ぜかまし

とある町に唯一にして最大の「世界株式会社」というのがありました。

ある日、そこの社員のチュウ・コクさん
「なんかさー、うちで謎の風邪が流行っててさー、家族全員高熱出して寝込んでて大変だよーｗ」
と言いながら出社してきました。

他の社員は言いました
「いやいや、おまえは大丈夫なのかよ？マスクもしねーで出社してきてるけどさ」

チュウ・コクさんは言いました
「は？俺が謎の風邪に感染してる証拠でもあんの？差別だよ？」

その後会社中でこの謎の風邪は流行り、社員は次々と出社できなくなりました
この現状を見て、アメ・リカさんは言いました
「ぜってーあいつのせいだろｗチュウ・コク菌ばら撒きやがって」

それを聞いたチュウ・コクさんは社長にそれをチクりました
その翌日の朝礼
社長「えー、現在わが社で流行っている風邪について、チュウ・コク菌だの病だの言ってる社員が居るようですが、そういう小学生の虐めみたいな事は止めましょう」
アメ・リカさん「いやいや社長、何言ってんすか？事実でしょ？」
社長「チュウ・コクくんが社内に謎の風邪をばら撒いたという証拠はどこにもありません」
アメ・リカさん「じゃあ何て言えばいんすか？このやべぇ病を？」
社長「新種の風邪と言いましょう」
アメ・リカさん「はぁ？やってらんねーわ、俺会社辞めるわ」

営業成績第一位のアメ・リカさんに辞められると困る会社は、彼の家族をあの手この手で味方にして、彼を説得させました

こうして、社内では「新種の風邪」という言い方をする事が決定しました

数か月過ぎた頃、今までの高熱でぶっ倒れるというのとは違う症状で休みだす社員が出てきました。
イギ・リスさんとその家族が最初で、それ以降も違う症状で休みはじめたブラ・ジルくんやイ・ンドくんなどが出始めました。

これについてチュウ・コクさんは言いました
「イギ・リス菌やべぇなｗ」

また彼はこんな事もやりはじめました
「おい、アフ・リカくん、君んとこ品薄の風邪薬が買えなくて困ってるらしいじゃんｗ」
「うち、余ってるから譲ってやるよ、定価でｗ」
「あ、あと今やインターネットオークションサイトで10倍の値段でも買うのが難しい風邪薬を定価で譲ってやるんだから、今度飲み行った時は奢れよなｗ」

誰が見ても横暴でおかしいチュウ・コクさん
しかし誰も彼に文句を言いません
社長ですら「イギ・リス菌ｗ」とか言ってる彼を注意しません
アメ・リカさんほどではないですが、彼もまた営業成績第二位なので、かつてのアメ・リカさんのように機嫌を損ねて「あ、じゃあ辞めますｗ」とか言われたくなかったからなのか、チュウ・コクさんの妹が社長の奥さんだからなのか
真相は不明ですがｗ

これが今の世界情勢ｗ