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日本人は手先が器用というステレオタイプについて

日本人のステレオタイプに「手先が器用」というのがある。
日本製品が高品質であることや、アニメ・漫画などに見る緻密で繊細な線の絵や、あるいは様々な競技やパフォーマンスの芸が細かい、他を圧倒する緻密さがあるなどの印象から、そう言われるのでしょう。

しかしながら、人間というのは日本人だろうがアメリカ人だろうが、黒人だろうが白人だろうが、「能力」というものに大差は無いと思っています。
たしかに皮膚の色が違ったり、髪質が違ったり、あるいは黒人の方は相対的に運動能力が優れていたりしますが、それは先祖から受け継いだ遺伝子や育った環境によるもので、日本人でも長年狩猟生活をしていたら、今頃は筋肉モリモリで運動能力に相対的に優れた人種になっていたかもしれないのです。
つまり「平均値」の違いであり、「最大値」や「最低値」は人間である以上は同じであろうと。

では日本人は「手先が器用」というステレオタイプは、正しくないのか?と言えば、それも正しいと考えます。
それは他の人種や民族と比べて「相対的」に、あるいは「平均値」が優れているという意味で。

どういう事かと言えば、人間の能力をゲームのステータスのように数値で表せたとした場合を考えてみましょう。
「器用さ」というのはゲームではよく「DEX」と表されます。
「器用」を意味する英単語の略称だったと思います。
これの最大値や最低値は、白人も黒人も日本人も「人類」である以上は同じです。
しかし国や民族ごとに、この「DEX」の平均値を取った場合、日本人が平均60だとしたら、その他の外国人は40ぐらいみたいな、そういう違いはあるだろうと。

日本人のDEXの平均値が高くなる根拠は2つあります。
1つは「箸」を使って食事をする文化である事。
もうひとつは「漢字」を使う民族である事。

箸は古代中国の影響を受けている国、現代の中国自身や朝鮮半島の国と日本、台湾もそうですね。
それらの国においては、幼少の頃より箸で食事をします。
西洋化、欧米化が進行した日本においても、箸が使えない日本人は皆無です。
そして箸で食事をするのは、スプーンやフォークや、あるいは手づかみの民族も居ますが、それらより遥かに難しいです。
つまり箸を日常的に使う日本人は、手や手の指のコントロール能力がその分「鍛えられてる」事になるのです。
だから細かい作業が得意であったり、匠の技術みたいなのを持っている人が多い。

これは例えれば、野球をした事はないが、体を鍛えるためか、健康のためかで幼少より素振りはしていた人と、はじめてバットを持った人では、同じ時期に「野球」を始めても上達スピードが違うみたいな事です。
素振りをしていた人は、腕の筋肉もそうですが、バットコントロールの能力値がすでにある程度高い状態。
それを実際に球が撃てるレベルまで上げるのに、必要な経験値が少なくてすむ。
こういう理屈で、文化や生活環境の違いから、手先の器用さの平均値が相対的に高い日本人は、欧米人より短期間で高いレベルまでそれを上げる事ができると考えてもおかしくないでしょう。

もうひとつの漢字を使う事が、どう手先の器用さに影響するのか?
最近はパソコンなどの普及により、特に大人は手で文字を書く機会が極端に少ないですが、それでも子供の頃から漢字を書いてきたわけで、漢字がまったく書けないとか、書いたことない人は居ないでしょう。
「漢字」というのは、欧米の「アルファベット」に比べて、非常に複雑な文字です。
画数も圧倒的にアルファベットより漢字の方が多いです。
これは、漢字をコンピュータ上で再現する時に、アルファベットより多くの「ドッド」を使う事からも分かるでしょう。
アルファベットというのは、日本で言う「半角」で表現できますが、漢字やひらがなは「全角」でないと表現できません。
単純に考えて、2倍のドットを使わないと正しく表示できないのです。
ちなみに日本語でも「カタカナ」は例外的に半角で表現が可能な文字です。

