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世界経済について

ギリシャが折れた事で、当面の世界的な経済危機は脱したようですが、まだ安心はできません。
そもそも今の世界経済は実態を反映していません。
では「実態」とは何でしょうか?

人間は何の為に働いてお金を稼ぐのか考えてみれば、経済の実態とは何かが分かります。
人間は食べなければ生きていけません。
よって「食う」ために働いているんです。
つまり「食料」が経済の基本であり「実態」であるべきなのです。
今でこそいろんな職業がありますが、太古の人類社会には「狩猟」という仕事しかありませんでした。
「狩猟」はもちろん「食料」を得るための仕事です。
「狩猟」から「農業」に移行し、全員が「食料」を得るための仕事をしないで済むようになって、初めてそれ以外の職業が生まれたわけです。
だから昔の文明社会・国は「農民」などの食料生産を生業とする人達の割合が多かったわけです。
なぜなら、王様も兵隊も鍛冶屋も木こりも商人も、食わなければ生きていけませんから、それら別の職業の人達が食えるだけの食料が無ければ存在しえないからです。

現代はこの食料生産を生業とする人達は非常に少なく、それ以外の職業の人口の方が遥かに多いです。
にもかかわらず食っていけてるのは、技術の進歩によってより少ない労働力で多くの食料が生産できるようになったからではありません。
地球上の全人類に今ある、生産可能な食料を等しく配ったら、とても足りないのが現状です。
つまり「食料」を元に換算した労働力に比した報酬を得ていない人達が居て、そういう人達から「搾取」しているから日本などの先進国の人々は飢えていないだけなのです。
また「搾取」してもなお足りない分は後の世への「借金」としているのです。
「投資」だとか「株」だとかはみなこれが実態です。
そんなものでマネーゲームをしていて、世界経済が良くなるはずも破綻しないはずもないのは馬鹿でも分かるでしょう。

世界経済の安定や発展を願うなら、まず十分な食料を生産できるだけの体制を整える事を全世界が行うべきなのです。
十分な食料を生産できるだけの人員を配してなお余った人数が、他の職業をやるべきなんです。
政治家・官僚・軍人・警察や消防などの公務員と車を作ったり電化製品を作ったり、石油を掘ったり輸送したりの民間企業、これらは全てそれを専門に行っていても足りる食料の備蓄や生産能力があってはじめてできる事だと全人類が認識すべきなのです。

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