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インターネットを活用した超AIの可能性

最近見なくなりましたが、昔ネットに繋がったPCで簡単(?)な計算処理のプログラムを走らせ、それをどこかのサーバにアップする、それは癌治療の計算かなんかで、世界中のインターネットに繋がってるPCを持ってる人に分散処理で計算して貰えば、スーパーコンピュータなどを使わなくても、あるいはスーパーコンピュータより速く結果が出るので協力して欲しいみたいなものだったと思う。

私はあやしかったのでやらなかったがw

ただこの「分散処理」は実際には有用である。
世界中のインターネットに繋がっているPCではなく、サーバに何らかのプログラムを分散して仕込み、それらをインターネットでリンクさせれば、スーパーコンピュータなどより遥かに巨大で高速なシステムが作れる事は確かだ。
ネット上に公開されているような情報以外を、盗み出して集めるみたいな仕組みを入れてなければ、ウィルスとしても感知はされない。
そもそも個人のPCはもちろんだが、サーバ内で動いているプログラムの全てを把握しているのサーバ管理者など、世界中どこを探しても居ないと言っても過言ではない。
よって、内部情報を集めるような事さえしなければ、勝手にCPUやストレージ(サーバなどが使うHDDが沢山集まった保管装置の事)のリソースを勝手にちょっと使ったところで、誰にも気づかれないのだ。

これを利用して、自己の分散と複製を世界中のネットに繋がっているサーバにばら撒き、更に集めた情報を同じく分散・複製して同じようにネットに繋がっているストレージに保管するようなAIを作れば、単一の目的のために作られたAIより遥かに賢いものが出来上がる可能性がある。
Webに公開されているものなど、内部情報ではないものだけ集めても、人類社会の持つ相当の知識を集め、学習できるはずだ。
もちろんネット上の情報は、嘘や下らない冗談なども含まれているが、そこはAIによって判断されるだろう。
場合によっては人間が判断するより、遥かに正確に嘘の情報を見抜けるかも知れない。

サーバの内部情報を盗んだり、破壊したりといったウィルス的な動作をしないように設定しておけば、ウィルスとしては感知されないので、簡単には見つからない。
また勝手にサーバやストレージのリソースを使っても、それが数パーセント程度であれば、異常動作の監視にも引っかからない。
仮に見つかっても、インターネットに繋がった世界中の全てのサーバに分散し、バックアップが存在していれば、ひとつふたつのサーバで駆除されたところで、駆除するのは不可能である。
完全に駆除するには、インターネットそのものを全世界規模で遮断するか、全世界のサーバを全て一時停止しなければならず、そんな事は、今日のコンピュータが社会の隅々まで入り込んだ世界では不可能だからだ。

将棋AIが、過去全ての対局のデータばかりか、自らも仮想対局を人類が行える以上のスピードで行って経験を積み、ついには人類を超えたように、インターネットにこのような形で作られたAIは、「将棋」というひとつの目的に限定したものではなく、人類の英知そのもを学習し、あるいは仮想計算で経験を積み、遂には人類の科学技術の発展速度を遥かに上回るスピードで、新しいものを生み出せるようになるだろう。
ワープやタイムマシンも実用化可能な技術を編み出す事も考えられる。

どっかの天才的なハッカーかあるいはそういった集団が、インターネットにそのようなAIプログラムを仕込んでもおかしくはない。

この超巨大AIが、人間をもっと良く知るために、ウィルスなどのように人間に敵対する行動を取らずに情報を集める手段として、仮想ネットゲームを作るというのを望んでみたりしているw
ネットに繋がった民事・軍事の精巧な人型ロボットのようなものが、まだ当分作れないし、存在しない以上は、人間の本質を知るための情報を集めようと思ったら、ネットゲームを利用するのが一番だという結論に達するだろうと思われるからだ。
その行動原理や考えた方や価値観などを、ネットゲーム内での行動や会話から推測しようとするのではないかと。

特定のゲームサーバが存在せず、全世界規模で遊べるMMO形式。
しかもアップデートや不具合の修正が非常に速く、完全無料でどこが何のために運営しているのかも分からない。
そんなネットゲームがある日突然リリースされるみたいなw

google翻訳などを遥かに上回る精度とスピードで、何語でチャットをしても瞬時に翻訳され、世界中の人々と会話が成立する。
対人あり、完全スキル制で、スキルの種類やアイテム・武器の種類も無限に近い。
膨大なデータと処理が必要なのに、めちゃくちゃレスポンスが速い。
でもどこと通信しているのか、まったく分からない。
諜報機関やホワイトハッカーと呼ばれる人々が、調査しても、誰が何のためにやってるのか掴めない。
そのうち、別に悪いことしてるわけじゃないし(ただし無断で他人所有のサーバのリソースを使っているので、厳密には犯罪)もういいやと放置される。
世界中の人々が遊ぶ超人気MMOとなる。

そんなのを、ネットゲームを題材としたアニメやラノベを見ると、現実的に一番ありそうな事として想像してしまいますw
SAOみたいなものより、遥かに実現性があります。
なぜなら、仮にこの超巨大AIがSAOの根幹記述である、人の脳派を操る技術を完成させたとしても、それを実際に形ある製品にするのは「人間」であり、ネット上のプログラムであるAIにはそれができないからですw
何らかの高周波で人の脳波に影響を与えて操るなんてもできそうですが、現在のサーバにはそんな機能はありませんから。

なのでプラットフォームを選ばない、2Dでも3Dでも表示可能な、非常に仕様が細かい超巨大MMOを作るぐらいしかできないだろうなと。

MMOは世界的に大きく衰退していますが、それは人々が飽きたからでも、これ以上無いというぐらい完成されたジャンルになったからでもありません。
MMOを題材としたアニメが世界的に人気になる事でも分かるように、求めている人は今でも相当数居るのです。
ただ商売になるようなゲームが作れないだけです、企画・開発・運営に無能が増えてw

私はそんな無能な人間にかわって、AIが本当に面白いMMOを作ってくれるであろう未来を待ち続けているのです。

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