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ウルティマ・オンラインとかいう傑作MMO

グラブルにも飽きて、やっぱりPC専用のちゃんとしたMMOがやりたくて、幻想神域とかいう台湾製の数年前に始まったやつをやってみた。
でもやっぱりなんかハマりきれない。

私がMMOというものにハマった切欠は、ウルティマ・オンラインというMMOの最高傑作と未だに言われる数十年前のゲームでした。
今の糞MMOと何が違うか?

まず月額課金制だったので、課金ガチャとかも当然なく、強さは主にプレイ時間に左右されました。
とは言っても、ウルティマ・オンラインにはキャラクターレベルは存在しません。
他のMMOではキャラクターレベルや職業レベルが上がると自然と覚えたりする、魔法やスキルが全て独立してレベルを持ち、それの高さによってPCのステータス的な強さが決まりました。
戦闘系のスキルは、割とすぐに最大のレベル100まで上がりましたので、誰でも数十日でレベル制MMOで言えば、カンスト状態になれました。
そのぐらいの差しかないので、PT組んでダンジョン行くにしろ、対人戦にしろ、プレイヤースキルというのが非常にモノを言う世界でした。

またウルティマ・オンラインは、今の糞MMOと違って、ひたすら戦闘してレベル上げたりレア集めたりが目的ではありません。
従って、すごい強いレア武器とか防具とか、そういうものは存在しませんでした。
というか、そもそも装備品には耐久値というのもがあって、今の課金ガチャ産レアのように、一度手に入れたら一生使える仕様になってませんでした。
一応、耐久度は修理である程度は回復させられましたが、修理を行うたびに最大耐久度が減って行く為、最後は1回2回攻撃したらすぐに壊れる状態になってしまいます。
これによって、武器・防具の需要が永遠に発生し続け、それらを作る生産職が食っていける世界になってました。

SAOなんかで出てきたマスタースミスという称号は、もともとはウルティマ・オンラインのものです。
作者はこのMMOをずいぶんやってたんだろうな、というのがわかります。
生産系スキルをマスターにする事の大変さw
私もマスタースミスになれた時は、まじで部屋で踊りたくなるぐらい嬉しかったのを覚えています。
今のMMOでそこまでハマれるのありますかね?w

ダンジョンも特にボスが居たりするわけでもなく、ダンジョンというMAPが存在するという程度でした。
クエストも当然ありません。
戦闘するのも、素材集めするのも、生産するのも、全て活動資金や資材を集めるためという、リアルの世界で食うために働くのと同じような体験ができました。
マギノビなんかが、生活系ネットゲームと言われてましたが、あれより遥かに自由度もリアルさもありました。

ウルティマ・オンラインの特徴のひとつであり、コンピュータの性能やネットの回線のスピードが上がったにも関わらず、未だにどこの開発も真似できない機能がひとつあります。
それはフィールドMAPにユーザーが自由にマイホームを建てられるという事です。
そして、それらはリアルタイムに他のプレイヤーの目にも反映される。
建築可能な土地には条件があって、正確にはどこにでも建てられるわけじゃなかったですが、少なくとも専用MAPに入らないといけないとか、みな同じ形・広さの家とか、そういうのはありませんでした。
普通に敵や野生動物がうろついてたり、木や鉱石の山などの素材が沸いてるような場所に、ポンと建てられたわけです。

ウルティマ・オンラインの最終目標のひとつに、マイホームを持つというのがあったぐらいです。

またこのフィールドMAPは、全てが繋がっており、今の糞MMOのように、特定の場所からしか隣のMAPにいけない、しかもいちいちローディングするなんて事はありませんでした。
地域ごとに管轄するサーバが違う、分散処理にはなってましたが、例えば平原の端まで行くと、一瞬止まるぐらいで、すぐに別のサーバが管理しているすぐ隣の地続きのMAPに入り込めました。
当時はCPUの性能も、通信スピードも今より遥かに劣った時代なのにも関わらずです。

いやいや、今と昔じゃデータ量も違うだろう、どうせ2Dのショボイ画面だったんでしょ?
と言う人も居るでしょう。
しかしウルティマ・オンラインは、今のフル3DのMMOですら、やってない所が多い、完全3次元座標管理をしていました。
つまりX座標・Y座標だけでなく、高さを表すZ座標があったんですよ。
これを利用して、アイテムを積み重ねて、新しいオブジェを作るなんて遊びもあったぐらいです。
こんな事ができるゲーム、ウルティマ・オンライン以外には見たことありません。

もちろん既存のMMOでもアイテムが地面に置けるものは存在しますし、それで文字とか作ったりできるゲームもあったりはしますが、高さの概念が無いか、管理していないため、積み重ねるって事はできません。

SAOの世界はまさにウルティマ・オンラインが元になっており、そこにラグナロック・オンラインだのリネージュだの、当時流行ったMMOの仕様がちょこっと足されてる感じなわけです。
SAOみたいな世界作るのは無理だと思われるでしょうが、確かに人の脳波でゲームを操ったりするのはまだ当分できないでしょうが、少なくともキーボードやマウスやゲームパッドで操作できるSAOは作れるんですよ。
ウルティマ・オンラインという数十年前のゲームがそれに近い事をやれてたんですから。

ウルティマ・オンラインも時代の波に勝てずに、つい数年前に基本無料になったみたいです。
また日本産で一番ウルティマ・オンラインに近い「完全スキル制」と言われるMMOに、マスター・オブ・エピックというのがあります。
あちらはウルティマより前に無料に以降しました。
どちらのゲームも未だにサービスが続いています。
1年も持たずに消える紙芝居ネトゲが多い中でw

ただやはり20年近く前のゲームなので、画面の古臭さは否めません。

ウルティマ・オンラインの企画をした人が、2を作るとか、独立して新しいMMOを企画しているとかって話は以前ありましたが、それも一向に開発に着手したという話を聞きませんので、絶望的です。
このままFPSなどのアクション系の、Eスポーツとして成り立つゲームにMMOは淘汰されてしまうんでしょうかね。

基本無料ゲームも、全てのアイテムに耐久度を付けて、修理しても最大耐久度が落ちるので、一生は使えないという仕様にすれば、課金ガチャに次から次へと壊れ性能のレアなんぞ追加しなくても、集金できると思うんですがね。
生産という仕様も生きると思うんですがね。
なんでそれができないんでしょうかね?
企画が馬鹿なんでしょうね、きっとw

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