コンピュータの文字でもこれだけの違いが出るものを、日常的に「書く」ことを日本人をはじめとした漢字文化圏の人はしています。
これはつまり、ペンで何かを書くという技術、ペンをコントロールする能力が日常的に鍛えられていると言えるでしょう。
だから日本人の書くアニメや漫画の絵は、外国人から見るとすげーとなるのです。
真似しようとしてもできないのです。
ちなみに、日本人が英語の筆記体の文字を書くと、そのあまりの上手さや綺麗さに欧米人は驚くそうです。
常日ごろからアルファベットより複雑で細かい構造の漢字を書いている日本人ですから、より単純な英語の筆記体を欧米人より上手く書けるのは、別に不思議ではありません。
対して、欧米人が漢字を書くと、小学生でももっと上手く書けるぞってレベルで下手糞です。
ひらがなですら、何とか読めるレベルでしか書けません。
アルファベットに比べて、構造が複雑で細かいからです、日本の文字は。

普段から高度な数学の計算を行っている人が、算数の問題を解くようなものなのです、日本人が英語を書くというのは。
欧米人はその逆になるって事ですね。

そしてこのペンのコントロール能力というのは、絵を描く際にも当然ながら発揮されます。

日本にはプロの漫画家・イラストレータであると言われても納得してしまうほど、絵の上手い素人が沢山居ます。
欧米人のオタクが書いた、何かのアニメや漫画の絵と、日本人のオタクが書いたそれとを比べてれば、上手さの違いは一目瞭然でしょう。
漢字を書くことにより、日本人のDEXは60あり、欧米人は40しかない。
アニメや漫画の絵を上手に描けるのに必要なDEXが80だとしたら、日本人は20だけ上げれば良いわけですが、欧米人は40上げないといけない。
レベルアップにかかる時間や、稼がなければいけない経験値が欧米人は多いわけです。
だから日本人のプロレベルの絵が描ける人が少ないのです。

ちなみに同じ箸と漢字を使う文化である中国人や台湾人は、日本のオタク絵の分野でもすでに欧米より優れている事が証明されています。
中国や台湾のオタクの人の書く、日本のアニメや漫画のファンアートは日本人の素人で上手い人と比べても遜色がありません。
箸は使うが、漢字は使わず、東洋版のアルファベットとでも言うべき「ハングル文字」を使う韓国人よりも、上手いですw

最近のアニメは、海外に動画の作成を発注する事も当たり前ですが、韓国のスタジオより中国のスタジオの方が、クオリティが遥かに高いです。
エンディングのクレジットを見なければ、中国人が作画に参加している事が分からないほどでしょう。

このように中国や台湾、次点で韓国などは、日本同様に高品質な製品を作れる素養が実はあるのです。
なぜ劣化コピーしか作れないのかといえば、それは「作れない」ではなく「作らない」だけなのです。
アニメや漫画のファンで、自分でもそれらのイラストを書こうって人は、当たり前ですがそれが好きで好きでたまらない、ものすごい情熱で一生懸命書く練習をしたり、実際に描いたりしてるはずです。
だから箸や漢字で鍛えられた手先の器用さが、遺憾なく発揮されるのです。
上手くなるスピードも速いのです、欧米人に比べて。

ところが中国人や韓国人というのは、仕事に対して情熱が発揮される事はありません。
昨日も書きましたが欧米人と同じく「いかに楽して金儲けするか」しか考えないからです。
中国人や韓国人が情熱を燃やすのは、「反日」活動だけですw
その情熱を仕事に向ければ、それこそ本当の意味で日本に追いつくのも追い越すのもできるはずなのに、馬鹿だなぁと思います。

欧米人で手先が器用になりたい人、アニメや漫画の絵を上手く書きたい人は、普段から箸で食事をしたり、漢字を書く練習をすれば良いと思います。
子供の頃からそれらをやっていれば、日本人並みの器用さは身につきます。
日本人である必要はありません。
人間でさえあれば、生活習慣や文化によって、能力はいくらでも上下するのです。

元のDEXの平均値が60ある日本人を見て、悲観する必要はありません。
日本人の倍の時間、鍛錬を積んでDEXを上げれば良いのです。
そうすれば欧米人でもアニメや漫画の絵を上手に書けるDEX80に到達できます。
日本車並みの品質を誇るアメ車だって作れるでしょう。

これが「手先が器用」の真実です。
アニメや漫画や反日に捧げるのと同じぐらいの情熱を、仕事にも捧げなさい。

今も昔も、国力というのは人口に比例するのです。
日本が小国でありながら、先進国になれた、その地位を維持できているのは、日本人が優秀だからではありません。
日本より人口も国土も広い国の人間が「怠慢」なだけです。
中国・アメリカ・ロシア・EUとして一つに纏まったはずのヨーロッパに言ってるのですよ?

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