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憲法改正は必要か?

マスゴミと野党の異常なまでの攻撃の裏には、憲法改正阻止の意思が働いているとの見解を示す人が出てきた。

その見解が正しいかどうかはここでは述べない。

憲法の改正は必要か否かという点について、持論を述べたいと思う。

時代や場所によって価値観が変化してきたように、憲法は未来永劫正しいものである事はまずあり得ない。

護憲派は憲法を宗教の経典か何かのように勘違いしているのではないか?

そもそも宗教の経典は、解釈こそ時代や場所で様々に変化し、それによって「宗派」という分裂が起きたが、原典はそのままだ。
どんな宗派のキリスト経でも、読む聖書は一言一句同じものだし、イスラム経もそうだろう。
だからこそ、「争い」が起こるのだ。
開祖の教えや言った事は、この世の不変の真理であると頑なまでに思い込んでいるから、それが現実世界と合わなくなった時に、「いや実はこれはこういう意味だ」と解釈でなんとかしようとする。
この「解釈」というのは、自衛隊の存在を肯定するために件の日本国憲法についても行われてきたことだ。
原典をそのままに、「解釈」で現実と刷り合わせようとするから、そこに矛盾や違いが生まれてしまう。
そしてその「矛盾」や解釈の「違い」が、分裂を生み、争いを生むのだ。

これは国や人類にとって、マイナスになることはあってもプラスになる事は無い。

そもそも日本国憲法は、未来永劫変えては行けませんなんてどこにも書かれていない。
変えても良いからこそ、憲法を変える場合は、こういう手続きを踏んでくださいってのが決まっているのだ。
日本人なら、小学校・中学校の社会の時間で必ず習うはずである。
ただし国の最高の法を、愚かな権力者や民衆の気分や都合でホイホイ変えられたらたまらない。
だから改正の条件は、非常に厳しく設定されているのだ。

・国会議員の3分の2以上の賛成
・国民投票で半数以上の賛成

数年前までは憲法改正を口にすることすら許されない風潮があった。
言論・思想・信条の自由が保障されているにも関わらず。
憲法改正が憲法で禁止されていないにも関わらず。

憲法でも特に「戦争放棄」をうたった9条は特にそうだ。
「9条教」と揶揄されるほど、狂信的にそれに固執する人間が多い。
別に9条が間違っているとか、否定をしているのではない。
国が掲げる憲法の条文としては、非常に素晴らしいものである。
しかし現実問題として、世界情勢がそれを許さないわけで。

いくら日本が「戦争しません」と言ったって、攻めて来られたら戦争になります。
「戦争」は1国だけで起こる現象ではないからです。

自衛隊も現実問題として無くす事はできません。
永世中立国として有名な、スイスでさえ「軍隊」は持っているわけで。

中国や北朝鮮が、あれほどの挑発を平気でやってくるのも、憲法9条によって日本は反撃してこないと分かっているからです。
自衛隊や在日米軍が居るので、最後の一線をかろうじて越えてないだけです。
しかしそれが越えられてしまうのも、時間の問題でしょう。
もはや「解釈」という屁理屈で対応できる情勢ではなくなりつつあるって事です。

日本はいかなる理由があろうと、先制攻撃は決して致しませんという所だけ残し、ただし国民の生命と財産を守るために「軍隊」は所持しますし、国際法で認められている「これをやられたら攻撃しても良い」という事をやられた場合はその限りではありませんぐらいの、強い姿勢を盛り込んだ条文にすべきと個人的には考えます。

現状を見ないで、現状に合わないお題目を狂信し続けるのは、イスラム原理主義とかいうテロ集団と同じです。

宗教の経典・教義は人類科学の進歩を妨げたり後退させたという歴史的事実もあるわけです。
それは、その宗教の経典や教義が悪いわけではありません。
この世に不変のものなど無いのに、不変のものとして他者にまで強制した事が悪なのです。

憲法も同じです。
時代や状況に合わなくても、頑なに改正を拒むのは悪です。
そして、憲法改正派は定められた正規の手続きを踏んで改正しようとしているわけです。
かたや護憲派は、他者には法を守れといいながら、そのためなら違法行為を厭わない連中です。
それについて批判されたり逮捕でもされようものなら、不当逮捕だ、法律の方が間違ってるとか言い出す始末です。
他者の言論の自由を制限するような事をしておいて、自分たちだけ言論の自由を主張する。

絶対的に不変で正しい法なんてものは、私は殺人と窃盗の禁止ぐらいだと思ってます。
これも宇宙から見たら、あくまで「人類」が存続している限りであって、人類が滅亡してしまったら消滅する価値観です。
つまり「不変」ではないわけですよ。

いろいろ述べてきましたが、それでもなお改憲すべきでないというなら、まず中国と北朝鮮を何とかして下さい。
ロシアや韓国もです。
日本と国境を接している(といっても正確には公海というどこの国にも独占権のない海が日本の場合は周囲に存在するので、国境を接している国はありませんが)国で、どう見ても友好国であり、日本を侵略なんてあり得ないと思えるのは、台湾とフィリピンやインドネシアなどの東南アジア諸国、およびアメリカぐらいでしょう。
中国・北朝鮮・ロシア・韓国が、日本人の多くがそう感じる国になれば、憲法を改正する必要は無いし、改正案が提出されても否決されると思いますよ?

北朝鮮の拉致や韓国の竹島不当占拠の事実を国民に隠し通せた昭和の時代とは違うんですよ。
人間だれしも、叩かれそうになったらとっさに手で顔を庇いますよね?
今の日本はまさにその状況だって事です。

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