メルクリウスプリティー
PC98のDOSゲーム全盛期の頃に出た、「(嫁育)成シミュレーション」の一種w
この時代のPC98DOSゲーの「嫁育成シミュレーション」と言えば、プリンセスメーカー(通称:プリメ)が有名ではあるが、グラフィックの綺麗さやBGMの出来などは、こちらが上であると個人的には思う。
基本的なシステムは、「プリメ」のパクりと言われても仕方ないぐらい似ていて、日々のスケジュールに様々なパラメータを上げるための行動を指定していくのが基本。
プリメが野外に武者修行に行くモードがあるのに比べ、このゲームの「娘」はホムンクルスという人口生命体の幼生なので、成体になるまで保育器のようなビンから出られない。
そのため、過去の人や物事の記憶が結晶化したクリスタルというアイテムを使って、今のVRのような疑似体験をさせる事で、プリメの武者修行モードを実現しようとしているが、はっきり言ってこの辺はプリメの方が上回っている。
つまり、育成シミュレーションとしてはプリメの方が断然面白い。
しかし育成アドベンチャーとして見れば、メルクリの方が絵も音楽もストーリーも良いし、上という感じ。
なおプリメでもそうだが、嫁エンドに辿り着くのは難しいw
(注:プリメで嫁ENDが実装されたのは2以降であり、PC版の初代には嫁ENDは存在しない)
というか、それがゲーム的には目的じゃないw
つい最近、思い出しながらやり直してみたが、いろいろ忘れてしまってる上に、以前も言ったが「ネットの無い時代のPCゲームで、かつ攻略本が出ていたものは、ネット上に攻略情報が無い」の法則に当てはまっていて、調べる事もままならないので、辿り着けてないw
記憶の彼方にある嫁エンドのネタバレをすると、確か主人公とケコーンして母親となった元ホムンクルス嫁が、娘に自分の過去を誰か別の人の物語のような形で聞かせていて「こうして、ホムンクルスの娘は人間の女性になりました」みたいな締めくくりをして、娘が「その後、その人はどうなったのー?」って聞いたところで、人間の嫁となったホム子が「さぁ、どうなったんでしょうねw」と笑いながらアップの絵が出るみたいな感じで終わったと思う。
このように絵も音楽も良いが、ストーリーも結構良かった覚えがあって、私の中では隠れた名作だと思っている。
もし手に入れられる機会があれば、是非ともプレイして欲しい。
おまけ
パラメータについて
体力 | 戦闘が無いので、無理に上げる必要は無いが、スパルタ教育するならある程度は上げた方が良い |
戦闘 | 戦士系ENDを狙う場合はMAX999目指す |
抵抗 | 疲労が体力を上回っても、抵抗値を下回っていれば病気にならない(だったと思う) |
疲労 | これが体力値を上回ると、「病気」判定が行われる 「病気」状態ではクリスタル系以外の育成効果が著しく低下する |
知能 | 技術とともに、「クンスト」の成功率や生成物の質(売価)に影響 |
技術 | 知能とともにry |
神性 | 神系ENDを目指すならMAX999 |
魔力 | 魔族系ENDを目指すならMAX999 魔法攻撃力にも影響 |
従順 | 良い子度 嫁ENDには必須かも知れない |
情緒 | 感受性だと思われるが、エロさにも関係しており、これが高くないと嫁ENDは無理だと思われる |
感情 | やる気のようなもの これが低いとクリスタル系以外の育成効果が下がる |
・「祈り」や「ダンス」は900以上無いと最高の効果が出ない気がする。
・「クンスト」は感情が800ぐらいでも効果が変わらなかったと思う。
・クリスタル系は感情に左右されずに、効果が一定なので、感情を回復する手段が無い(休憩系クリスタルの手持ちが無い)とかの場合は、クリスタル系だけやらせとけば良い。
・高いレベルで維持した方が良い感情値だが、あまりに高いレベルで維持しすぎると、調子に乗ってスケジュール無視で喋りたいとか言って来たり、感情値が高いのに「学習」の効果が半分程度になったりする「つけあがり」などの状態になってしまう。
・この場合は、会話の「叱る」で一旦わざと感情値を下げて、再度上げなおせばなおる。
・「休憩」系のクリスタルによる回復は、これらの調子こいた状態も解除してくれる。
(ただし嫁エンドに必要だと思われる「色気」状態も単なる「上機嫌」にされてしまうので、最終日は注意)
なお全てのパラメータが500未満だと、育成失敗エンドとも言える「妖精になって言葉も話さなくなり、そのうちどっか行っちゃった」になると思われる。
なので会話や休憩は、心を鬼にしてなるべくやらずに、貯まった疲労や下がった感情は、なるべく休憩系クリスタルで一気に解消した方が良い。