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ここ最近流行のオカルトを考察してみる

オカルトまとめサイトみたいなものをたまたま見つけて、読みまくってしまった。

そこでここ最近のこれらのトレンドの中の3種類について考察してみた。

1つは「異世界に行った系」、もうひとつは「前世の記憶がある系」、そして最後は「タイムスリップした系」。

これらは一般的には、そういう話をする人にリアルで出会ったら、「頭おかしい人」認定され、家族だったら精神病院に速攻で連れて行かれる。

これらが真実なのか、本当に頭がおかしいのかは、私も半信半疑で分からない。
本当なら面白いのであって欲しいという感情と、現代の科学で説明できないものは基本的に存在しないという理性的というか理論的な思い込みの両方があるからだ。

まぁそれはさておき、これらの話にはいくつか共通点がある。
まずもっとも顕著なのが、物語の序章部分だ。
これはラノベや小説など、明らかに作り物ですって物語でもそうだが、肉体的にも精神的にも健康状態が良く、かつ事故・事件のような非日常に遭遇しない人には起こりえないということ。

例えば「異世界系」はだいたい「その日はちょっと朝から風邪ぎみで体調が悪かった」とか「酒を飲んでいた」とか「リアルの生活でいやな事とか人間関係に疲れていた」とか、そういうのが必ずある。
また「前世系」では何かの事故等がきっかけで、一気に記憶が蘇ったり、あるいは「異世界系」はそちらの世界へ行くときに眩暈や耳鳴り等、体の異常を示すものがある。
そして、似た話が多い。
「前世系」の場合、ほぼ100%と言って良いほど、「退行催眠」等で強制的に思い起こさせられたもの以外の前世の記憶は、「事故死」や「病死」などの突然死、おじいさん・おばあさんになるまで生きて、人生にそれなりに満足した状態で天寿を全うしたという記憶で無い事だ。
これは「幽霊」の中でも特に「怨霊」と言われるものなんかにも共通するが、天寿を全うする形で死んだ人というのは、「怨霊」はもちろん「幽霊」にもなった様子が見られない。

つまりこれらの現象のキーワードは「極度に疲弊した肉体あるいは精神」と「強烈な印象」だ。

人間の脳というのは、神経細胞の中を電流のようなものが走る事で、何かが見えたり聞こえたりする事が分かっている。
「脳波」って言われる奴で、これ自体は脳波検査というのが医学の世界にあるように、オカルトでもなんでもない。
そしてこの「脳波」ってのは、電波にも例えられる。
コンピュータも電気信号がCPUやメモリ内を走る事で計算したり記憶したりができるわけだ。
そしてコンピュータにラジオの受信機なんかを近づけると雑音が入るように、高速かつ頻繁に走る電気信号というのは、「電波」として外に漏れ出し、外部に影響を与える事がある。
同じように、人間の脳波も実は外部に漏れていてる可能性があるわけだ。

そして普段は他人から漏れている脳波をキャッチして自分の脳が誤動作(幻覚や幻聴)しないように、なんらかのプロテクトというかシールドが張られているが、体調が悪い時や強いショックを受けた時にそれらが外れてしまい、他人の脳波を受信してしまうのではないかと。
「異世界系」の話に似たような内容の物が多いのは、このせいではないかと思う。
「前世の記憶」というのが、嘘か本当かは分からないが、確認したら確かにそういう人や事故や思い出が存在したとかも、空中に漂う他人の脳波をキャッチしてしまった結果とも考えられる。
霊が見える人というのが良く居るが、こういう人は本来なら他人の脳波を受信しないように強力にシールドされているのが、全くされていないか弱い体質の人なのではないかと思う。

「強烈な印象」という言葉があるように、脳波には強さというものがあるのだと思う。
従って普段何気なく見たり聞いたり思ったりする事は、脳波も弱く外部に漏れてもすぐ消えてしまうのだと。
逆にものすごいショックなどの場合は、その分脳波も強烈になり、外部に漏れ、遠くまで届いたり長期間消えずに存在するのではないかと。
それが「異世界」だったり「前世」だったり「幽霊」として特定の条件を満たした人が受信してしまう。

