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ストリートファイターシリーズはなぜプロゲーマーを生み出せるまでになったか?

カプコンのストリートファイターシリーズと言えば、世界に「格闘ゲーム」という新しいコンピュータゲームのジャンルを定着させた名作です。
それまでの、操作が大味だったり、当たり判定とかがおかしかったり、あるいは動きが単調だったりした格闘ゲームを、本当の意味でのゲームに昇華させました。

このゲームの一番の特徴は、コンピュータゲームにありがちな「インチキ」や「理不尽さ」が無いということです。
スポーツのようにルール上はどのキャラクターを使っても、有利・不利はない。
いろんな技やタイプのキャラが居ますが、それらは例えば野球でいえば右投げのピッチャーなのか左投げのピッチャーなのか、オーバースローなのかサイドスローなのかアンダースローなのかといった投げ方や、速球派なのか変化球が得意な技巧派なのか、三振を取るタイプなのか、打たせて取るタイプなのか、そういうものに相当するにすぎないんです。

最近、ロードス島戦記オンラインにさすがに飽きて、またガンオンをちょっとだけやり始めたんですが、本当につくづくストリートファイターシリーズはすごいなぁと思います。
ガンオンも、コスト400近い超性能の課金機体は強いですし、最低コストである200の機体でそれらを相手に戦うのは圧倒的に不利ではありますが、不可能ではない程度に性能差はとどめてはあります。
不可能ではないというのは、上手い人が使えばコスト200の機体でコスト380の機体を何機を撃破する事は可能だし、逆に下手糞がコスト380の超性能の機体を使っても、1試合で20機も30機も撃破できたりしないということです。

ただし同じぐらいの腕前なら、機体コストによる性能差はものすごく出ます。

ストリートファイターシリーズがゲーセンのゲーム、いわゆるアーケードゲームで、お金を払わないとそもそもプレイできないのに対して、ガンオンは無料で遊べるという違いがあるため、致し方ない面もあります。
多くの基本無料の対戦ゲームが、ストリートファイターのようにスポーツレベルまで発展できないのはそこにあるのかもしれません。

私は以前より、基本無料・アイテム課金は長続きしないシステムだと思ってます。
いずれは完全無料か、月額課金かの2極になるはずです。
完全無料のゲームなんてできるわきゃないと思われるかもしれませんが、例えばインターネット検索サービスは無料です。
世に数多くあふれているフリーメールやLINEなどのコミュニケーションツールも無料です。
もっといえば民法のテレビ・ラジオも無料でしょ?
つまり「スポンサー」「広告」というものを使えば、顧客から一切お金を取らない商売ってのも可能なんですよ、現代は。

基本無料なのに課金ガチャのない、「艦これ」なんかがこれに一番近いかも知れません。
馬鹿な日本や韓国系の企業は、擬人化すれば「艦これ」のように人気のゲームが作れるとしか思わなかったようですがw

「艦これ」はゲームに課金アイテムがありますが、それで儲けようという考えは当初より無かったように思えます。
「艦これ」という作品を、いろんなメディアで展開し、その版権で利益を得ようという運営をしているからです。

だたこの方法は、メディアミックス展開ができる「角川」だからできた事で、しかも必ずしも人気が出るかどうか分からない、たまたま当たったようなもので、これもやはり「角川」という大企業の資金力があったからこそできた賭けだとも言えます。

大会やEスポーツとして成り立たせようとしている対戦ネットゲームは多いですが、基本無料・アイテム課金をやってるうちは無理です。
本当にそういうゲームを目指すなら、まず収益方法から変えなければなりません。
そのうえでストリートファイターシリーズのように、タイプが違うだけでキャラクターの性能には差が無い、有利・不利が発生しないルールのゲームを作るしかありません。

スマホでは画面が小さいので難しいでしょうが、パソコンのゲームなら画面内にいくらでも広告を貼る余地はあるし、キャラクターやアイテムを実際の商品やサービスと関連付ける、よくやってる「コラボ」することでスポンサー料を得る事だって可能です。
ゲームとは名ばかりの、糞バランスで課金させるような事ばかりしていては、いずれネットゲームというのは滅亡するでしょう。


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