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対戦型ネットゲームが詰まらない、流行らない理由

ここで言う対戦型ネットゲームとは、課金額によって絶対的な強さの差が出るなんちゃって廃課金ガチャゲーではなく、「ガンダム・オンライン」や「LoVA」などプレイする人の操作や立ち回りの上手さで差が出るゲームの事です。
これらのゲームが詰まらない、流行らない理由として、よく該当ゲームの掲示板では「ガンダム・オンライン」なら機体や武装の性能差、「LoVA」だと使い魔の性能差ばかりが言われてますが、実は違います。
双方のゲームともどんなに強いと言われている機体や使い魔を揃えて戦っても、腕が伴わなければ活躍できないし、負けるし、殺されまくる事に変わりはないんです。

一番重要なのは「同じぐらいの腕をもった者同士」で戦える事です。

もちろん両ゲームとも「レート」や「階級」などプレイヤーの上手さを表す指標を設け、それを基にマッチングはしていますが、その基準が大雑把すぎたり、不正確・不適切であったり、人口の問題でマッチング時のそれらの差を大きくせざるおえない状況だったりして、実際にはとても互角の勝負なんてできていません。
だから詰まらないし、みなどんどん止めていく、それが更に差を広げないとマッチングしないようになるという悪循環を生んでいます。

「LoVA」については、もう運営というか企画のスクエニのプロジェクトチームが馬鹿すぎて論じる気にもなりません。
しかし「ガンダム・オンライン」についてはすぐにでも改善できる余地がシステムにあります。
「ガンダム・オンライン」には試合中にどれだけ勝利に貢献したかを、様々な面から評価しポイントとして算出するシステムがあります。
評価基準が適正かどうかはいろいろ言われますが、個人的にはおおむね勝利への貢献度=プレイヤーの上手さを表す数値としては正確だと思います。
これを使うんです。
試合中に稼いだポイントをどんどん加算していき、それらを試合数で割った数字、すなわち平均ポイントを「レート」としてプレイヤーの上手さを表す基準にすれば良いのです。
こうすれば恐らく0~999ぐらいの1000段階近い細かく、正確な評価ができます。
たまに1試合で1000ポイント以上稼ぐ人も居ますが、それも毎試合必ずってわけではないので、そういう人もこの計算式で行けば1000未満になるはずです。
ちなみに小数点以下は切り捨てとします。
更に細かく正確に出すなら、平均値を出す計算時に試合で稼いだポイントを10倍して計算すれば、小数点1位まではレートに反映されますが、この辺はシステムの処理との相談でしょう。
こうして0~999まで各人数を出し、総計が等しくなるよう3分割できるレート幅を出せば、今のように不正確で一方的な試合ばかりの戦場は大幅に減るはずです。
例えば0~100までの人の「初心者・下手糞」戦場、101~250までの「まぁ普通」な人の戦場、251~の「上手い」と言っていい人の戦場など。
ちなみに階級もこの数値を基にすれば良いです。
0~50までは一般兵で51~60が准尉、61~80が少尉とか、あくまで例ですがそんな感じで。

このシステムの利点は1試合ごとにレートが変化するため、より正確で最新の評価を基にマッチングができること、今のように階級という大雑把な評価を基準にマッチングをさせるよりも適切なマッチングができること、そしてなにより統計がとりやすくなるのでレート幅を自動で3分割してマッチングさせるシステムなど運営の人手をかけずにできる事などが上げられます。

毎時間、1試合でもエントリーし、そして実際に最後まで試合を行った(退出とかなどで放棄しなかった)人の最新レート値を集計し、それぞれの人数が同じぐらいになるようレート幅を3分割してマッチングさせる。
今のように17:00~02:00までは大将・中将以下の将官、左官以下の3戦場、それ以外の時間帯は大佐以上と中佐以下の2戦場とかてきとーすぎるマッチングをしなくても済みます。

また今のように階級操作もしにくくなります。
低階級をわざと維持するには、何試合か意図的に退出するなどして放棄すればよいわけですが、放棄した試合はレート計算の対象外とする事で、それができなくなります。
それでも1試合まるまる動かずに1ポイントも稼がないとかやれば下げる事は可能ですが、自動操作ツールでも使わないかぎり放置していると強制的に退出させられますので、最大で20分間、それも何試合かPCの前に張り付かなくてはならず、そんな手間までかけてわざと低階級や低レートを維持しようなんてひとは少ないでしょう。
そもそも自分と同じぐらいの腕の者と互角の熱い勝負ができるなら、階級操作する人も居なくなるってもんです。
それが一番面白いわけですから。

このようにいくらでも改善の余地はあるわけです。
もちろん主にサーバ側のプログラムに大幅な機能追加や変更が必要なので、それなりに時間も予算もかかるでしょうが、本当に10年・20年サービスを続けたいならやるべきですし、やる価値は十分にあります。

何十年も先を見据えた仕事をしなければならないのは、何も政治家や官僚だけではありません。
一般企業の社員だって同じなんですよ。
その辺よく考えてもらいたいものです。

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