ここ最近、この手の話が増えたのは、ネットの普及があるからだが、精神が疲れてる人が増えたってのもあると思う。
「ブラック企業」や「いじめ」や「非正規雇用」などによる将来の不安など、精神状態が不安定な人が増えたために「受信」してしまう人が増えたってことだ。
同時にそのような人達はそれらは強烈なストレスであるため、自身も強烈な「脳波」を撒き散らしている事にもなる。
事故死や戦死などの瞬間は、恐らく人間が一番強烈な脳波を出すのではないかとも推測できる。
逆に老衰などの場合は静かに死ぬので、それほど強烈な脳波は出ないのであろう。

死んだ親族やペットが、自分がつらい時に現れて励ましてくれたり、危険な目に会う直前に止めてくれたりって話もある。
それらは死んだ人やペットが死の直前に出していた、大切な人やご主人に対する愛情の「脳波」がその人の側に残っており、これが何かの拍子に受信され、結果として夢に出てきたり霊を見たり、危険察知能力を一時的に高める等のプラスの効果に働くのではないかと思う。
怨念みたいなのも同じで、死の直前に出した強烈な恨みなどの負の脳波が、対象に何かの拍子に受信される結果起こるのだと思う。
だから呪詛などで人が本当に殺せる可能性も、そのうち科学的に解明されるかもしれない。

あるいはそれこそが、本当は「魂」とか「霊」とか言われる未知のエネルギーなのか存在なのかであるかも知れない。
人の固有の「意識」というのは、そういったエネルギー的な何かの波動であって、それが肉体というものに入り込んではじめて人間や動物として完成する。
そういうものが入っていない肉体は、生きていたとしてもただの肉塊でしかない。
クローン人間が作れたとしても、「意識」を持たなかったらそういう事だと思う。
いくら高性能なパソコンでも、OSがインストールされていなければ、何も動かないのと同じように。

私は個人的には「脳波」みたいな形で科学的に解明されるより、実はそれが「魂」だったと解明される方を個人的には望む。

人間にとっての一番の恐怖は死ぬことだ。
それは死後に「意識」が消えてなくなってしまう、「無」になってしまうこかもしれない事に起因する恐怖だ。
「魂」という不滅な部分があり、「転生」という世界の仕組みがあるなら、人類が誕生してから現代に至るまで恐れてきた「死」というものがそこで克服され、それらはきっとより良い世界を作り出すと思われるからだ。

ちなみに「転生」に関しては、手塚治虫の「火の鳥」が扱った作品として最も優れていると私は思う。
「火の鳥」の世界での「転生」はいわゆる「輪廻転生」という仏教の思想、というか「転生」思想自体が仏教のものなのだが、それを一番あらわしている。
ただ「火の鳥」の転生感は私も100%は支持しない。
過去の行いによって来世が影響を受けるという部分があるからだ。
良い行い、悪い行いというのは見る人間の立場や時代によって変わるわけだ。
過去に良い事をすれば来世で幸せな環境の人間として生まれるとか、悪いことばかりすれば不幸な環境の虫けらに生まれ変わる事もあるとか、その良い悪いをいったい誰が判断すんだよって話になるからだ。
もちろん宗教の世界ではそれを判断するのは「神」であるわけだが。
それと一部の霊能者と言われる人間が言っている、「人間は人間にしか生まれ変わらない」というのも否定の余地がある。
世界の始まりから現在まで生きている生命の全ての種が存在したなら、それも分かるがそうではない。
そもそも最初の生命は「意識」というものがあるかも分からない単細胞生物だ。
「恐竜」のように絶滅してしまった種も沢山おり、じゃあ「恐竜」だった「魂」はどこに行ったんだって話なる。
人間の人口も一定ではない。
すんげー急激に増えたり、あるいは減ったりする事もよくあるわけで、人間の魂は人間にしかならないなら、足りなくなったりあるいは余ったりするからだ、その理屈で行くと。

まぁ結局のところ、どれが正しいという「証明」がされてないから「オカルト」なわけだ。
ただ「オカルト」というのはあくまで「証明」がされていないだけで、そんなものは存在しない、間違いだという「証明」もまたされていないのを忘れない方がいい。
つまり黒でも白でもない、灰色なのだ。
だから私は半信半疑と言うのだ。

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