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外国語はイメージで覚える

まず人間が言葉を覚える時にどーするか?
赤ん坊は両親の話す言葉を真似て、反応を観察する。
同時に両親がどういう時にその「言葉」を言うのかを覚える。

そして次第に「言葉」と「イメージ」の整合性が取れた「会話」ができるようになるだ。

同様に日本語をマスターした日本人が英語なりの外国の言葉を覚える場合、日本語-英語のセットで覚えのではなく、その英単語が、英語の文章が、どういった場面でどのように使われるのかの「イメージ」で覚えるべきなのだ。
日本語ー英語の「翻訳」作業を勉強させられるので、難しいしモノにならないのだ。
翻訳はそもそも両方の言葉がマスターできてから、本来はやるべき勉強だ。

子供が外国語を覚えるのが速いのは、頭が柔軟だからではない。
自分の母国語を覚えたやり方と同じく、「言葉」を「イメージ」で覚え、理解しようとするからだ。
ネイティブの会話を聞いて「イメージ」で覚えれば、わざわざ「文法」なんて覚えなくても話せるようになる。
日本人だって日本語の文法なんて知らなくても、会話できるし文章が書けるだろう。
主語だの述語だの動詞だの助詞だのって言葉の分類を知らなくても、あるいはある単語が動詞なのか形容詞なのか、過去形なのか未来系なのか、そんなもん知らなくなったって何の問題もない。
そんなもんは、言語学者とかにでもならないかぎりは不要だ。

そんな不要な事を無理に絡めるから、余計に難しく時間が掛かってしまう。

小さな子供に言葉を覚えさせる教材とか、単語と一緒に絵とかでそれが何を意味するのか書いてあったりするだろう。
もちろん日本語をこれ以上別の手段で説明できないからだが、英語も本来はそのように学習していくべきなのだ。

そしてやはりネイティブと日常一緒に生活して会話しないかぎり、覚えられないのだ。

辞書が無い時代でも、外国語を話せる人は居た。
例えば、そもそも学校なんぞ無かった時代の、単なる漁民が遭難して、たまたま流れ着いたアメリカでしばらく生活した事で、英語が話せるようになって帰ってきた話だってあるだろ?
外国語を話せるようになるのに、「辞書」なんて不要だという証拠だよ。

翻訳家でも育てたいなら、今のままの英語教育を続ければ良い。
だが、英語を「話せる」人を育てたいなら、根本的に外国語教育を日本は見直すべき。

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