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Why Japan is a like Germany?(なぜ日本はドイツが好きなのか?

海外でも評価の高い「進撃の巨人」や、ちょっと古いですが「銀河英雄伝説」などドイツ語・ドイツ人と思しき人や言葉が、日本のアニメには外国としては恐らくイギリスやアメリカに次いで多く登場します。
これらについて、欧米人が不思議がっているらしいです。

この理由は簡単で、欧米人が日本や日本の文化をcoolだと思うように、日本人にとっては中国などの東洋より欧米の文化の方がcoolだからです。
だから特に日本の戦後の歌謡曲などは、ほぼすべて英語のフレーズが入っており、また街にも英語の看板・ポスター・英語が書かれた商品が溢れているのです。
つまりアニメに欧米人や英語っぽい名前が沢山出てくるのは、それが「かっこいい」(cool)からです。

しかしこの異文化を「かっこいい」と思う心理には、「珍しい」というのが影響を及ぼしている事もあり、戦後ずーっと英語を取り入れてきた日本人にとって、英語は珍しいものから当たり前のものへと変化していき、「かっこいい」という感情が薄れてきています。
そこで英語に代わる「かっこいい」異文化として、「ドイツ」が上がってきたのです。
「ドイツ語」は欧米の人でもそうらしいですが、響きが力強いため、「かっこいい」に結びつきやすいのです。
だから日本の近年のアニメには「ドイツ」が沢山登場しはじめたのです。

海外の人にはドイツと日本は第二次大戦で共に戦った同盟国だからと言う意見もありますが、ぶっちゃけ戦後生まれの日本人にとって、元同盟国ということでの親近感は殆どありません。
現在ではアメリカより「かっこいい」と感じるヨーロッパにおいて、日本が良く知る国のトップ3がイギリス・フランス・ドイツであり、そのうちイギリスはアメリカと同じ英語の国なので「かっこいい」で少し劣り、またフランスは「ベルサイユのバラ」など過去に大ヒットした漫画・アニメがあって使い古された感が強く、またフランス語は日本人にとってはなんとなくナヨナヨした、美しくはあるがかっこいいとはちょっと違うかなというのがあります。
そうすると必然的にドイツしか残らないわけですw

海外から接続できないにも関わらずプレイする人がいるほど人気のブラウザゲーム「艦これ」でも、海外艦として最初に実装されたのが「ドイツ艦」なのからも、日本でドイツの注目度が高い事が分かります。
ニコ動でMADの材料としてよく使われるヒトラーの最後を描いたドイツ作(?)の映画でも、ドイツ語の原版がそのまま使われます。
日本語っぽく聞こえる部分があるからです。
いわゆる「そら耳」ってやつですねw
そういうのもウケているんだと思います、日本人には。

ともかく現代の日本にとっては「ドイツ」こそが世界で一番「かっこいい」んです。
この傾向は今後どうなるか分かりませんが、当分は続くと思います。

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