰め込むか、いかに新しい技術を開発するか。
それをやっていたか、最初から予算も納期も厳しいしいって諦めてコピーという楽をするかの違いだよ。

私は紙芝居ガチャゲーの新作の企画書に、よし作れって判子押す課長なのか部長なのか、あるいはもっと上の役職の人間なのか、そういう連中の気が知れない。
お前、それ自分で見て面白いと、売れると本当に思ったんかとw
そんな手抜きの企画書持ってきたら、まともな会社なら破り捨てられるのがオチだよw
会社のお金や人材という資源や財産を使って、新しいものを作らせてくださいってのに、よー判子押せるなぁとw
会社のお金って、「仕事」であれば自由に使ってよいもんじゃねーんだよ。
税金と同じで、てめーの金じゃねーの。
手抜きだの楽だのするために、使わせる事なんか普通はできねーんだよ。
ましてや、てめーの利益にために使うみたいな、どっかの外国人経営者や横領する奴は論外。

ゲーム会社の、企画書に判子押す予算の使用許可権限を持つ、課長だか部長だか社長だか知らんが、そういう人達に言いたい。
君らに、プログラムだのゲームだのの知識が無い事は仕方が無い。
でも良く分からんからって、部下が持ってきたものにそのまま判子押すのは、職務怠慢であると。

よく分からなくても、なんとなく企画書読んで、「面白うそう」とか「(゚⊿゚)ツマンネ」ぐらいは判断しようとしようぜ?
そんぐらいは出来るはずなんだけどね。

経費や人材管理はもちろん大切だし、そういう知識や経験の方が、ある程度の役職以上の人には求められる。
しかし自分らがやってるメインの仕事をまったく知らない、知ろうともしない人間には、やはり勤まらないんだよ。
そういう人間は必ず、頂点まで行けないし、どっかで落ちる。

自動車企業の経営者でありながら、自動車を設計する技術もないし、エンジンの作り方すら分からんなんて人は大勢居るだろうが、免許すら持ってませんって人は居ないだろう。
だって免許持ってなければ、てめーんとこの車が良いのか悪いのか分からんじゃん。
こんな新車を作りたいから、予算と人員を下さいって「手抜き」の企画書持ってきた部下を叱れないじゃんw

ゲーム企業で言えば、経営者はプログラムとか知ってる必要はまったくない。
だって社長自らゲームを企画して、プログラムも組んでなんて時代じゃないから、今はw
でもゲームまったくやった事無いし、自社が出したゲームで遊ぶ事すらしようとしないような人間では、その会社はつぶれますよ。

社員も幹部も、もっとよく考えろって事を、今のゲーム業界に言いたい。
カウンタ
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ウホッ!いい男

Author:ウホッ!いい男
異世界転生を待ち続ける中高年のおっさん

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