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アニメ違法サイトとアニメータの給料

日本のアニメータの薄給は有名な話です。
違法視聴するやつ等が居るから、いつまで経っても日本のアニメータは薄給のままだという声も、違法視聴やサイトを批判する理由のひとつとして、よく聞かれます。

しかし、果たしてそうでしょうかね?

まず断っておきますが、違法視聴や違法サイトを擁護するつもりはまったくありません。

さて、仮に違法サイトのアクセスを遮断したり、そういうサイトが潰れたり、あるいは違法視聴者が逮捕できるようになったとして、日本のアニメータの給与が上がるでしょうか?

答えは、「変わらない」でしょうねw

なぜなら、一度作って収めてしまえば、その後にBD化したものがいくら売れようが、その儲けはアニメ製作会社にまでは渡らないと思われるからです。
「この金額で、こういうアニメを○話作って下さい」で終わってるからですよ。
発注元である大手の出版社やテレビ局や広告代理店(?)が、それをテレビ放映後にBD化して、めちゃくちゃ売れたとしても、潤うのはそういう企業だけで、それを作ったアニメ製作会社や声優さんに、追加報酬がある可能性は低いという事です。

これは漫画の原作者などが、不満を述べる形で暴露してますよね?w
BDではありませんが、大ヒットした漫画原作映画の、某ローマの風呂コメディー(?)などは、当初の原作使用料である100万円だったかな、それ以外は貰えてないと原作者が嘆いていたという話があります。
銀魂の原作者も、映画がいくらヒットしようが自分とこには1円も入ってこないので、それよりコミックを買ってくれと言ってた話もあります。
漫画の場合は、アニメよりまだ恵まれていて、コミック(単行本)に関しては、売り上げに応じて原作者にもその利益が還元される仕組みがあるからです。
これは、たぶん小説などの漫画以外の書籍もそうだと思います。

ところがアニメに関しては、そうなってない。

新しいメディアである映画・レコード・テレビは、製作者を搾取して、てめーらだけ儲かる仕組みを永遠と続けているのではないかということだ。
つまり、違法視聴を批判するなら、同時に売れた分だけ製作者にも利益が還元される制度を整えろよということです。
そうして初めて、違法視聴するやつらが居るから、違法サイトがあるから製作者がいつまでたっても薄給のままなんだ!との批判にも説得力が出てくるってもんです。

絵もかけない、文章も作れない、演技もできない、ただ他人が作ったそれらのものを利用しているだけにすぎない、寄生虫だけが肥え太る仕組み、とっとと改善すべきです。
でなければ、音楽業界と同じくどんどん衰退するでしょう。
あるいは、欧米資本などに日本のアニメは牛耳られるでしょう。
欧米資本が、「制作費としてこんだけ出す(日本よりはるかに高額)。また売り上げに応じてこんだけバックマージンを払う。」と言ってきたら、日本のアニメ製作会社は日本企業からの依頼は受けなくなるでしょうからねw

そうなってしまっても良いなら、搾取を続け、搾取制度を維持したままどんどん違法サイトを潰すなり遮断するなりしていけば良いでしょう。

最近は、定額でアニメ見放題という欧米資本のサービスも出てきてますよね?
見放題と言っても、そのネット配信企業が買い取った作品だけですけどね。
当たり前ですが、こういうサービス、いくら視聴が多い人気作品でも、欧米資本の配信企業は、版権元である日本企業には、最初に買い取った金額、あるいは契約した金額以上は払わないでしょうw
そうやって、今度は自分たちが搾取される側になるわけですw

まぁ資本主義という経済が、もともとそういう搾取される人と搾取する人で成り立ってるものなんですがね。
貧富の差、格差が広がることで成長する経済なんて、この先ずーっと人類の主要な経済システムとして続くとは思えませんね。
絶対王政が民主主義にとって変わられたように、必ずや儲けをてめーだけが独り占めできるシステムも、別の形態の経済システムに倒されるでしょう。
ちなみにそれは、共産主義・社会主義ではありませんw
今の共産主義・社会主義は、単なる独裁政治の言い訳に使われるだけだからですw

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