2ntブログ

なぜ中・韓と他のアジア諸国ではこうも違うのか?

文化や言語の話ではありません。
日本への態度の話です。

背景には、日本が侵略した当時、「独立国」だったのか、すでに欧米の「植民地」だったのかが影響しているのではないかと思います。
欧米列強の植民地だったアジアの国々にとっては、枢軸国も連合国もどちらも同じ「侵略者」であり、どちらにも正義は無い事を実体験として知っているのです。
対して漢民族や朝鮮民族は、形だけはまだ独立国家であり、プライドの高さなどもあって、日本にだけ侵略されたと思っているからでしょう。
でも実際は、両者とも欧米に対抗できる力など無く、植民地にされるのは時間の問題でした。
そういった自国の、自民族の不名誉な歴史を認めたく無いというのもあるのでしょう。
漢民族にしてみれば、当時の中国最後の統一王朝である「清」は、満州族の作った国であり、漢民族の国ですらなかったわけですから。

つまり、未だに「歴史がー」とか「謝罪と賠償がー」と言っているのは、そうしないと自分たちの自尊心が保てないというのが、背景にあるわけです。
また戦勝国は、単なる植民地争奪戦であり、どちらにも正義なんて無かった戦争という事実を認めたく無いために、ことさらドイツや日本を「悪い国」としているわけです。
そういった戦勝国の「正義は我にあった」という主張は、中・韓のそれと理由は異なるものの、ほぼ同じものであるため、余計に頭に乗るわけです。

対して旧欧米列強の完全なる植民地だった国々は、連合国に植民地にした事への謝罪も賠償もしてもらってないばかりか、日本が敗戦した後に性懲りも無くまた再植民地化しようと攻めてきやがったわけで。
今の戦勝国の主張に賛同できるわけがないのですよ。

日本人の一部は誤解しがちですが、中・韓以外のアジアの国々は日本に同情しているわけでも、日本を支持しているわけでもありません。
日本などよりもっと酷い事をやってきて平然としている戦勝国の方が戦時中の「日本」より遥かに憎いってだけの話です。

現代の日本が、例えば大規模な地震や火山の噴火や異常気象などで、全国的に壊滅状態になって、もはや自力で再建できない、国としてやっていけないって状態になった時、中国や韓国や、あるいはロシアなどもこれ幸いと侵略しに来るでしょう。
一方でアメリカもこれ幸いと日本を完全に併合するために動くでしょう。
そうなった時に、中・露・韓の属国になるのと、アメリカの属国になるのとどっちが良いですか?って二択を迫られらたら、多くの日本人は「アメリカ」と言うでしょう。
しかしそれは、「アメリカ」様の属国に喜んでなるという意味ではなく、中・露・韓の属国になるぐらいならアメリカの属国になった方が「マシ」という意味です。

これがかつての欧米列強の植民地だったアジアの国々が、当時の日本を欧米や中・韓ほど悪く言わないのと同じ理由です。

日本は敗戦国なので、国としてこのような第二次大戦の真実を主張する事はできないでしょう。
しかし逆に、中・韓以外のアジアの国々とは非常に近い「歴史認識」を共有できるとも言えるのです。
つまりこういう国々とこそ、仲良くし、より強く協力し、友好関係を大事にすべきなのです。

先の戦争をまったく反省しない愚かな旧欧米列強より、アジアを優先すべきなのです。
人類の歴史上、特に極悪非道だった第二次世界大戦中のドイツ・日本と言われますが、ならばなぜドイツ語はドイツとその周辺の一部の国(スイス・オーストリアなど)だけ、日本語は日本国内だけという、非常に狭い範囲でしか使われてないのに、英語・スペイン語・ポルトガル語は海を隔てたまったく接点のない遠い国々の多くで使われているのかと問いたい。
これこそが、戦勝国も世界の侵略者だった証ではないのですか?と。
もっともだからといって、戦時中の日本がした事が許されるわけではないですよ?

人類は愚かなので、恐らく第三次世界大戦はいつか必ず勃発するでしょう。
そうなった時に、日本は蚊帳の外で高みの見物をできる可能性はほぼ無いに等しく、むしろどういう陣営になるか分かりませんが、戦争の主要国になってしまうでしょう。
それで運良く戦勝国側になり、新たな「歴史認識」や「主義・主張」ができた時にこそ、第二次大戦とはなんだったのかというのを正しく述べる資格と機会を得られると思います。
同時に、第二次大戦での敗戦国という経験を忘れずに生かして、偏った認識や偏った主義・主張がまかり通らないように働くべきでしょう、東京裁判で日本を正しく弁護したインドなどのアジアの旧植民地国のように。

日本が真に世界に貢献できる国になるのは、そんな未来なのかもしれません。
ちなみに別に日本こそが、そういう役割を担える崇高な国・民族だなどと言いたいわけじゃありません。
私は中華思想のような、自民族や自国こそが、世界で一番優れているなどという考えは全く持っておりませんから。
他の国や民族が、そういう事を行ってくれても良いわけですし、できるはずです。
ただ残念ながら、今の世界ではそれはどこの国・民族もできないし、やろうとしないのです。

コメントの投稿

非公開コメント

カウンタ
プロフィール

ウホッ!いい男

Author:ウホッ!いい男
異世界転生を待ち続ける中高年のおっさん

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR