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電源に見る日本製と海外製の違い

どこかで電池の詐欺商品の話が出ていたので。

自作機において、一番高品質が求められるのは、CPUでもグラフィックカードでもHDDでもない。
実は電源ユニットなのだ。
電源ユニットの品質とは、長持ちする「耐久性」と、最大出力でもいかに電気を供給し続けられるかという「安定性」がある。
また最近では節電だのエコだのの影響で、ロスの少なさも求められている。
80PLUS GOLDだのSILVERだのって規格がそれだ。
これら全てにおいて、圧倒的な品質を誇るのが、日本製の電源ユニットである。
もっと言えば、日本製コンデンサ搭載製品である。

コンデンサというのは、電気を貯める事のできる部品の事で、どんな電気製品にも必ず電源部分にこれが入っている。
なぜなら、家庭用の電源というのは「交流」であり、電気製品は「直流」じゃないと動かないからだ。

このコンデンサは日本製が世界でも抜きん出て性能が良い。
長持ちするうえに、出力の安定度やエネルギー効率などが良いと言われている。
なぜ日本製はこのように優れた部品類が多いのか?

まずインチキを悪い事だとも思わないし、むしろどんだけインチキできるかしか考えない国の人達は論外。
欧米は品質よりもコストにこだわる。
それは経営者から末端の労働者までそうだ。
どこまでコストを削っても、訴えられない程度の品質が保てるかを経営者は考え、労働者はどこまで手を抜いてもクビにならないかを常に考える。
だから同じものを作らせても、品質が悪いのだ。

トランプがアメ車が日本で売れないのは、日本の規制が厳しいからだなどとほざいたらしいが、そもそも品質が違うから売れないのだ。
右ハンドルの国へ左ハンドルのまま輸出してくるような、コスト最優先、客のニーズや満足は二の次三の次で、どうして売れると思えるのか?
日本の官僚や政治家どもは、その辺をビシっと言ってやればよかったのに。

日本は労働時間当たりの生産性が悪いと言われる。
だから長時間労働が日常茶飯事なのだと批判される。
だが逆に考えれば、とことんまで品質を高める、一切の手抜きや妥協を許さない。
だから1つの製品を作るのに、他の国の人間の倍以上の時間が掛かるとも考えられないだろうか?

コンデンサという、非常に単純な構造の部品でさえ、日本製と他国製では圧倒的な差が付く。
それらの積み重ねが、日本車がアメ車に勝る理由でもある。
それが分からない無能っぷりを、日本のありもしない規制のせいにするとか、どんだけ自己中なのかw

同じ予算で同じ製品を日本人と外国人に作らせたら、確実に倍の時間を働いてでも「そこまでしなくてよい」というレベルの品質のものを作るのが日本人だ。
この程度の予算なら、このレベルで十分だろうと勝手に判断し、手を抜き少しでも早く作業が終わる事を優先する。
そんな賃金でそんなに長時間働くなんて、馬鹿じゃね?と笑い見下すのが欧米人。
しかしその結果、日本製品に市場のシェアを奪われ、あろうことかそれを何かインチキしてるに違いないと言う。
君らの怠慢が原因です。
できるだけ楽をして金を沢山稼ごうという、日本では忌み嫌われる価値観が原因なんですよ。
いくら有能な社員を高給で雇って対抗しようとしても、その半分のコストで日本はそれ以上の品質の製品を作るでしょう。

日本人が人類の中でも特に器用だとか有能なわけじゃないのです。
ただ病的なまでに拘る民族性があるだけなのです。

もし日本製品に勝ちたいのであれば、日本にてめーらの製品を押し売りするのではなく、日本人に「できるだけ楽をして沢山金を稼ごう」という怠慢な価値観を植えつければ良いのです。
世界中にてめーらの価値観を押し付け、洗脳してきたようにね。

ちなみにこれを実践している国内企業の代表が、ソフトバンクですw
あれほど顧客の評判が悪い事で有名なのに、他の日本企業より遥かに儲けて、成長して大企業になった。
コスト最優先の経営だからです。
お客様のためなんてこれっぽっちも思ってないし、やる気もないからです。
契約取っちまえば、売っちまえばこっちのもんだからです。
だから他の日本企業が、それはさすがに客に失礼だろって所までコストを削り、品質を落とせるのです。
つまり「安かろう悪かろう」の典型ですね。

欧米企業はそれでも、訴訟王国なのでこれ以上削ったら訴えられて裁判で負けてかえって損害を被るという限界点があります。
しかしソフトバンクや中国・韓国企業にはそれが無いんですよw
日本は欧米のような訴訟王国ではありませんので、実際にそういう経営をすれば欧米より限界点は低くできます。
中国や韓国はそもそも法律を守るって概念が、育ちや貧富に関係なく、ほぼ全ての人間に無いですからねw
それこそ段ボール肉まんでも、プラスチックが混じった米でも、何でもやりますよねw

私は日本人は確かに働きすぎだと思います。
しかし世界中が日本と正反対ともいえる、労働の価値観をもっている以上、そうしないと生き残れないのです。
だから世界にあわせて日本人も、もっとてきとーに仕事しよーよ。
時間内に品質落としてでも終わらせようよ。
とはなってほしくありません。
トヨタが改善という理念を世界に広げているように、いかに賃金が安くても、いかに時間が掛かっても、受けた仕事は最高の品質で仕上げるべきという日本人の価値観や美徳を、もっと世界に広めるべきだと思います。
そうすれば、時間当たりの生産性や労働時間は日本並みに落ちるはずです。
相対的に日本人の労働時間は短くなるのですw

労働時間を減らすために、人員を増やしたり給与を上げてご機嫌を取ったりするでしょう。
それにより人件費という、コストのなかで一番大きな割合を占める部分が増えるので、おのずと売る製品やサービスにもそれが上乗せされ、高くなっていきます。
そうすれば、日本は無理して長時間のサービス残業をしなくても、十分売れるレベルの値段設定を行えるようになります。
今まで100円じゃないと売れなかった商品が、1000円で売れるようになれば、従業員の給料を上げるなり、人員を増やすなりもできるわけで、労働時間も短くなるでしょうから。

そもそも日本は言われるほど、経営者は高給ではないです。
欧米に比べてればですけどね。
日産の社長に欧米人であるカルロス・ゴーン氏が就任した時に、その報酬の高さが批判されましたが、あれが欧米では当たり前なんです。
逆に言えば日本は大企業の社長といえど、何億・何十億なんて年収は貰ってないって事なんですよ。
自分の才能を売り物にして食べている、スポーツ選手や漫画家や芸能人や、あるいは企業でも創業者なんかは別ですけどね。
経営者からしてこうなのですから、労働者の給料が時間換算して欧米並みになんてなるわけがないんです。
資本主義でありながら、世界でもっとも共産主義的な社会なのです、日本は。

日本人はお金に対して、良い印象を持ちません。
お金というのは、基本的に「悪」だと考えます。
欧米人にっとては、お金は「善」であり「全」です。
その辺の価値観や文化の違いも影響しているのでしょうね。

俺はこんなにお金を貰えるような人間じゃない、そんなに仕事してないと考えるのが日本人。
俺はこんだけすごいんだから、これぐらい貰うのは当然、ってゆーか足りねーよwwwってのが欧米人。
だから同じ給料でも、欧米人より仕事をしてしまう。
結果として、高品質な製品が、高品質なサービスがどんどん生まれてしまった、値段の割りに。
これが今の日本を欧米人にすげーと言わせてるカラクリです。

日本みたいになろう、日本製に勝てる品質のものを作ろうとしたら、まず価値観を変えなければ一生かかっても無理です。
お金が全て、お金が人間の価値を表すなんて思ってるようじゃ、無理ですおって話です。

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