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霊感とは何なのか?

前にも言った事がありますが、霊感とは特殊な能力でもなんでもなく、全人類が持っている能力のひとつだと思います。
その証拠となるのが、霊感が無い人でも、あるいは霊感の無い家系や父母の元に生まれた人でも、子供の頃に不思議な体験や大人に見えないものが見えたりしている事が多いからです。
強烈な印象があれば、大人になっても残りますが、霊感がある幼少の記憶なんてのは大人になれば消えてしまうので、みな自分は霊感がないし、不思議な体験もした事がないと思ってしまうだけです。

ではなぜ霊感はなくなってしまうのか?

それは現代社会で生きるうえで必要ないからです。
むしろ霊感なんぞがあると、かえって日常生活に支障をきたします。
人間は生まれた時には持っていても、大人になるにつれて失うものは霊感以外にもあるので、不自然な事ではありません。
たとえば、胎児の頃は手に水かきがあるのは有名な話です。
しかし生まれる時にはなくなってしまいます。
必要ないからです。
また日本人の赤ちゃん特有の「蒙古はん」と呼ばれるおしりの青いアザも、成長とともに消えます。
そういうのと同じなのではないかと思うわけです。

ただし完全になくなるわけではないので、見える人が居たり、あるいは普段は何も感じない人でも、何かの拍子に不思議な体験をしたりするのだと思います。

霊感というのは、恐らく進化の過程の最後の方で増えた「大脳」ではなく、原始的な脳である「小脳」に依存するものではないかと思います。
人間は「大脳」をメインに使って生きます。
理性といわれるものが「大脳」だとしたら、本能といわれるものは「小脳」だからです。
だから理性的な人間ほど霊感がないのです。

しかしながら理性的な人間でも、大脳の活動が低下し、相対的に小脳の活動が上回る場合があります。
それがたとえば酷く疲れている時、酒を飲んだ時、病気の時、そして睡眠中です。
不思議な体験の多くが、これらの時に起きるのがその証拠と言えましょう。

本来は亡くなった親族や親しい人の霊は、いつも自分の側に居て見守ってくれているのだと思います。
しかし平常時は霊もただ見守っているだけなので、霊感のない人には見えないし感じる事もありません。
霊が何か自分を助けてあげなきゃと思って行動した時に、それが不思議な体験となって現れる。
ただ霊感の無い人は、それに気づかないが、大脳の活動が低下している時は霊感の無い人でも感じ取れる。
大脳の活動が低下している時というのは、なにか辛い目にあっていたり、大変だったりする事が多く、霊の方もなんとかしてあげたいといろいろしてくれている。
それらの双方の相互作用で見える、感じ取れるのだと思います。

つまりちょっと躓いて転びそうになっても、自身の回避能力でなんとかできる、たいした怪我にならない場合は、霊も「あ、あぶない」と思うぐらいで何もしないか、そんなに強く何かメッセージを送らないから聞こえずらい。
それにプラスして大脳の活動が正常なために小脳の霊感が働かず、こちらも受け取れない。
という感じかと。
でもこれが大ピンチだったりすると、霊も強く「あぶない、助けてあげたい」と念じるし、体が異常を察知して、理性より本能という生き残るのに必要な能力の方の活動を強くするので、自然と霊感も一時的に上がり、メッセージを感じ取れる。
こんな感じでしょうか。

霊感は修行みたいなものによってもあげる事ができると言われています。
もっともポピュラーなのが「座禅」です。
「座禅」は科学的には精神を安定させる効果がありますが、精神を安定させるというのは、「大脳」の活動を低下させることで、ストレスになるような悩みや苦しみを考えないようにすることでもあります。
その結果、「小脳」の活動が「大脳」に邪魔されなくなり、小脳に依存する霊感も敏感になる。

人間の体はほぼ解明しつくされたように誤解されますが、実はまだまだ未解明の部分が多いです。
特に脳に関しては一番解明が進んでいないと言っても過言ではありません。
しかも「小脳」というのは「大脳」に囲まれた最下層部という、一番解明しにくい場所にあります。
そこに超能力だとか霊感だとかいうオカルト的な能力があってもおかしくはないし、あるとすればそこだと思います。

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