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自由とFreedomの違い

もともと日本語には「自由」という言葉は無かった。
明治の西洋化の過程で「freedom」の訳として新しく作られた単語だ。

明治初期に、ヨーロッパの進んだ文明を学ぶために日本の若者が沢山留学した。
ヨーロッパ列強国は、東洋の遅れた国から来た連中ということで、得意げに自分たちの最新技術を説明したが、どれもこれも既に日本人が知っている事であった。
日本人曰く「そんな事より自由って何ですか?」
という有名な話がある。

実は日本人の考える「自由」と、欧米人の考える「freedom」は同じではない。

日本人の考える「自由」とは、「人様に迷惑を掛けない限り、何をやっても良い」ということ。
欧米人の考える「freedom」は、「自分が言いたい事、やりたい事を誰にも邪魔されたり阻止されたりしない」こと。

お分かりだろうか?

欧米人の言う「自由」には、人様の迷惑などは一切考慮されてない。
自分中心主義の欧米人らしい発想だ。
だから明治時代の日本人には「自由」がなかなか理解できなかった。
そして現代の日本においても、「自由」を正しく理解してない、いやある意味欧米的な「freedom」で理解している馬鹿が多い。

沖縄の米軍基地の反対運動の連中とかそうだ。
地元民の生活道路を勝手に封鎖したり、騒音を出しまくったり、私有地に入ったりと、まさに自分らの主義主張のためなら、他人の迷惑なぞお構いなし。
むしろ法律でさえも、それらを止める権利はない。
なぜなら思想・信条・言論の「自由」があるからだ。
あいつらはそう思っているのだ。

だから多くの日本人に支持されない。

左翼も右翼も宗教の信者も、極端な考え方や価値観に支配されてる人は、この「自由」を「freedom」と理解する傾向が強い。

もう一度言うが、日本における「自由」とは、「人様の迷惑にならなければ」何をやっても良いという事です。
そうじゃないものは「自由」ではなく「freedom」であって、日本では認められない類のものである事を理解すべきです。

もっとも、人様の迷惑にならない範囲でできる事なんて殆どないわけですけどねw

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