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原子

小学校だか中学校だか忘れましたが、日本人であればみな理科の時間に物質の最小単位は「原子」であると習うでしょう。
その際に、「原子」のモデル図を教科書とかで見ると思います。

それを見て「ん?これ惑星じゃね?」って思った人も多いのではないでしょうか?

丸い原子核の周りを、同じく原子核より小さい丸い電子がまわっている。
まるで地球と月のようです。

「もしかして、どこかの原子の上には我々と同じように、ものすごく小さな生命が暮らしているのではないか?」
あるいは
「もしかして、いまこの瞬間にわれわれの地球を電子顕微鏡で覗いて観察している、ものすごい大きな存在がいるのではないか?」
などと考えた人は居ませんかね?

これまともに考え続けると、たぶん人間は精神が耐え切れずに狂ってしまうと思います。

もし本当に原子が惑星だとして、そのどこかの惑星の上に人間には認識できないような小さな生命が居たり、あるいは地球を含めた我々の宇宙そのものが、何かとてつもなく大きな物質を構成している原子のようなものの集まりであって、それを物の最小単位であるとして扱っているとても大きな生命が居る。
というかその理屈でいけば、生命を構成している一部であるかもしれない。
しかし人間がそれを認識する事はできないでしょう、大きすぎて。

鏡に鏡を映すと、永久に鏡の中に更に小さな鏡が、その中に更に小さな鏡が映るという現象が見れますが、あれも見ていると何か不安というか気持ち悪いというか、やりきれない気持ちになるのと同じかと。

たぶん全知全能の神が居たとしても、人間に何も教えてくれないのは、このように人間の理解を超えたものがあり、その真実は人間の精神が耐えられるようなものではないからだと思うわけです。

頭が良すぎる人や感受性の強すぎる人が、狂ってしまうのはこういう理屈なのかもしれません。

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異世界転生を待ち続ける中高年のおっさん

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