ぜかまし

ばくおん　とは、「けいおん」をパロった女子高生+バイクという日常系のギャク漫画原作のアニメである。

原作はもっと過激らしいが、バイクに関するかなり危ないジョーク（それ以外のジョークもかなり際どいが）やファンサービスまである、素晴らしい作品である。
と同時に、見ると自分もバイクに乗りたくなる不思議な魅力もあるアニメである。

更にこの作品は、かつてのようにバイクが（国内では）売れなくなった日本のバイクメーカーが各社が揃って協賛しているところがすごいｗ
ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキ（とドカティーとかいうのはイタリアのメーカー？）と、なんとヘルメットのメーカーまで協賛しているらしいｗ

バイク乗りの間では有名な、メーカーの欠点を揶揄するジョークまで盛り込まれてるのに、一応18禁にならない程度のお色気（？）シーンもあるのに、一部上場の大企業が協賛しちゃうのがすごいｗ

裏を返せばそれだけ今のバイクメーカーは国内の売り上げの減少に悩み、危機感を持っているということだろうか。

まぁ確かにバイクの魅力については、おふざけ漫画ではあるがしっかり伝わってくる。
私もかつては、車・バイク好きでその緻密で正確な書き込みと、それらの魅力を生かした漫画を数多く描いていた藤島康介の作品、「逮捕しちゃうぞ」や「ああ、女神さまっ」などを見て、バイクに乗りたいなぁと思った時期もあった。
実際、免許取るのも暇も金も無かったので諦めてしまったが、不景気とはいえ学生なら時間も金（親のだがｗ）もあるだろうし、こういうのを見てバイクに興味を持って実際に免許取って乗る人も居るだろう。

大金がかかるうえに、一瞬しか流れないテレビCMなんかより、よほど宣伝効果はあるだろう。

ちなみにこの作品、海外でも評価が高く、実際にバイクの免許を取りに行ってしまった人も居るそうだｗ
日本と違ってアメリカなんかはバイクの免許を取るのが簡単らしい。
嘘か本当か知らないが、海外の反応系サイトの情報を見る限り、日本で原付の免許を取るのと同じぐらい簡単なようだ。
ちなみに日本の原付の免許は、最初に学科試験があって、それに合格したら1時間ぐらいの簡単な乗り方の講習を受けて、免許発行で、よほどの馬鹿じゃないかぎり誰でも1日で取れる。
アメリカのバイク免許は中型ぐらいまでなら誰でも1週間程度で取れるらしく、このアニメの影響ですぐ取りに行った人が居るのもうなづけるｗ

日本のバイクは自動車と同様かそれ以上に評価が高く、世界にあるバイクの半数以上は日本のメーカーのものらしい。
その性能の高さと頑丈さは、トヨタの車と並んで中東のテロリストにも愛されるほどだとかｗ

ともかくバイクの宣伝方法としてはこれ以上なく素晴らしく、アニメ自体もかなり丁寧に作られていて話も面白いので、見ることをお勧めする。