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死ぬことは初めて注射をする事と似ているのではないか?

注射が好きな人は、ヤク中の人でもない限り居ないだろうが、大人になっても注射が怖いって人はあまり居ない。
しかし子供の頃に、例えば学校で受ける予防接種等で、やりたくないし病気でもないのに強制的に注射をしなければならない事が今は知らないが昔はよくあった。
本当に注射が怖いし痛いし前の晩から寝られないぐらい恐怖に怯えた人も居るだろう。
でも実際にやってみれば一瞬で終わるし、なんだこんなもんかと私なんかは思った。

たぶん死ぬって事も同じじゃないのかと思うのだ。
すごく苦しかったり痛かったりするのは確かだろうが、恐らくよほど運の悪い死に方をしないかぎり、それらはほぼ一瞬。
死後も魂とかあって意識があればの話だが、たぶん死んだ人は「なんだこんなもんか」って思うんじゃないかと。
そもそも人間をはじめ、生物は死を避けられないわけで。
かといって、前世というものがあったとしてもその記憶は受け継がれないので、大人になって注射に慣れてそんなに怖くなくなるのと違って何時まで経っても人間は死の恐怖に怯えるのだろう。
まるで初めて注射をする子供のように。

たぶん出産とかよりは遥かに大変じゃないと思う。

だからみんなもっと気楽に死にましょうよとか言っているわけではない。
必要以上に怯える事はないのではないかと言っているのだ。
人間の悪い心、仏教では煩悩とか言ったりするらしいが、そういうのは全て「死にたくない」事が原因で起こっている。
他人を殺したり盗んだり騙したり蹴落としたり、それらは突き詰めれば自分が死なないようにするために行うのだ。
死にあまり恐怖が無い人の方が、気楽に生きられる。
悪いこともしないですむ。
そういう世界をもしかしたら宗教は目指したのかもしれない。

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異世界転生を待ち続ける中高年のおっさん

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